livedoorNEWS「混乱するスポーツクライミング五輪選考、日本側に勝機はあるか?」への疑問

livedoorNEWSは、2019年11月8日14時9分付で「混乱するスポーツクライミング五輪選考、日本側に勝機はあるか?」(文=フモフモ編集長)という記事を掲載しました。
https://news.livedoor.com/article/detail/17351432/

しかしながら、弊誌の見解はこの記事とは大きく異なります。

5つ指摘します。

指摘箇所は引用した記事に赤線を引いて、画像で示します。

スクリーンショット 2019-11-24 6.36.35

その1 日本側 枠は個人に付与と認識 独自の選考基準ではない

以下が、その1中のこの記事の主張と思います。

「日本側は出場枠だけ(枠を獲得した選手とひも付けられていない)を獲得できるとカンチガイした。しかし、規定には、出場枠は個人に付与されると明記してある。」

が、しかし、この主張がカンチガイです。

日本側は、出場枠は選手個人に付与される、つまり、選手個人にひも付けられているとキチンと認識した上で選手選考をしています。

最終選考大会では、出場枠を獲得した選手の中からオリンピック出場選手を選考するわけですから、「出場枠は選手個人に付与」ルールを日本側はキチンと守っています。

出場枠を獲得していない選手を、最終選考大会で1位だからとオリンピック出場選手に内定させてしまったら、話は別でしょうけど。

次です。

「独自の」という言葉は文系ではネガティブなワードです。ざっくり言えば、独自の=ひとりよがりの、非常識な、ということです。

しかしながら、日本側は国際連盟が定めた基準を遵守し、かつ、複数の解釈が成立する場合には、国際連盟に問い合わせて選考基準を作成したわけですから、「独自の選考基準」という評価はマチガイです。

その2
国際連盟が「そのような選考方法も可能」と判断 
出場か辞退の二択ではない。「とりあえず
確保」という選択肢あり

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