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HI-STANDARD【俺の好きシリーズ】【#1】

NO HEROES

今回は俺の永遠のヒーローとの出会いについて語りたいと思う。
記念すべき第一回目は【HI-STANDARD】について。

HI-STANDARD

知っている人はもちろん知っている通称「ハイスタ」。
写真左からメンバーをご紹介!

・難波 章浩 (Ba,VO)
・恒岡 彰  (Dr,VO)
・横山 健  (Gt,VO)

メインボーカルはベースの難波さん。
ギターの健さんが主にコーラスを担当し、ツネさんは鉄壁のドラマー。

ハイスタの経歴は今回こちらを参照していただきたい。
(めちゃくちゃわかりやすい)

言わずもがな、90年代の日本のパンクシーンを引っ張ってきた最強バンド。
俺の人生を語る上で彼らの存在は非常に大きい。

後に語る俺の人生シリーズにも出てくるだろうけど、
こればっかりは語らせてほしい。

今回はハイスタとの出会いからパンクロックにハマるまでくらいを書いていこうと思っている。
というのも、今まで…ってなるとめっちゃ長くなるからだ。
小分けしにして出していこうかなと思ってる。

ハイスタと出会う前

出会いは中学生の頃にまで遡る。
俺は全くもってパンクロックシーンの事は知らなかった。

小学生の頃から聞いていた音楽といえば、
シャ乱Q、ウルフルズ、SMAP、モーニング娘…。
いわゆる王道のj-popばかりを聞いていた。
初めて買ったCDはウルフルズだった気がする。
これはこれで当時めっちゃ聞いてました。

ウルフルズ - それが答えだ!(youtubeに飛ぶよ!)

地元の小学校2つがそこの中学校に通うってことで、
新しい出会いがたくさんあった。

中1だと…1998年か…。
当時は携帯なんてないし、
TVや雑誌から情報を得ることしかできなかったんだけど、
やっぱりTVの力は大きかった。
そこからしか情報得れないくらいTVは強かった。

中学校で新たに知った音楽は、
L'Arc~en~Ciel、GLAYあたりかな?
当時はGLAYのこのアルバムがめっちゃ流行ってた。


GLAYーREVIEW

ほんとにみ〜んな持ってたな…。
あとはこの頃B'zのベストアルバムが売れてたな。

ラルクもめっちゃ聞いてた。
当時はね、「HONEY」「火葬」「侵食-lose control-」、
これが3枚同時リリースされて、流行りに流行っていた。
女の子がワーキャー言ってた。
なんだっけ…この頃ライブの写真とかの原画っていうのかな?
大きいサイズのやつが発売されて、それを買ったもん。
(調べても出てこなかった…)
「Dive to blue」も大好きだったな〜。

ある男

13歳の夏休みに入るくらいだったと思う。
別の小学校だった奴と仲良くなるきっかけがあった。
正直、きっかけは全く覚えていない。
こいつと出会わなければここまでパンクロックを聞いてなかったと思う。
いつかどこかで知ることはあったかもしれないが、
音楽が俺にとってこんなに必要なものにはなっていないと断言出来る。

その男をここでは「Mノリ」と呼ぶことにする。

13歳の俺はまだ知らない事が多かった。
今思うとそれが大きな【衝動】に繋がったんだなと思う。

当時の先輩ってめっちゃ怖い存在で、
俺は野球部だったんだけれど、そこの先輩がなかなかで。
挨拶しなかったら肩パンされたりw
Mノリは陸上部で先輩と仲良かった事もあって、
色々な繋がりを持っていた。

そんな時、Mノリの家に遊びに行く事があった。
なんだろう、Mノリとは出会ったばかりだったのだが、
とても気が合ったのだ。
恐らく、お調子者同士だったから思考が似ていたんだと思う。

SUNNY DAY

何度も言うけど携帯なんてないもんだから、
〇〇って場所に何時に集合という約束をして、
俺はその場所に向かった。
そこは地元の小さなスーパーだったと思う。
そこまでチャリで行き、無事に集合し、
初めてMノリの家へお邪魔した。

