見出し画像

最貧困のシンママの記録

鈴木大介氏の、「最貧困女子」を読んでから、彼女たちの生態に興味を持った。

最貧困女子

今や働く単身女性の3分の1が年収114万円未満。中でも10~20代女性を特に「貧困女子」と呼んでいる。しかし、目も当てられないような地獄でもがき苦しむ女性たちがいる。それが、家族・地域・制度(社会保障制度)という三つの縁をなくし、セックスワーク(売春や性風俗)で日銭を稼ぐしかない「最貧困女子」だ。可視化されにくい彼女らの抱えた苦しみや痛みを、最底辺フィールドワーカーが活写、問題をえぐり出す!(本書の要約より)


働きながら、1人で子供を育てるというのだが、その年収は114万円未満。
常識的に考えて親子で生活が成り立つ額ではないが、シンママというのはたくましく生きているのである。

その彼女たちは、まだ20代の妊娠可能年齢にある妙齢女子である。
オシャレもしたい、化粧もしたい、ネイルもしたい、やっぱり彼氏だってほしい。
独身の20代の女子となんら変わりのない中身を持っているはずである。
ただ、子育てをしているという一点においてシンママたちは大きな制約を受けているのである。

職場に行く前に、子供を保育所に預け、仕事中も保育所から「熱が出たから迎えに来い」などの連絡があり、夕方は子供を迎えにいって、食事の支度をして、風呂に入れて、寝かせて。
休日はずっと子供の面倒を見て、仕事には行けない。
年収114万円であれば、自由に使えるお金は無いだろう。
服は買えないし化粧品も買えない。

でも、シンママの中身は普通の20代女性だ。
普通に男が好きだしセクロスだってしたい。ただ、子供が居るために経済的にも肉体的にもとても疲れているのである。制約されている。

ナンパ師にとって、このシンママという市場はブルーオーシャンではなかろうかというのがわたしの今回の仮説である。
この市場には圧倒的にセクロスの供給が不足しているのではないか。

シンママの生態に、実際に触れてみたいと思った。

使用したアプリは、Pairs
20代で、「離婚」「子供と同居」の女性を中心に、マッチングしてみる。

即れそうな案件が見つかった。

28歳/3人の子供/飲食業

アプリでのやりとりは上々であった。会えば、即れそうな状態まで、文章のやりとりで気分を高めておいた。
問題はアポである。

昼は仕事、夕方から夜にかけては、ずっと子供につきっきり。
土日はずっと子守。

「1時間だけ出ておいで」の申し出にも、なかなか応じてくれない。
ハッキリ言ってシンママの制約の中でアポを組むことなんて、本当に難しいこと。
シンママ市場は、お金も時間も枯渇しているのだ。

この案件は放流かと、諦めかけたとき案件から妙案が提示される。
「子供が寝たあとなら、お家にきてもいいよ!」


なるほど、ヨネスケ即なら、可能ということか。

今回のシンママ実態調査は、
ヨネスケという形で実現する。このTweetにまとめた(音声注意)

広島市内某所。21時。

シンママが3人の子供と暮らすマンションに潜入した。
写真を公開できないのが残念であるが、そのマンションは、むしろ「アパート」と呼ぶほうが適切なくらいボロかった。
家族4人で暮らす愛の巣は築50年を超えるような、ボロアパートであったのだ。

2階にあるその部屋に招かれる。
もちろんオートロックなど、無い。

鍵があるのかないのかわからないようなドアを開けると、いきなりリビングがあり、
(ここからはシンママの個人情報を含む。写真もある。広島市内にてシンママを抱きたい方は購入してほしい)

ここから先は

1,375字 / 2画像

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?