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      「逢魔が時」

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 「黄昏が夜に変わるころ、辺りは暗くなり、人やモノは見えるけれども見えにくい、そういう一瞬が『逢魔が時』である。
つまりは魔物という事象に逢う時間帯。
この魔物には決まった姿は無く、その時々に応じて千変万化する。
獣にもなれば石にも水にもなり時には人にも化けて人を誘い込む。
社会が進化し複雑化した現代では本来の魔物であった事象は減り、逆に人間そのものが魔物になった。
人に化けた政治家、企業家、新聞記者、テレビコメンテーター、学者、文化人や知識人、タレント、そして新興の神に化けた魔物まで幅広く存在している。
昔テレビで活躍し引退したものの、昔の芸風そのままにネット界に再登場している「過去からやってきた魔物」もいる。
日本語を操り、アメリカ民主党の破壊主義を日本でも実験しているハーバードOBだという外国人の魔物もいるし、外国人労働者に化けた魔物は騒動や犯罪を繰り返しているが新聞社もテレビ局もみな魔物の仲間だから一切報道しない。

 昔の魔物は人ではなく事象の擬人化であり、遠回しに教訓と戒めを教えてくれる好ましく愛嬌もある存在だった。
しかし現代の魔物は擬人ではなく実存している人間だ。
それだけに、黄昏や夕暮れ時のみならず、一日24時間いつでもどこにでも現れる。
いまや逢魔が時は24時間ぶっ続けだ。
電気も車もスマホも無かった昔と違い、何もかもある現代の魔物ははるかに悪質で狡猾で欲深い」

光雄は本を棚に戻すとコンビニを出た。
 「逢魔が時か、暗いところに潜む危険もだが、人に化けた魔物にも気をつけろ、てことか」
多少暖かくはなったが、まだ日暮れは早い。
「街はそろそろ逢魔が時、オレは大丈夫だよ」
「『自分は大丈夫』という思い込みこそ魔物の罠である」とも本には書いてあったがもう忘れているらしい。

 光雄はアルバイトやパートときには派遣で生活費を稼ぎながら未来の投資家を目指す、いわば投資家の卵である。
やってるのは主に株。
朝9時から昼をはさんで午後3時までは総てが逢魔が時だ。
値段が激しく変わるときは魔物が一秒ごとに現れては消えていく。
「まだはもう、もうはまだ。晩飯はうな丼の予定だったのに一瞬でカップラーメンになった」の毎日だ。
アパート住まいで、まだ高層マンションではないのが現実の成果だ。
「焦るんだよな・・オレの心にも焦りの魔物が」
とひとり言。

 アパートへの道を歩いている光雄。
道行く車はスモールランプやヘッドライトを点灯し始めた。
道端の看板やネオンは点灯したりしなかったり。
すれ違う人々の顔も見えにくくなっている。
建物も陰の部分が現れ、路地の奥の方は暗くて見えなくなった。
見ると向こうの市民会館のそばに集団がいる。
近づくと3人のコリアンタレントとファンたちだ。

コリアンタレントはスタイルがいいし、それになんと顔のキレイなこと。
でもキレイ過ぎ、自然のキレイさとは明らかに違う。
光雄ももちろん気づいている。
「整形したコリアンタレント」
三人とも姉妹のように似た顔だ。
おまけに民族性は不明で、キレイだけど魅力も無いのが特徴だ。
ただこういうサンプルに基づく整形顔ゆえにコリアンだとすぐわかる、という利点もありはするが。
「キレイなら文句ないでしょ」と顔が吠えているコリアンタレントたちだが、光雄はコリアンタレントにも韓流にも興味がない。
最初はオッと思ったが代り映えのしないダンスと歌にすぐに飽きたし、次々と現れる個性無きあの整形顔にも辟易している。
男もイケメンに化けているが、その顔から感じるのは男色つまりゲイだ。
「正直、あいつらのあの顔は気味が悪い」
とさえ思っている。
政府でさえも整形観光を勧める異様な国コリア。
その遠因はコリアの歴史そのものにある。

 数え切れぬほどの大陸王朝に支配され、清朝においては三跪九叩頭の礼を強要され朝貢品はむろん無数の女性も貢がされ続けてきた朝鮮。
両班と言われる黒人差別より過酷な制度を守り、日本が半島に乗り込んだときはすでに差別と貧困と売春と性病の巣窟だった朝鮮。
(ちなみに韓国建国は戦後3年経った1948年)

 建国当時の韓国は貧寒たる国で昭和後期ころにはキーセンパーティーと名付けられた売春観光で「円」という外貨を稼ぎまくった。
客になったのは多くが日本人で日本の旅行会社も韓国政府もグルになった国家システム的な観光売春だった。
ベトナム戦争では韓国は50万人に及ぶ韓国兵と軍属をドルという外貨を稼ぐために派遣していた。
その韓国兵たちは現地南ベトナムの村民をレイプし殺戮を繰り返し大問題になったが、日本のテレビも新聞も韓国には都合が悪いのでほぼ報道せず、日本人の多くは米軍兵のソンミ村虐殺だけを知っている。
日本の左翼新聞やテレビはその頃にはすでに魔物化していた。
その後もアメリカに移住したコリアンは売春組織をつくり、当局に検挙される売春組織は今も多くがコリアン系だ。
そういう歴史に満ちた国ゆえに元々の朝鮮人的醜貌は整形して一切残さない。
結果、整形後の顔はキレイスタンプを押したようになった。