彼の親は2人共教師をしていた。
姉がいて確か2つ上の先輩だった。
そういう姉がいたから彼は先輩とも仲が良かったのかもしれない。

Mノリの部屋に入ると、
そこには初めて生でみるエレキギターがあった。

「おー!ギターだ!」って興奮したのを覚えてる。

「最近、買ってもらったんだよね」
そう言うと彼はギターを取り弾いてみせた。

hideのロケットダイブだった。
あのカッコいいイントロを弾いていた。
まぁ、弾けてるような弾けていないような感じでw

「すげー!かっこいい!」

演奏が下手でもかっこよかった。
俺は夢中で彼の演奏を聞いてリアクションしていた。
彼のパフォーマンスが終わると、

「そういえば、こんなCDを先輩から借りたんだ。」
「このバンドもめっちゃかっこいいよ!」

【バンド】って響きが新鮮だった。
それまでもバンド形態は聞いていたはずだったが、
バンドというよりは【グループ】という認識だったからだ。

そのCDこそが、

HI-STANDARD-Growing up

【growing up】というアルバムだ。

そのアルバムを手に取ると、
俺は「なんだ?このジャケット…ださ…」って思った。
それまでの知っているジャケットとの印象が違ったんだと思う。

「家に帰ったら聞いてみて!」
「すっげーカッコいいから!」

Mノリはそう言って俺にこのCDを貸してくれた。

「わかった!聞いてみるよ!」

ってことで、Mノリの家から俺は帰宅しそのCDをコンポにセットした。

そして、裏面を確認した。

GROWING UP

「なんじゃこれ、英語ばっかりで分からないな…」

13歳の頃だから、英単語も全然分からない。
なんなら学校でようやく英語を習い出したくらいだ。
このときはハイスタが日本人であるとも気づいていない。
写真もあるのにw
だって英語ばっかりだったんだもの。
あと、早く聞きたい!ってのがあったな。

そこで俺の目についたのが、

SUNNY DAY

中学生でも分かる簡単な英単語だ。
そして、この気持ち分かる人はいるだろうか。。
英語覚えたての頃って、SUNNYとかGOとか、
簡単な単語がカッコよく思えていたのだ。

俺は何故か1曲目からではなく、
13曲目のこの「SUNNY DAY」を選曲したのだ。

そして流れる。

・・・・・・!!!!
・・・・・・!!!?

胸の高鳴りが聞こえた。
心臓がバクバクして興奮しまくっていた。
この衝動を表現するのは非常に難しいのだが、
13歳の俺はめちゃくちゃ感動していた。

「なにこれ!?はやっ!!え、英語!?」
「すげー!すげー!!すげー!!!!!」

思い出すと、口に出してまで興奮していたと思う。
大げさではなく、13歳の俺は今までの概念を吹き飛ばされたのだ。

3人でこんな音を出しているのか…!
よく見たら日本人じゃないか…!
え、歌詞(訳詞)もカッコいい…!

