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【第二章】5キロ痩せたと思ったら7キロ太った話




今回は、うつ病が本格化した時期のお話です。約2年半行ってきた薬物療法についても記録を残しておこうと思います。


薬物療法については、うつ病を経験する中でとても悩んだ大きな要因のひとつだったので、同じ経験をしている人の参考になれば嬉しいです!




ピークで辛かった時期に私を支えた人、事柄についてお話しします。






会社を退職した後、私は実家に戻り休養期間に入りました。鉛のように重たい身体で、何もする気が起きなかったので、とにかく寝ました。食欲が全くなかったのですごく痩せました。この時あった人には、「痩せコケてるけど大丈夫??」ってよく言われました。




実家の自分の部屋はとても落ち着きましたが、目を閉じると社宅に住んでいた部屋が脳内に広がります。トラウマと表現すればいいのか分かりませんが、死にたかった「18歩のある日」の光景も、何度も何度も頭の中で再生され、ここでもひたすら泣く毎日でした。



そして、目を閉じるのが怖いと思うようになった私は不眠症になりました。寝る時間になると言葉にならない不安に襲われ、目を閉じると嫌なことが思い浮かび、何時間も眠りにつくことができませんでした。そのまま朝を迎えることもありました。




それでもこの時はニートだったので、昼に眠ることはできましたが、社会人として終わっているなと日々死にたい気持ちが強くなりました。



同世代のみんなは社会人1年目として、辛い中頑張って稼いでいるのに、自分は昼に寝ている生活。社会不適合者。情けなくて、友達に会えないと思いました。

そのような焦りで、私は無理をしてでも働かないといけないと思い、事情を話して大学時代のアルバイト先で雇ってもらうことになりました。




この時は、働ける自分がいることが嬉しかったです。頭が上手く働かなかった日もありましたが、業務内容は体が覚えていたのですぐに復帰することができました。



しかし、不眠症が続いている中で働いているので、体調は常に悪かったです。働いている間は精神を保てるのですが、家に帰ると辛くなりました。



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