見出し画像

ブラック企業経営者に同情するコト。


ただいま。ブラ男です。

自宅っていいですよね。

退屈な事考えずにベロベロに酔っぱらっても誰にも何も言われない。

ブログは楽しんでやらせてもらっているけど。

SEOっていうワールドワイドウェブの規律維持に貢献するたび、ただ無心に文字を打ち込むことに快感を覚える僕にとってテキストの設計は自分のコンテンツがありふれたものになっていく気がしてけっこう耐えられない時がある。


個人が偏見交じりに書きなぐるテキストが乱立していたブログ黎明期の10余年前が非常に懐かしい。

便利って退屈なんだ。


このコンテンツをブラ男の自宅って名付けて本当によかった。

何よりも、そんなリラックスできる空間、所謂noteを立ち上げてくれた運営の方々に本当に感謝である。

ありがとう、note。


+++++


みんなから忌み嫌われるブラック企業。

存在しなくても誰も困らないブラック企業。

正直、経営者の腕不足。

自業自得なんだから同情の余地はなくて。

ブラック企業経営者の「無茶」の「ツケ」なんだから嫌われて当然だよね。

今日はそんな自業自得なブラック企業に同情したって話。


+++++


ブラック企業の究極形態。


離職が止まらない。


入社した瞬間に新入社員が修羅の目つきに変わり、徐々にトロンとし出す。

吹っ切れたかと思いきゃ、社長に反抗し出し、収拾がつかなくなる。

日本のブラック企業のほとんどが中小企業だと思うけど、ブラック企業が爆発すると本当に人が定着しない。

片っ端から社員が経営者の抵抗勢力になっていく。

そうなったとき、経営者は結構思ってるんですよ。



やべえ回んねえ。


って。

だいぶ時すでに遅しなんだけど。

そこで初めて気づくブラック企業。

今まで人の事、雑巾だと思って接してきたから、大半のブラック企業経営者は、リカバリーの仕方がわからない。

雑巾だと思って接してきたヒトの形をした社員は、人だったんですよ。

とりあえず権力を持っていそうなベテラン社員に経営者が媚びを売りだし。

ベテラン社員が調子にのる。

この場合、デキるベテラン社員なら。

なぜそうなっているのか見抜けるから、

経営者に対して部下を人質ならぬ社員質にして、いい方に会社を操作しようとするんだけど。

ブラック企業のベテランなんて自己肯定感の断食中だから。

やっと自分の大切さに気付いたか!無能経営者め!って思いながらベテラン社員は「悦」という感情に飲み込まれていく。(これがお局のレシピ。)


こっからの軌道修正で経営者がとる行動の方法はひとつ。


お局化した社員を切るしかない。


かなり非道かもしれないけど、経営者が社員のすべてを迎合して労働者に対しての舵取りの機能を失うってことは、組織として崩壊をしているから。

経営者が社員に媚びへつらうようになったら、組織化しない方が強い。

どんな些細なプロジェクトでも社員の手中に落ちた時、それはフリーランスの方が強い。

でも、意外とビビりなブラック企業経営者。

この、モンスター化をしたお局を「切る」って行為が全くできない。

僕が同情しているポイントはココ。

さて本題。(ここまでまさかの前段。)


お局に迎合してんのは学級崩壊と同じだよ


社長が株式会社での利益で株や投資とかして特益狙って株式会社のチームビルディングは適当でいいやって人間なら言う事ないんだけど。

たいていのブラック企業社長はお局の存在に頭を抱えている。

そんな社長に僕が同情しているのは下記。


お局を見習って労働者が次々にワガママになっていく。


ってこと。

これをふまえて組織に何が起こるのか。

結論。(ブログみたいな書き方になっちゃった。たまには自宅でも背筋伸ばすよ。)


組織が成長しない


理由は下記。


▼指示に従わない社員が出てくる。

▼社員を「雇用」する事が目的になってしまう。

▼社員を「指導」することができなくなり、組織が成長しない。

▼本来繋ぎ止めなくてはいけない(会社に貢献する)社員が呆れて離職。



社員が既存案件という小海原で泳ぎだすんですよ。

有能な社員はドンドン離職していく。

本来は新規案件という名の社会の大海原に繰り出さなければならないのに。

池にいる鯉のように、口をパクパクさせてエサを待つ。

そんな集団になるんです。

(僕、今ベロベロに酔っぱらってこれ書いてるけど、これマジだよ。)


