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【ゴースト・イン・ザ・シェル/完成披露試写】

先週の試写は、実は攻殻機動隊の実写「ゴースト・イン・ザ・シェル」でした。
感想解禁になったので、ちょっとだけ感想をば。

というか、アニヲタと思われている後藤ですが、コナンとか美味しんぼとか幽遊白書とかタッチとかエスパー魔美とか一休さんとか、割と子どもが見るアニメが専門でして、攻殻機動隊は門外漢です。
「詳しいでしょ?」と会場でも結構聞かれましたが、すみません、タチコマと目に何か埋めてる人、くらいしか知りませんでした。(つまりはANIMAXのCMで見るものだけ)

今回、作品を観たあとに原作をさかのぼってみたのですが(とはいえお好きな方からすると全然甘い復習の仕方ですが)、結論だけ申し上げますと
「原作とは違う」
という一点につきます。

スカーレット・ヨハンソン演じる草薙素子は非常に美しい。ここは合ってる。ただ、どうしても気になって仕方ないのが、荒巻大輔を演じるビートたけしの存在感。もはや脇役にあらず。えらいたけしがかっこいいです。

とにかく、そういう焦点の当て方も含めて原作のゴースト・イン・ザ・シェルとはいろいろと違うので、原作が好きな方は「別物」と思って覚悟して観てください。

観ながら何度も思ったのは、この作品が95年に生まれていて、その後のいろんな作品に多大なる影響を与えているということ。マトリックスとかね。
昨年みたインデペンデンス・デイ2で、「1ほどの衝撃がない」と思ったものの、1が出た当時、誰もみたことのない圧倒的なスケールで地球が壊れていく様子に人々はショックを受けたわけで、その後たくさんの作品が同じベクトルを持つストーリーを展開している現在において、2のインパクトが薄いのは致し方ないと思いましたが。
おそらく、この「ゴースト・イン・ザ・シェル」も同じような現象になると思います。
あ、それは数字がどうこうということではなく、既出感が強いと思うけど、むしろ攻殻機動隊がエポックメイキングなんだということをしみじみ感じるでしょう、ということです。
あらためて、攻殻機動隊が築いてきたものの大きさを感じることと思います。

しかも、どうやら日本語吹き替えは原作と同じメンバーが担当するそうですよ。これ、ファンにはヨダレものでしょうね~。

ということで、「ゴースト・イン・ザ・シェル」、4/7(金)公開です。

http://ghostshell.jp/

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