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企業は利潤追求か社会貢献かどちらが優先なのか

おはようございます。
日本人の多くはお金を積極的に稼ぐことに対して少しネガティブなイメージを持っている人が多いように思います。
そして、会社、企業の存在意義、理由は?
その企業で社員として働くことの意味は?
と結構、根本的なことを習ってないんですよね・・・時代が変わってきたとは言え、多くの人が会社になるのに。

かくいう私自身も若かりし頃は分かっていませんでした。
これはおそらく義務教育などの影響が大きい気がします。
特には道徳の影響が大きいのかなと思ってます。

▼まずは結論

結論からいうと同時に達成できます。
詳述は後程しますが、そもそも企業の存在意義とは生活者が必要としているものの生産代行し、適正な価格で提供することを前提としてその存在があります。
ですので、生活者が求めていないものや暴利をむさぼるようなもの、ましてや騙して売るようなことはあってはならないことですが、ニーズに応えたベネフィットを提供でき、適正な価格で販売して利益を獲得することは称賛されるべきことです。

私たちは着てる服や仕事で使っているパソコンを作ることはできません。
代わりにそれらを作り、適正な価格で提供してくれている企業があるので文明的な生活を送ることができているのです。
満足して欲しいと思うものをお金を進んで払って購入しています。
これは何も製品に限った話ではなく、サービスについても同様ですね。
ということは、実のところ必要なものを代行している時点で社会貢献もしているわけです。

何も木を植えたり、寄付をせずとも真っ当な企業活動をしているのであれば利益追求と社会貢献を同時に達成しているのです。
しかしながらこのような原理原則、社会の仕組みについて残念ながら義務教育で習ったりしていないので、多くの人がこの2つは相反するものであったり、別物であったり、利益追求に良くないイメージを持ってしまっているのです。

正当な企業活動でたくさん儲けているということは、それだけ生活者が必要としているものを適正価格で提供できているという証であり、社会に立派に貢献している証左でもあります。

▼なぜ「利益追求≡社会貢献」か?

ⅰ.企業は「生産者」(企業家、消費者に代わって生産を代行する者)です。

ⅱ.生産者としての義務を果たすこと(=消費者に選択される商品をつくり出すこと)は、自社にとっては最大の利益を追求することです。それは最良の商品が最大に売れることから、最大の利益が生まれることは明白です。

ⅲ. このことは、現代の国家や経済の仕組みの中で「市場経済の最適化」を目指すという「企業の役割」を果たすことになり、それは自社だけの利益に留まらず、社会全体の利益になります。ゆえに「社会貢献」だといえます。

▼仮に、役割を果たさない(消費者を無視する)企業はどうなるか?

ⅰ.消費者主権という世の中で、消費者を無視した商品を作り続けること(例えば真のクソゲー)は、消費者に受け入れられないので、利潤を生みません。むしろ産業廃棄物を出して環境を汚染する一方です。

ⅱ.それよりも、最高にもったいないことは、そういった商品を創り出す「クリエイターの才能」や「時間」をムダに使っていることです。

ⅲ. つまり「人的資源をムダにしている」ということです。これだけは、本当に、避けなければなりません。

ⅳ.このような状態が継続すれば、企業はいずれ消費者から嫌われ、利益も得られず、社会貢献もできず、市場から淘汰されてしまうでしょう。


なので、ユーザーニーズを探求し、そのニーズに応えるアイデアを考え、技術研究をしてベネフィットを作り出し、完成した製品やサービスを欲しているお客様へ知って頂けるための広告宣伝を考え、店頭やECサイトで目に留まるようなパッケージデザインやネーミング、ステートメントを考え、販売価格を考え、販売促進戦略を考え、販売後のCS活動を考えて実行する一連の活動がマーケティングなのです。

真に売れる製品=社会活動に貢献する製品を作り、届けるためにはマーケティングについて学び、実践し、試行錯誤して高めていく必要があるのです。

以前、コミックについて商品分析を行ったのですが今度はなろう系小説を書かれ、書籍販売を手掛けている先生のご依頼でワークショップを開きます。コミックに続き、小説もはじめて扱う商品なので楽しみです。
きっとコミック同様に新しい発見があるんだろうなとワクワクしています。


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