過去にあったエピソードをひとつ。

今でいうコロナウイルスみたいな。

「感染病の症状がある」って言って社員が喚きだした。(仮名・・・そうだね、今僕が飲んでいるレモンサワーから取って酸味君としようか。)

自己をコントロールすることができない酸味君は、感染病の疑いがあるまま出社を続けた。

そんなアホな・・・。

なぜそんなことをしたのか、理由は下記。

僕は好奇心の塊だから酸味君にインタビューした。

つまりはノンフィクション。


▼休んだら怒られると思って言い出しづらかった。

▼っていうかそもそも感染病の症状とはニアミスしてるから出社していいと思った。

▼医者は原因不明と言っている。

▼っていうかそもそも感染病の症状ないからオレ、感染病じゃないし。(言わずもがな酸味君は医師免許未所持。)



自分がブラック企業だと思っているそこのキミ。

これが本当のブラック企業だよ。

日本が、いや、人類が終了するかもしれない感染病が流行っているその最中。

症状がニアミスしている社員が目の前にいる。

生きる事の恐怖を感じることができる、それが真のブラック企業。



はてさて、酸味君は社員のバッシングにより経営者層から自宅療養を言い渡されるわけだけど。

在宅ワークしたい仕事クレと言い続ける酸味君。

僕だったら感染病の疑いがあるなんて臨時夏休みだと思ってしまうサイコパシー発揮社員だから、(ごめん、不謹慎ですね。でもここ僕の自宅だから・・・。ちなみに志村さんご逝去はめっちゃ号泣した。)気になって酸味君に電話して理由を聞いてみたら。

酸味君驚くべき発言。


僕が感染病の類似症状がでているのは今担当している仕事ストレス。担当を外せば僕は健康になるけどどうする?


