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Préparation【SB-4】落雁の型

9月に足の骨を折ってから全てが停滞してしまっていたわけだが、漸くあれこれと再開できる状況になってきた。

先日、合羽橋道具屋街に出かけたのだが、古い和菓子の型が売られていた。以前から上生用の型は欲しいと思っていたのと、新品だとかなり良いお値段がすることもあり(手入れして使えば長く使えるのでそれこそコスパは悪くないのだろうが、使ったところでものすごく稀な頻度になる人にとってはやはり勇気のいる支出となる)、落雁の型だけどこれも御縁と思い購入することに。

なんて書いてあるのかよく解からずに購入したのだが(老眼鏡忘れて良く見えなかったw)、よくよく見てみると「辨財天」「百味供」とかたどられている。どこかの神社さんの供物ようにしつらえたものなのか、粗末にしないようにしないと。
上生だろうが落雁だろうが薬膳レシピで作ろうと思っていたので、技芸上達の神様に様々な飲食物をお供えできるこの型は嬉しすぎる御縁である。また、頑張んなさいよと背中を押されたような気持にもなり、とても嬉しい。
ここに来る前に、浅草寺のおみくじで人生初の凶を引いたこともあり厄落とししたような身勝手な感じもしつつ。

話はそれるが、この日一緒にいた友人も凶を引き(番号は違う)ダブル凶だったのだが、これまた内容が潔くて、英語併記なのでBad Luckって書かれているし、全ての項目に於いて、ダメ、全然ダメ!って書かれているので潔すぎて、暗い気持ちになる前に「わかった~!今は動かず慎重に時期を待てなのね!りょー!」みたいな気持ちになった。物は言いようとはよく言ったものだ。
こういうの気風の良さっていうの?流石、江戸の下町、清々しいよね。(違

そんなことで(どんなことだ?)冬の休みに入ったら、おせちの準備をしつつも、薬膳落雁を試作してみよう。塩昆布とかいいよね。腎じゃん。

続きは、また今度。


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