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抱く女/桐野夏生 読後即感想

抱く女/桐野夏生

読後感想:現実と小説の境が曖昧になり、息をするのも苦しく、呆けてしまうほどの強烈な力で、引き込んでくる。結局のところ、いつの時代に生まれたとしても、人間として生まれてしまったことがエゴ。どう贖罪しても許されない。諦めるしかない。この世全ての諸悪の根源は人間。
そしてなんだかんだ言いつつ、男からの連絡の有無で、一喜一憂している私が恨めしいし愚かしいし憎らしくて殺してやりたい。信頼もしなければ期待もしない。


2018.9.7 23:46のメモ

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