見出し画像

ANIPLEXによるディライトワークスゲーム事業買収についての考察

おはようございます😀
一昨日、発表された来春にディライトワークスのゲーム事業をANIPLEXが買収する形で事業譲受するというNEWSについて、私の考察を書きます。
というのもTwitterでトレンド入りしていて、色々と読んでいたのですがそういう理解を一般の人はするのかーと思いだったら業界人はどう理解しているのか書こうと思った次第ですw

ディライトワークスの創業者である庄司さんは、私がタイトーに籍を置いている時のゲーム事業の担当役員で、直属の上司だったので少しは知っています^^
個人的には一緒に仕事をしていて、楽しかったです。
ときには難問も投げかけられましたがw
1番の思い出は入社仕立ての頃に突然呼ばれて、1年間制作が混迷していてリリースできずにいたソシャゲを来月末にリリースしてくれと言われたことです。
結論から言うとそれは引き受けてリリースを果たしました。
まあまあ、色々と大変でしたがそういう無茶振りを平然とする人です。
そういうのスキなので、私は苦にはならないのともちろん受け取る以上、いくつか確認と条件はつけました。

脱線しましたが、今回の買収劇はディライトワークス主導だと思います。
その理由はいくつかあります。

①FGO以降、いろいろな取組みはしているがヒットどころか成功タイトルが生み出せていない。
②中国勢の勢いが増して市場環境が変わり、開発費も高騰し投資額も大きくなって、家庭用ゲームを作る以上の初期投資がかかる上に、マーケットは死体の山というレッドオーシャンを越えて、デスオーシャンなのでゲーム事業の未来が描きづらくなった。
③庄司さんがゲーム事業に見切りをつけたw

ちなみにこれは私の想像なので、エビデンスは欠片もありませんのであしからず。
そして引き受けたANIPLEX側にも当然、買う理由があるわけです。

①IPホルダーとしてゲーム化して収益化したいが開発は協業や委託開発で、一気通貫の体制を構築したいと考えている。

②FGOはディライトワークスとの間で必ずしも良いディールになっていないので、内包することで費用的にも最適化できる

という形で双方にとって旨味があるので折り合ったと見ています。
ディライトワークスとしてもこれまでに蓄えた内部留保で、ゲーム以外の新たな事業へ挑戦できるし、した方が良いと踏んだのは間違いないのではないかと思っています。
ゴルフ関連事業ぐらいしか今はありませんが、庄司さんのことなのでなにか考えていると思いますw
場合によっては、次のビジネスの種をみつけるまで内部留保で一息つきながら、やっていくのかなと。

事業譲渡は来春なので、まだしばらく先ですが一緒になった後のANIPLEXの一手も気になりますし、ディライトワークスの一手も気になるところです。
離合集散の動きは今後も色々と出てくるのではないかなと思っていますので、また気になるNEWSが飛び込んできたら投稿したいと思います。

記事を読んで頂きましてありがとうございます😃 サポート頂けましたら嬉しいです!頂いたサポートは新たな記事を書くための活動費に充て、より有益な情報発信のための糧にします🙇🏻‍♂️