桐野夏生

桐野夏生『デンジャラス』(中央公論新社)

2018年6月の読書記録。

桐野夏生『デンジャラス』(中央公論新社)読んだ。谷崎潤一郎と三人目の妻松子、その妹重子『細雪』の雪子のモデル)、松子の息子の嫁千萬子、の物語。重子の視点から、兄と姉の夫婦の愛情の揺るぎなさ、自分の薄幸さ、兄の寵愛が義理の息子の嫁に移っていく焦燥感を描いていて、これは小説だからすべてがすべて事実ではないだろうけれど、書くことの業、書かれることの業が執拗に追求されていて、

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桐野夏生著「グロテスク」を読んで思うこと

冒頭から悪意に満ち満ちた作品で、毒気が凄い。

幼少期や思春期に、容姿が可愛いのが一番的な価値観を植え付けられて、他人の目線を気にして生きていくことになり、そこから抜け出せないと、女は本当に堕ちるとこまで堕ちて、底意地が悪くなるなと、思った次第。

本当に、見事に底意地の悪い女しか出てこない。
この後味の悪さ、久しぶりに味わったわ。

しかし、この「グロテスク」に出てくる佐藤和恵に、木嶋佳苗と同じ

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ありがとうございます🥰 今日もテンション爆上げでいきます🎉
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「死」よりも怖いこと

桐野夏生の小説は、コワイ。
鳥肌が立ち、身震いする。

『とめどなく囁く』のストーリーは、

早樹は8年前に海難事故で夫を亡くし、
いまは再婚して平穏な生活を送っている。
ある日、元夫の義母から電話があり、
庸介(元夫)を見た、との話を聞かされ…

というものです。

そこから元夫の目撃情報が
あちこちから出てきて、
無言電話までかかってくるようになります。

真相やいかに…というミ

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スキ、どうもありがとうございます^ ^ すごくうれしいです✨
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第4回小春会 作品紹介

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先週のお話ですが、自分が主催している#読書倶楽部小春日和 の第4回#小春会 を開催しました♫今回は初参加の方が3人も❤*
初回からずっと参加してくださってる方もいて、今回はほとんど宣伝もせずに皆様集まって下さり大変嬉しく思っております♫
さて、今回集まった作品は
#余命10年 #小坂流加 #キノの旅 #時雨沢恵一 #人獣細工 #小林泰三 #弁護士の格差 #秋山謙一郎 #怖い間取り #杉原タニシ

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こんな雑誌を読んできました~20代社会人編~

20代社会人時代…フィガロジャポン(madame FIGARO japon)  TVBros.

フィガロジャポン(madame FIGARO japon)…社会人1年目は仕事も遊びも忙しすぎてほとんど雑誌を読んでいませんでした。電車移動中にやたら桐野夏生さんの小説を読んでいました。当時、桐野夏生さん原作のドラマ「OUT」が放送されていて、録画を見るのが帰宅後の楽しみでした。

社会人二年目に転職

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感謝の気持ちでいっぱいでございます✨
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【2017 本が好き!倶楽部 大賞(作家の部)発表】みんなで10000冊読めるかな?

(本の部)は、こちらの記事をご覧ください↓
【2017 本が好き!倶楽部 大賞 発表】

『本が好き!倶楽部』が、2014年から毎年facebookで開催している年間イベント、

【みんなで10000冊読めるかな?】

残念ながら2017年は久しぶりに10000冊に到達できませんでしたが、それでも読まれた冊数は…

約8000冊。

その8000冊の中から、ホンスキー(本好きのことを我々のコミュニ

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