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主観でも良いので点数化して、行動のきっかけを作る

学生指導でよく使っている方法です。カウンセリングとかでもよくある技法です。


「今の勉強習慣について、自己採点するとしたら何点?あなたの主観で良いです」
学生「・・・60点です」


みたいに、現状について点数をつけてもらいます。

相談職をしている時も使っていました。

「お父様の認知症の進行で大変な状況でストレスが溜まりますよね。今のイライラを点数にしてみると、100点中、何点くらいですか?」

相手「80点かな」

のような感じです。

文章では中々伝わりにくいと思いますが、これに非言語要素(声の抑揚、表情など)を盛り込んで伝えます。


そのうえで、勉強習慣なら
「勉強習慣の自己採点、60点。じゃあ、あと5点上げようと思ったら、どんな行動を取れますか?」

相談対応だと、
「イライラが80点ですね。ずっと80点くらいですか?」
「20点くらいの時はないですか?」
「すぐには現状は変わらないかもしれません。でも、まずは70点、60点と徐々に下げていけるように、できることを一緒に考えていきませんか?」


のようにしています。

点数化することのメリットとしては、
現状認識をしてもらうこと、例外探し(イライラする時以外の状況を考えてもらう)ことがあります。

漠然としているものをとりあえず、数値化して考えてみる。 

数字については、30点、40点上げるような方法を考えるより(現実はあるかもしれません)、5点みたいに刻むことで、現状維持ではなく少しでも前に進む感覚をイメージしてもらうようにしています。

悩んでいる時、困っている時は「この状況がずっと続く」と考えがちです。
また、考えることを放棄してしまっていることもあります。

主観的、曖昧な数字でも、ちょっとしたことを考えるのには、役立つのではないでしょうか。 


何か参考になれば幸いです。
本日は以上です。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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