皆様こんにちは。
タイガーマスクGです。

「この馬のココが良い！」と題し、今回は今週の安田記念に出走予定である【ヴァンドギャルド】の良さについて書き綴って参ります。


私自身の主観が大半を占めると思いますが、あくまでも一意見として読んで頂きつつ「こういう良いところもあるよ！」といった意見も沢山下さると幸いです。宜しくお願い致しますm(__)m

ヴァンドギャルドは現在20戦5勝(2022年6月2日時点)の成績。近5走のうち4走が海外のG1競走とここ最近は海外でのレースが増え、ドバイターフでは2年連続で馬券圏内に入る活躍を見せております。

この馬の一番の良さは成長力。

成長力と一言で表すと成長幅やどこまで成長したかを想像されるかと思いますが、私が考えるこの馬の成長力は「成長を止めない」という点。
3歳時から素質の高さに定評があり重賞戦線を使い続けたものの新馬戦以降勝利を収める事ができず、思い切って休養を挟んだ事で自己条件を3連勝しOP入り。ココがはじめに感じたこの馬の成長ですが、このように3歳馬が休養を挟んで秋に成長した姿を見せるというのはごく自然なケースでもあります。

しかし、この馬の成長は他にもあり1つ目に挙げたいのがハミ受けの上達。
まずこの馬は気性面に課題があり、若駒時代はその気性面が災いして重賞を勝ち切れなかったと言っても過言ではございません。気性の荒さから口を割ってしまう場面が散見され上手にハミを受ける事ができなかったのですが、厩舎スタッフの教育・育成により徐々にハミ受けが良くなっていき4歳春の頃にはだいぶ形となっていました。
それでもまだ気性の難しさが解消されたわけではなくハミ受けの形だけが出来ているような印象で、実際にG1などの一線級相手ではやや物足りない競馬が続いていました。
そんな中、昨年のドバイターフで2着と好走して以降だいぶ気性面が穏やかになった印象を受け、帰国初戦の毎日王冠では追い切りの段階からのびのびと走っている姿がとても印象的でした。これが5歳秋を迎えた事で自然と穏やかになったのか、或いはG1で好走した事により馬が自信をつけたのか、明確な要因は見い出せていないですがハミ受けから伝わっていた気性の難しさも全く感じなくなり課題がひとつ解消された事は間違いありません。今ではとても上手にハミを受ける事ができています。

もう1つこの馬の成長を感じたのが手前変換の上達。
こちらは「追い切りで見せる手前変換」と「レースで見せる手前変換」の2つの観点から述べて参りますが、この馬はとにかく右回りの追い切りで手前を替えない事が多く、ごく稀に替える時があってもバランスを保てない事や乗り手が促して替える事ばかりで、自己条件を3連勝した3歳秋頃は追い切りだけでなくレースでもコーナーを逆手前で走ってしまうなど課題を残していました。
その後、レースでは徐々に解消されていくものの追い切りでの手前変換のぎこちなさは依然残り続け、それに応じて良績も左回りに偏るようになっています。

この手前変換ですが、良くなったとハッキリ感じたのが実は昨日行われた安田記念の最終追い切り。
スムーズにコーナーを回って直線に入ると鞍上が一切促す事なくバランスを保ったまま左手前へと変換し、今までのこの馬に対するイメージが大きく変わりました。今回たまたま上手に替える事ができただけという可能性も考えられますが、仮にそうであったとしても「デキが良い」と捉える事ができますし何れにせよ昨日の追い切りがとても良い内容であった事は間違いありません。
私としては、今まで上手に手前を替える事ができなかったこの馬があれだけスムーズに出来るようになったワケですから成長したと見てよいと思っています。

得意の左回りで再び挑む大一番。2年前に挑んだ同舞台では超一線級のメンバーを相手にこの馬自身は成長途上の段階で全く歯が立ちませんでしたが、海外のビッグタイトル獲得にあと少しのところまで迫り6歳春を迎えて更なる成長を遂げた今ならば、悲願のG1タイトル戴冠も夢ではないでしょう。
これまで培ってきた努力の結晶を惜しみなく出し切り、悲願達成を果たしてほしいと思います。

以上が、私の考えるヴァンドギャルドの良さでございます。

冒頭にも申しました通り、私の一意見ですので「他にもあるよ！」といった意見をぜひ聞かせて下さると私も勉強になりますし競馬トークがより一層盛り上がると思います。

今回の内容を馬券購入に活かして頂いたり競馬の見方を広げていく事に活かして頂くと投稿者冥利に尽きる思いでございます。
何らかの形で皆様のお役に立てる事が私としては一番嬉しく思うので、烏滸がましくもぜひ「いいね」や「コメント」を頂けると大変励みになります！


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