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東日本自転車旅 16日目 仙台ー石巻ー波板海岸 74km

6時頃起床。のんびり準備して、自転車の女の子と長く泊まっている岸くんという男の子と喋って出発。
女の子もこれからも北に向かうらしい。大学卒業して保育士になる予定だったが、ほんとになりたいかわからなくて自転車で旅に出ることにしたらしい。
久しぶりに女性と会話して緊張してしまった。北海道も行くと言っていたので、北海道でまた会えたら面白いな。
釜石まではスイスイ行けた。とくにこれといって目当てのものがあるわけでもなく、海岸沿いの復興の様子を見ながら進んでいった。至る所で岸壁や堤防の工事、場所によっては造成や新築の建物を作っていたり、元の姿に戻すというよりはより津波や災害に強く、綺麗に変わっていくんだろうけど、完成までにはまだまだかかるだろうなという印象だった。なんだか何もないところに一から街を、それもかなり現代の技術や景観を考慮した街をつくっていく過程はあまり見ることもないので不思議な感じだ。
震災を経験していない世代はこれを当たり前の景色として生きていくのかな。自分達も今いる場所は戦争や震災で復興した景色をあたりまえとして認識している。そうやって街も人の意識も変化していくのだろう。


お昼は豊川という定食屋で500円の海鮮丼を食べた。
普通に名古屋で食べたら1000円以上いきそう。とても美味しかったしお財布にも優しくて大満足。女川まで走って一旦道の駅で休憩。

今日の目的地はこの先の波板海岸。頑張れば日が落ちる前に着くとは思うけど、どうしよう。行こうかな。
まあちょっとでも進みたいから行こう。途中シカを何度か目撃。これはぶつかったら一発で終わりだ。気をつけながら5時半頃になんとか波板海岸に到着。思ってたより民家も少なく10件もないくらいの集落の奥に小さめの海水浴場があるだけ。防波堤の影にテントを張ったしこれなら誰にも見つからずに寝れそうだ。テントを張ってダラダラしていると、さっそく散歩しに来たおばあちゃんが登場。向こうもかなりびっくりしてて申し訳なかった。いろいろお話しして、うちに泊まってってもいいよといってくれたけど、もうテントも張っちゃったし、流石に見ず知らずの怪しい男を家に上げてるところを近所の人に見られたら、このご時世おばあちゃんも何言われるかわかんないしお断りした。
夜はスーパーのお弁当を食べて、9時前には就寝。波の音が心地よいけどちょっと海と近過ぎてうるさいかな。砂浜だと下がやわらかくて寝やすい。



コンビニ 1000円
昼飯 500円
晩飯 1000円

合計 2500円

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