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日本クローゼットツアー(6)初日のライブは神奈川県から。

こんにちは。

ここでは、日本のクローゼットでライブツアーをやった事を

「思いついた瞬間」から、それが「思い出」になるまで

このシリーズの仮題

。。。。を事細かに書いています。

大変長くなりましたが、シリーズ6回目にして、やっとツアー出発の運びとなりました。

メンバーは五人です。

私とさおりちゃん(バンドのメンバー)
夫のトッシュ(ツアーの司会役=ドキュメンタリー映画の指南役)
ジェフ(ツアーを映画にする監督、撮影)
ジョンさん(通訳と撮影アシスタント)

まず、

ライブの初日は、さおりちゃんの実家でやらせていただきました。

場所は神奈川県の厚木市!

この時点では私とトッシュ、さおりちゃんはすでに日本。ジョンさんはもともと日本在住なので、ジェフだけが前日に日本入り。
羽田から本厚木行きのバスがあるというので、それに乗ってもらい、直行してもらった。


小田急線の本厚木!!すべては、ここから始まりました。

じゃじゃーーーん。幕は開かれた!!

まず、さおりちゃんは、すでに実家にいるので、私とトッシュとジョンさんとジェフの四人で、その夜宿泊予定の駅のホテルのロビーで、待ち合わせという事にした。

駅のホテル=ステイションホテルというと、
80年代のシティーミュージックに出てくるような都会のホテルというイメージだったのだが。。。

そこのホテル・ロビーは、地方の病院の待合室みたいだった。
3メートルくらいの長さのカウンターに、女性がナースのような顔をして立っていた。
そのすぐ横に会議室で使うような長テーブルが4つ、並べてあり、
シティーミュージックの歌詞には絶対にでてこないような、コーヒーメーカーやプラスティックのプレートなどが並べてあった。

そうだ。ホテルといってもここはビジネスホテルなのだ。
ロビーというのは、朝食無料のカフェと兼ねてあるのも、当たり前といえば、当たり前だ。

一体、どこの誰がそんな歌にでてくるような、ロマンチックな事を要求するだろうか。と思ったら、急に自分が恥ずかしくなった。

私とトッシュがそこに到着すると、ジョンさんとジェフはすでに、その会議室(あ、いえ、ロビーの)のテーブルに座っていた。

おお〜!!ウェルカム!!ウェルカム!!

と、、、、最初の挨拶をそうそうに終え、私はチラッとジェフの荷物に目をやった。私の最大の不安、この旅全体を通して、一番心配だったのは、ジェフの荷物の量だったからだ。


見ると、その荷物は、、、

やはり半端なかった。汗

馬鹿でかいスーツケースが二つ、パンパンに詰まったバックパックが二つ、そして手持ちのカメラ。人間の手はふたつしかないのに、この量!!!

ま、撮影なので、そのくらいになるのは仕方がないです。そのためにジョンさんがいれくれるので、荷物の問題は「どうか、よろしくお願いします。」と心で願った。

そして、いよいよ、さおりちゃんのお家に出発だ!!レッツ・ゴ〜!!

あ〜〜れ〜〜???

駅前ェ〜〜ですが??

。。。。だ、誰もいませんよ。。。。

がらーーーーん。

ここで、「駅前」と言うイメージが、(先ほどのホテルのロビーに続き)ガラガラと音を立てて崩れた。
ワイワイ、ザワザワ、いろいろな人が出入りしている人々、それが駅前の定義だろ? 

休日の昼間なのにシーーーーん。

タクシーも、人もまったくいません。

駅前からタクシーに乗るつもりだったので、結局タクシーのアプリで、タクシーを呼ぶところから。。。。
私はいれていたアプリが使えなくなっており、そんなマゴマゴしている私を見て、さっさとジョンさんが、自分のアプリで、呼んでくれた。

ジェフの荷物がすごいので、四人なのに、車は2台になった。。。。

そして車でいく事、20分経過。。。。
どんどん山の中へはいっていき、川も超え。。。。

結構かかるなあ〜と思った矢先、、、、いきなりこれが!!!

そしてお家に着いたら、さおりちゃん、お父様、お母様のお出迎え!!!!

なんと!家の中がシスターズだらけ。まずは、玄関。

ちなみに、シスターズのアルバムの横にはビートルズが!
これは、夫のトッシュの父親がこの中にいるので、特別にいっしょに飾ってくれたのでしょう。(矢印が義理父)

詳しくは以下。


ほかにも、シスターズがここかしこ!

ともかく、最高なウェルカムなムードで応接間に迎えいれられた。

ジェフはもう興奮気味!!!!
なんせ、日本についたばかりで、ハイになっているのか、やたらキョロキョロしている。
=これは後になってわかったのだが、彼はキョロキョロ癖があるのだ。


ジェフ(左)の嬉しそうな顔をご覧ください!


ライブ会場は二階のお母様のクローゼット=押し入れだった。

さっそく、どうするかをさおりちゃんと打ち合わせをしつつ、ミシンがあるというので、それを出したり、クローゼットの中にある服について、いろいろ聞いたりした。

あっという間に時が過ぎて、人が集まり出した。
階下でザワザワしている声がして、さおりちゃんはゲストの対応とパフォーマーでもあるので、忙しそうに二階と一階を行ったり来たりしていた。

たくさんの方が来てくれ、そして無事にパフォーマンスが始まった。

はじまりはじまり〜〜!!

こっそり、押し入れから、顔を出す。
お集まりの方々
なにかと攻めるさおりちゃん!
最後のシーン。ふたりとも、寝転んで終わり〜〜!!

曲の順番を間違えたりもしたが、なんとか終わった。
予定通りにいかなくても、何事にも即興で対応してくれるさおりちゃんが頼もしかった。

無事に初日のパフォーマンスが終了して、
応接間でお弁当を振る舞って頂き、それを食べていたら、玄関に人が来た。

ピンポーン! 「ライブに来ました〜」と。

あれ???もうライブは終わりましたが。。。。

そしてまた1時間くらい経って、和んでいたら、また玄関から。

ピンポーン!「ライブに来ました〜」と。

この町、独特の風習でしょうか?笑
どうやら、パーティーが一晩中、続いていると思ったらしいです。苦笑
オールナイトで、ライブが出来たらよかったですね!

こういうふうにして、初回は無事に終わりました。
お父様、お母様、ライブに来てくださった方々、そして、来てくださったのに見れなかった方々、皆様に感謝いたします。


いよいよ、本格的なツアーがはじまってしまいました。
初日の本厚木から、次は岐阜に移動します。

続く。

L*

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