マジかよお前という話
とある有名ゲームの新作を買いに行った。
田舎なので予約なしでも買えるだろうと高をくくっていたが、発売日近くになると「予約は締め切りました」という張り紙が見られるようになり「大丈夫だよなぁ」とちょっと不安になっていた。
発売日当日、知人と2人で某家電量販店へ。
念のために開店よりちょっと早い時間に着いた。
「予約しないと大変みたいですよ」
「いや、大丈夫だろ」
「人並んでますかね」
「並んでないだろ。ここで行列なんて見たことないもの」
行列ができていた。
「並んでますね……。どうします?」
「並んでまで買わなくてよくない?」
「いや、あれくらいだったら大丈夫ですって」
「そうか?」
「せっかく来たんだし行きましょうよ」
車を降りて行列に向かうと、店員からこの列に並ぶようと指示される。
どうやら予約なしの在庫は27本しかないと知る。
すでに15人前後が並んでいた。
「なんとか買えそうですね」
「そうだな」
その店には入り口が2つある。
片方は一般客用、もう片方がわたしたちが待たされている方だ。
一般客用の方が店内まで近い上、そちらにも何人かいる。
イヤな予感がする。
ちなみにわたしたちに整理券などは配られていない。
これ、あっちから行けちゃうんじゃないの?
開店と同時に2つの入り口が開く。
それとともに並んでない方からダッシュでゲーム売り場に向かう人の群れ。
対してこちらはしっかり並ばされているので、なかなか入ることができない。
いやいやいや、何考えてんの、店員?
ようやくゲーム売り場まで来ると、行列にいなかった人たちがすでにレジに並んでいた。えー。理不尽すぎるだろ、これ。
もし買えなかったら店員に一言言わなきゃ済まないなと思っていたが、無事に買えたのでまぁ良しとする。
今はあのやり方、改善されているのだろうか。
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