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キャリア形成と永年勤続表彰

こんにちは。へびそるです。
最近、クリエイター名を変更しました。どうぞよろしくお願いいたします。
私は普段、エンジニアのキャリア支援をしています。
今日は、キャリア形成と終身雇用制度について書いてみたいと思います。

画像出典 <a href="https://jp.freepik.com/free-vector/horse-drawn-vintage-vehicle-cartoon-composition-with-girl-sitting-in-covered-wagon-at-south-nature-background-vector-illustration_31643581.htm#query=馬車&position=2&from_view=keyword&track=sph">著作者:macrovector</a>/出典:Freepik


こちら、私の自己紹介です。お暇があればぜひ見てやってください。

キャリアとは

私はキャリアについて関心があり、キャリアについて書かれた書籍を読んだり、直近ではミートキャリアさんのキャリアサポーター・アカデミーを受講したりしています。仕事でもエンジニアのキャリア支援をしています。
(キャリアコンサルタントの資格は持っていませんが・・・)

そもそもキャリアとは、どんなものなのでしょうか。
私がよく読み返す金井壽宏さんの著書にはこうあります。

馬車が遠い道のりを旅する様を思い浮かべてほしい。行き先がはっきりしていることもあるし、茫漠としていることもある。でも、岐路にさしかかる度に、どちらかの道を選ぶ。今いるところにたどり着くまでに、いくつかの岐路があっただろう。迷わずに選んだところもあれば、成りゆきに任せたところもあるはずだ。それでも馬車はずっと進んできた。

働くひとのためのキャリア・デザイン 金井壽宏著  p26より引用

キャリアは英語でcareerですが、馬車(cariiage)や、運搬、運送(carrier)と同語源だそうです。

なにか大事なもの、重たいものを遠くに運んでいくという点では、よく似ている。キャリアでは、それが自分の長期的な生き方、働き方にかかわっている。それが、運んでいく大事なものなのだ。たった一回限りの仕事生活における節目での選択の流れがキャリアにほかならない。

働くひとのためのキャリア・デザイン 金井壽宏著  p28より引用

選んだ道が悪路で馬車が思うように進まないこともあれば、道案内してくれた案内人の導きがとても自分にフィットすることもあるし、一見遠回りのように見えた観光名所めぐりが後から効いてくるなんてこともあるかもしれません。

キャリアについて考えることを、
・これまでの自分の人生の節目ごとの選択を振り返ること
・それを踏まえてこれからどういった選択を取るかを考えること

だとすれば、多くの人にとってキャリアを考えるきっかけとなるのは転職と異動ではないでしょうか。
転職する際は、いやでも自分のこれまでのキャリアの棚卸をしますし、異動する際は、棚卸までいかなくても、これまでとこれからの仕事を自然に比較するものだと思います。
転職する気もないし異動もない人は、キャリアについて考えない、と断言はもちろんできませんが、仮に終身雇用の会社に所属していると、キャリアについて受け身の姿勢であっても安定した生活を送れてしまうこともあるかもしれません。
キャリアについて見つめなおすきっかけをもっと作れないか、と考えてみて、一つアイデアが閃きました。

永年勤続表彰制度

終身雇用制度の会社では、永年勤続表彰制度を取り入れているところも多いのではないでしょうか。永年勤続表彰とは、勤続年数の長い従業員に感謝と称賛を伝えるための表彰制度で、従業員への感謝とともに金一封や記念品を贈ることが一般的で、10年、20年、30年と10年区切りの企業が多いようです。
この永年勤続表彰制度を「従業員について半ば強制的にキャリアについて考えるきっかけにすることもできるのでは?!」というのが私の(渾身の)アイデアです。
永年勤続表彰制度では勤続の長い方がスピーチをすることもあるかと思いますが、その光景は「馬車が遠い道のりを旅する」場面そのものです。

「これからのキャリア」に焦点を当てたライトニングトーク

永年勤続表彰制度では、どちらかといえば従業員がこれまでの感謝を述べることに主眼がおかれ、過去を語ることが中心に据えられがちですが、年次を3年、5年、10年などで刻むことで、より「これからのキャリア」に焦点をあてることができます。
勤続3年、5年、10年の従業員を対象にした「キャリアデザイン・ライトニングトーク」なんていう場も面白いかもしれません。
ライトニングトークとは、通常5分から10分程度の短時間でテンポよく行われるプレゼンテーションの一種で、稲妻のように素早く伝えることを目的としているため、「ライトニング」トークと呼ばれています。IT業界でよく使われる用語です。

エンジニアだからこそ自身のキャリアを振り返る場を設ける

エンジニアは、自分の携わっている製品、プロジェクト、技術、知識が、自分のキャリアに直結していきます。特にIT業界は技術の流行り廃りが激しいため、常にキャッチアップしていくことが求められていきます。
自分をアップデートしていく必要性が、他の職種に比べて高いといえるのではないでしょうか。
でも、正直、自分のキャリアを振り返ることは、面倒だし重たい作業です。半ば強制的にそういった場を設けることは、理にかなっているような気がします。
さっそく自社のエンジニアに提案してみようと思います(笑)

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