サイコパス社員ブラ男とうたっている僕でも開いた口が塞がらなかった。

と、いうか、僕は経営者ではないのでそもそもプロジェクトアサイン権限はないわけだから・・・。

ブラック企業経営者に同情するのは、こういったところだ。


社員の主張が明らかに常軌を逸している。


これこそ、ネットスラングのひとつである「嫌なら辞めろ」だ。

僕はこのスラングがあまり好きではないのだけれど、この時ばかりは自分の心臓を殴って自身の強制一時停止を試みたほど、言いたい衝動に駆られた。

酸味君は、自分の健康を人質に担当を外せ!と言ってきたのだ。

勿論、イチ労働者の僕にそんな事言ってくる時点でお察しの通り、酸味君はお世辞にも仕事ができるとは言えないタイプだった。

労働基準法も知らないし、労災という制度も知らない。

でも好きなカードゲーム(バチクソ複雑)のルールは詳しい。

そんな社員なのだ。


もちろん、僕に言うほどだから他の社員も知っていた。

経営者に密告もされていた。

が、しかし、ブラック企業経営者は切る事をしなかった。

社員を切る事への怯えがブラック企業経営者の判断を鈍らせた。

人が辞める事は、必ずしも悪い事ではない。

組織のレベルや秩序を守る上では必ず必要な事だと思う。

人事にイズムがなくなってはブラックでもホワイトでもない。

待っているのはカオス企業だ。


リソースがなくなる事。

その事に経営者は怯えていた。

雇用が目的になっていた。

感染病の時期に仮病を使う社員を切るという自身のジャッジを疑ってしまうほど、社長は怯えていた。

見えない何かに。

おそらく、自分自身の弱さに怯えていたんだと思う。

ブラック企業経営者は、酸味君の上長(ベテラン社員)にプロジェクトから酸味君を外すように命を出した。


なんだ、ホワイトやん。


読者諸君。

甘い、ここからが恐ろしいところだ。

自分よりも遅く入社した社員の主張が通ってしまったベテラン社員。

当然酸味君の後釜も探さなければいけない。

そんな時間もない。

ワガママな酸味君の暴挙でベテラン社員に溜まるフラストレーション。


ベテラン社員の自己肯定感を飢餓状態にし、一気に悦を感じるほど承認欲求を注ぎ込むお局のレシピを逸脱し、酸味君の上長はお局と化してしまったのだ。

そう、嫉妬からくる虚無感だ。

雇用が目的になるとツケを払う事になる社員が必ず造反部隊となる。

自分よりも社歴が浅い社員の要望が通った事にひどく腹を立てたベテラン社員は、酸味君を虐めだしたのだ。

もちろん、ベテラン社員に倣え右の社員たちも酸味君を虐めだした。


酸味君にも非はある。

主張に論理性が失われている場合、その差異の分、自分自身に理不尽が跳ね返ってくるものだ。

酸味君の暴挙を目の当たりにした執行役員達も、どんどんワガママになっていった。

焦る経営者。

判断にイズムを失った組織は収拾がつかない。

とりあえず怒鳴ることしかできない。


「オレは社長だぞォォォォォォオォ!ブンブン!(拳の意)」


ああ、なんという事だろうか。

社長としては酸味君という社員一人を守ろうとしてしまったのだが、その浅はかで反吐が出そうになるくらい甘ったるい綿あめのようなジャッジにより、組織崩壊を招くのだ。

甘すぎると辛く感じるチョコレートのような判断だ。


迎合と指導は両極端の特性を持つ



社員を迎合しすぎると、指導ができなくなる。

時には迎合も必要だ。(っていうか指導だけでもついてこない。)

だがしかし、経営指針すらゆらぐような事態の場合、組織は社員よりも組織を優先せねばならない。

社員の集合体が組織だから、矛盾しているように感じるかもしれないけど、組織を守ったときに社員から賞賛されるような組織でなければならないのだ。


ブラック企業経営者は大抵そこをおざなりにしている。

売り上げが上がればいい。

ホワイトになりたいブラック企業経営者は社員の要望を聞けば社員は満足してくれるとさえ思っている。

そんな幻想が気づいたら敵ばかりの組織になってしまうのだ。


+++++


酸味君は会社を辞めた。(役員に辞めさせられた)

そして、酸味君の一件でワガママになった役員達も、造反部隊となって辞めていった。

社員を守るつもりが、会社が崩壊した。

辞めていった役員の後釜に収まろうと、魑魅魍魎のように増えるYESマン。



社員は社内しか見なくなり、急速にコミュニティは狭くなっていった。

だれも顧客の要望に応えようとしなくなり、気づけば人事の話ばかり。

ニーズに応えてお金を増やす資本主義。

みるみるうちに売り上げは下がっていった。


この事例、実は少なくないと思う。

ブラック企業がホワイト化しなければ隆盛しない現代。

気づけば経営者が社員のコンシェルジュになっている事も少なくない。

こういう記事を書いていると、「そうか!社員の要望に応える企業は落ちぶれるんだ!じゃあ縛り付けよう!」という経営者がいるからブラック企業はウンザリだ。

いっつも極端なんですよ、社長。

解決策は下記。

ばちくそシンプルだよ。


業務の平準化


どうしても仕事は属人化してしまう。

それは仕方ない。

でも、最低限のパフォーマンスを維持できるように。

イヤです!って言われたら、しょうがないね、離職か。

くらい言うのも経営だと思う。

マニュアル化くらいはめんどくさがらずにやってみてはと思う。

マニュアル一本一万円プロジェクトとかキャンペーンやったらみんなやるんじゃないの。

知らんけど。


+++++


あとはコレ。


社員の時間を切り売り「しない」ビジネスモデルへの転換。


この記事の酸味君の例では、経営者が離職に怯えすぎるあまり離職を招いてもっと焦るみたいな事が起きているけど。(まあ焦るのはわかる。)

人が辞めてもブレないビジネスモデルっていうのは大事。

その積み重ねがブランディングになって、応援してくれる社員が出てくるはず。

簡単な事じゃない。

っていうか、経営は簡単だなんて誰も言ってない。

経営は難しいと思う。

でも、ビジネスモデルの再構築に成功して社員の時間を切り売りする必要がなくなったら、社員が優雅に働くことができるはず。

アレ?ねえ、これホワイト企業じゃない?

って事がホワイト企業には起きているんだと思う。

少なくとも、ブラック企業はブラック企業である事を社員に見抜かれていて、社員がクレーマーになっているケースがある。


これ見て、頷いているソコのブラック企業経営者。

どんな理由であれ、パワハラと長時間労働は論外だよ。

そんな事業、コロナフィルターでもう無理だよ。諦めよう。

(さっきまで頷いてくれてたのに顔真っ赤になっちゃったね社長。愛憎。)




端的に明確にブラック企業ライフをより良くしたい方はコチラどうぞ

ブラック企業に転職してみた。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?