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妻が精神障害年金2級を受給するまでのまとめ

これは、妻が精神障害年金2級を受給決定するまでのメモです。

妻の障害年金の受給に向けて動き出して3ヶ月、やっと認定がおりました。手間自体はあまりかかりませんでしたが、まぁまぁ時間がかかる手続きでしたので、もし申請をお考えの方は、まずは社労士事務所へ相談することをおすすめします。

専門の社労士を頼れ。

私は会社では人事労務を担当しているので、書類仕事は結構得意です。そんな私でも、この障害年金の申請は社労士事務所を頼りました。

社労士事務所への依頼はもちろん有料です。相場は・・・

完全成功報酬(認定されなければ費用なし)
成功報酬は2ヶ月分の年金額
遡及請求に成功したら、支給額の20%


です。

すべて年金の入金後の支払いになりますので、事前にお金を工面する必要はありません。

診断書の取得費用、郵送費用の実費だけは必要になるので、大体5,000~10,000円の費用だけは必要です。

障害年金の申請書類は、自力でも出来ないことはないレベルです。日本の公的手続きの書類は、頑張ればすべて自力でもできるようになっていますし、受付機関がちゃんとフォローしてくれます。でも、確実な受給を目指すには、それなりのノウハウが必要なんです。

診断書だって、担当医が「障害年金が認定される書き方」をしてくれないと、障害年金は認定されない可能性が高いです。それが「わかっている」先生もいれば、「わかっていない」先生もいます。

私がサポートを依頼した社労士事務所は、先生への書き方アドバイスも用意していましたが、それでも妻の担当医は書き方を間違えました。社労士事務所が気づいて、担当医に訂正を依頼して事なきを得ましたが、そのまま申請していたら、初回の申請では認定されなかった可能性がありました。この様な対応が出来るのは、ノウハウのある社労士事務所ならではなんです。

そして、妻は私のサポートがあり申請に至りましたが、サポートしてくれる身内がいない方には、障害年金の申請はかなり重い仕事だと思います。それが出来るなら障害年金なしでも自立して生活できるんじゃないか?と思うレベルです。障害年金を受給するには、精度に詳しい身内か、社労士事務所のサポートが必須だと思います。

とにかく早く申請しろ

妻は、もう5年以上鬱状態で仕事の行けたり行けなかったりという感じです。おそらく、5年前に障害年金を申請していても認定されていたでしょう。なので、5年間分の年金を「損」していたとも言えます。

障害年金には、遡及請求という「最大5年分、過去に遡って年金を支給する」という仕組みがあります。申請が出来ていなくても、ある程度のフォローがある、結構優しい制度です。

5年間の障害年金って、メチャクチャでかいです。年間78万円なので390万円です。

今回、私たちは遡及請求を目指して、社労士事務所にもいろいろと動いてもらいました。1ヶ月以上、動いていただいて、その結果NGでした。申請に至れませんでした。

遡及請求に必要な初診時と初診から半年後の診断書が手に入らなかったのです。当時診察を受けていたクリニックが閉院しており、カルテが消失していたのです。。。

残念ですが、こればかりはどうにもなりません。受給資格があったことを証明できなければ、年金の受給は出来ません。残念です。

カルテは大体3~5年の保管期限が定められていて、その期限を越えると破棄されてしまうケースがあります。クリニックが閉院したら、それよりも前に破棄される可能性があります。そうなると診断書は絶対に手に入りません。

そうなる前に、申請を検討した方が良いですよ。

最初に現金を受け取るまでには申請から半年近くかかるぞ。

かなり時間がかかるんです。なので、お金に困ってからの申請では間に合いません。受給資格を満たした時点で申請手続きを開始すべきです。

申請までに約1ヶ月
申請から認定まで約3ヶ月
認定から入金まで約2ヶ月


こんなにかかります。一度年金の支給が始まれば、あとは2ヶ月毎の支給されますので良いのですが、最初はかなり手間と時間がかかります。

私たちも、年金証書を受け取った段階ですので、まだ現金は入金されていません。50日ほどかかるそうです。

まとめ

鬱や精神病で苦しんでいる友人や家族がいる方、まずは本人の許可を得ずとも社労士事務所に相談してみてください。おそらく、本人は障害年金を受給するなんてアクションは起こせません。本人が金銭的にも後がなくなる前に、障害年金の申請を検討させてください。

社労士事務所に依頼しても、成功報酬ですから、損をすることはありません。

お金の余裕は心の余裕です。

その余裕を作ってあげることも、身内・友人としての応援だと思います。

私にご連絡いただければ、私に出来る範囲でサポートしますし、社労士事務所だってご紹介できます。

動ける人が動いて、環境をすこしでも良くしてあげてくださいね。

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