きっとMノリのギター演奏を聞いたのもでかい。
今まで聞いていた音楽が小さく思えるくらい、このCDは衝撃だった。

あっという間に曲は終わり、急いで1曲目から再生し直した。
そして覚えているのは爆音にしすぎて親に怒られた事w

歌詞カードの和訳を見ながら、CDを聞いていた。

「こんなカッコいい音楽が存在するなんて…。」

俺はこの日、パンクロックに魅了された。
ちなみにパンクロックって言葉も知らなかった。
だからこそ、俺の心は高鳴っていた。

NEW LIFE

このCDを初見で聞いたときにハマったのが、

・SUNNY DAY
・NEW LIFE
・GROWING UP

この3曲が特に胸に刺さった。
13歳の俺に歌詞が刺さったのだ。

全部を紹介すると長くなるので、
今回はSUNNY DAYの和訳を載せようと思う。
ぜひ、読んでほしい。


SUNNY DAY / HI-STANDARD

ゆっくりまぶたを閉じて行く
すると晴れ渡った青空
そして みんなのこの上ない笑顔が
目の前に浮かんでくるんだ
まるであの懐かしい日々が戻って来たかのように

この窓から覗く空は何て小さいんだろう

時が経ち
ボクは大人になった
少しずつ
あの瞬間のときめきや新鮮さが
薄らいでゆくのに連れて
周りの中傷ばかりが大きくなってゆく
でも決して忘れたくないんだ
ここには愛がいっぱいだって事を

オレは今
明るい日差しのある場所を探している
そして そこを目指してまっしぐらに走るんだ
あれは?この静寂に注ぎこんでいるあの光
あの光はいったい何を意味しているのだろう
もしかしてオレに
忘れかけていたあの気持ちを蘇らせてくれるの?
ああ すばらしい日々よ・・・


これがさ、13歳の男の子に刺さらないわけないでしょ?
言うて刺さらない人もいるとは思いますが、
俺にはグサーッ!!と刺さったのであります。

話を戻しましょう。
書いていたら記憶が蘇ってきて興奮してしまいましたw

翌日、俺はすぐにMノリに報告をした。

「めっちゃカッコよかったよ!」

「そうだろ!?」

細かいやり取りは覚えていないけれど、
俺はこれが好きだ〜とか話してた覚えはある。

このあと、ハイスタは色々な人に聞かれていき、
瞬く間に学年の男どもに広がっていった。

ちなみに俺が借りたCDは海外版で、
NOFX率いるFat Wreck Chordsからリリースされたものだ。
(当時はもちろんそんな事知らない)

Fat Wreck Chords ロゴ

そんなやり取りをしている中で、
俺はすぐにハイスタのCDが欲しくなった。

俺は田舎に住んでいたので、
CDが売っているTSUTAYAまで行くしかなかったのだが、
車で行かないとなかなか厳しい距離だった。
なので、親に頼み込んでTSUTAYAに連れて行ってもらった。

今はyoutubeやサブスクで何でも手に入るし、
気になる音楽は無料ですぐに聞けるけれど、
俺が中学生の頃はそんなものなかったわけで、
聞きたい音楽があればCDを購入する他なかったのだ。
(当時のインディーズバンドは宣伝とか大変だったんだろうな…。)

そんなこんなで、TSUTAYAに来た俺はCDを探索。
「H」の所を目指し、Hi-STANDARDのタグを指差しながら。

そして見つけた…。
そこにあったCDは3つのアルバムだった。

LAST OF SUNNY DAY
GROWING UP
ANGRY FIST

TSUTAYAの導線だったりレイアウト、今でも頭に浮かぶな。
思い出そうと思えば思い出せるもんなんだな…。

そして、この3枚を買うのに親にお願いをして買ってもらった。
(多分、使ってないお年玉とかあったからすんなり買ってくれた)

ここから、俺のパンクロック街道は始まったのである。
パンクロック街道というか、中学はハイスタ一色の勢いだった。

そして、まだ聞いたことがない「ANGRY FIST」を聞いた。

「これもやべー!!!!」

初見でハマったのは、
・ENDLESS TRIP
・FIGHTING FISTS,ANGRY SOUL
・CLOSE TO ME

当時は「俺はこれが好き!」談義がなされていたな。

START TODAY

そろそろまとめに入っていこう。

Mノリの存在がなければハイスタとの出会いはなかったのだ。
知ることはあったかもしれない。
でも、ここまでハマる事はなかっただろう。

とにかく新鮮でカッコいいと思えた。

長くなりましたが、これでも足りないしもっと上手く書けるはず…。
まだまだ書くスキルが低いので、
書いていくことでスキルアップしたいと思う。

毎日を新鮮な気持ちで。
そうすれば、新しい何かがいつでも衝動を与えてくれるかも。

それではまた会おう!

2023.08.08

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