 光雄の前にいるコリアンタレントの整形顔にも、身体を売って円やドルを稼いできた民族的習性が普通に出ている。
出てくる顔、顔、顔、みなそう。
男に媚びを売るような、男を誘うような顔が実に多い。
だからもてる相手にはもてるけど、もてない相手には徹底的に無視される。
アメリカのビルボードなどでの韓流のランクインも意図的な操作が行われていたことがバレている。
歴史も伝統もあとからでっち上げ、顔も歌のランクもでっち上げ、スポーツをやればケンカ腰でサッカーでは年中イエローカードとレッドカードのオンパレードだ。
コリアンの物理的肉体的な乱暴は経済後進国でもやらない。
光雄がこういうコリアンタレントの魔物顔に拒否感を持っても不思議はない。

 少し行くと会館の陰から若い女性が一人出てきた。
さきほどの3人と同じ服で顔も似ている。
「あのグループの一人か」
互いの目があった。
これもキレイだが、やはりだ。
誰もが先ずはキレイさに目を奪われるが、同時に違和感も感じる。
キレイな顔だが、顔のパーツが整い過ぎているのも気になる。
そもそも人間の目はほとんどが左右不均一だ。
たまに左右が同じ人がいるが、それも仔細にみればやはり違う。
左右の目の違いは表の性格と裏の性格つまり人間性を表すというが、これは真実だろう。
事実、顔のタテ半分を左右逆にして合成すると違った人格の人物が二人現れる。

・参考までにバイデン大統領と岸田首相
  目が左右似ている二人だが、仔細に見ると違う人格が現れる。
  勝手に登場させていただいた。
  お許しくだされ。

日経新聞より
読売新聞より

 整形でも左右の目を違えることは普通はしない。
それをやれば人格にも性格にも人間性にも破滅的な影響を与えるからだろう(ここは推測)。
そこはまさに神の領域である。
だからコリアンタレントも目を整形すると左右同じでアニメのような顔になり、人格も人間性も消えてしまう。
つまり設計図に基づいた平板で魅力も無い顔であり、自然さが完全に欠落している。
そして親から祖先から受け継いだ顔を整形するのは整形医。
つまりは他人が自分の顔をつくることになる。
サンプルにあるのは、すでにつくられた誰かの顔であり、それに倣って新しい顔をでっち上げる。
まさに整形の魔物の誕生である。

 世界の映画界もドラマ界も美術の世界もアーチストたちは、つくった顔に興味は無く、コリアンタレントの嘘の顔にも拒否感を持っている。
あの整形顔で登場人物の心の内面や感情や愛や慈悲を演じて誰が感情移入できるのか。
コリアンタレントたちは映画でもドラマでも世界的な作品には登場しない。
たまに登場するのもコリアンのロビー活動とそれに付随する金と若い男女の肉体提供による恩恵である。
整形による魔物顔の限界であり、世界を感動させるにはほど遠い。

 光雄の前に出てきたコリアンタレントも先ほどの3人と並べれば四姉妹かと思うくらいに似ている。
日本人なら元の顔も大事にしながらプチ整形で済ますのだろうが、コリアンは遠慮がない。
そもそもコリアンの顔は目が細くエラとアゴが張り、プチ整形で済むような骨格ではない。
整形というよりも作り直しに近く、徹底的にやって民族性も国民性もどこかへ吹っ飛んで消し去らねばキレイにはならない。
在米コリアンは米英人の発音に似せるために喉の奥も整形する徹底ぶりだ。
コリアンは経験的に自分たちの顔貌が奇怪なことも知っているのだろう。
それは結局のところ、世界に誇る歴史も伝統も文化も無いからだ。
だから何でもパクるし、人も技術もパクるし、何でもみな韓国が起源だと虚勢を張る。
 周辺国は総て手中に収め、中国人化つまり漢人化してしまう中国も歴史上において朝鮮人を中国人化しようとしたことは一度も無い。
あの中国人でさえ、朝鮮族つまりコリアンを同化させようとはしない。
ロシアに至っては言わずもがなである。
この事実を日本人は一度考えてみるべきだろう。
対馬の向こうにいるあの隣人は本当に隣人と言えるのか。

 光雄はコリアンタレントをじっと見ている。
コリアンタレントも変な日本人が自分を見続けていると感じているのかじっと光雄を見ている。
すると何か感じ取ったのか、ペロッと舌を出して向こうのグループに走っていった。
辺りは急速に暗くなっていく。
道を歩き歩き光雄は思った。
「変な女たちに逢ってしまった。これも逢魔が時か、なら彼女たちは魔物か・・そうだな、ありゃ半島から遠征してきた魔物だ」

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