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ドラマ録:それでも、生きてゆく

おはようございます!ライオです!

先日FODで瑛太主演のドラマ、『それでも、生きてゆく』を見終わりました。2011年のドラマ、今更でしたが。

女児殺人事件の加害者の妹(満島ひかり)と被害者の兄(瑛太)を中心とした、家族の葛藤を描くドラマです。

見応えありました!そして、満島ひかりさんや瑛太さんを始めとして、絶妙な演技をされていると思いました。小田和正さんの音楽を使って、重たくしすぎず、でもそれぞれの人の想いを上手に表現していると思います。何よりも、『家族』を描いていること、そして『被害者』『加害者』両方の『家族』を描いているのが良いですね。

脚本家の坂元祐二さんはそのような社会問題や心の部分を描写するような作品が多いのですかね。とりあえずFOD繋がりで次は『最高の離婚』を観ようと思います。笑

加害者・被害者自身ではなく家族は、それぞれの想いを元に生活をする。

ずっと加害者を追い続けて亡くなった被害者の父、触らぬ神に祟りなしと新しい家族の中で支援し続ける被害者の兄と母。

一方加害者親族も自分たちの家族を守るため、と加害者自身と向き合うのを避け続ける。

満島ひかりが瑛太に接触をし始め、葛藤を持ちながらそれぞれが行動し、交流し、ぶつかり合い、少しずつ止まっていた人生の針が進み始める。

私自身の家族、人生に照らし合わせていました。

3年前にマルチ商法会員の親族として課題に向き合おうと決めたとき、父親が離婚してから15年、母と姉が絶縁してから4年が経っていました。父や父方の祖父母とは15年間会っていなかったし、姉の絶縁時には色々と取り組んだものの、暫定的な対処で終えて、向き合うことを辞めていた自分がいました。
でもそれは、自分の家族を最優先するためと、何十年も向き合い続け苦しみ続けた親族に対し、表面上だけでもトラブルが起こっていない状態をキープしたかった。

向き合うことは変化を起こし、必ずしも全てが良くなるかは分からない。負担が増える人、思い出したくない過去を思い出す人など、向き合う過程は茨の道です。

でも、親族としての立場は事実だし変わることはない。このままでよしとするのか、そうでないのか。向き合うと決めた私は後者を選びました。

自分自身負担(と言ってはなんですが)が増え、その皺寄せが家族にかかる。親族にかかる。私が関与するマルチ会員親族の方にも見えない鎖のように負担を強いている可能性もある。
この問題は本当に難しいです。

マルチ商法の場合、母はマルチ商法の被害者でもありますが、残念ながら家族に対しては加害者です。私もあまりこの表現を使いたくないのですが、先日共有された叔母の5年前のメモでも、『私の姉にとって、母は加害者であることを認識することが大事である』と第一声に書かれていました。八方美人にはいられない。戦って来た人だからこその表現だと思いました。


やりたいことをやれ!と言うのは簡単ですが、私にはそれがなかなか見つかりませんでした。今やっているマルチ商法課題解決、というのがやりたいことなのかは分かりません。
ただ、自分を構成する事実の一つであることには変わりないし、生き生きと暮らせる人を一人でも多く作りたい、という私の変わらない想いには繋がっています。
元々想像していた生き方とは色々違うけれど。笑

少しでも、誰かの何かのためになれていると幸いです。


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