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自己紹介第二弾~私がキャリア支援を志した5つの理由~

こんにちは。きんちゃんです。
エンジニアの皆さん、キャリアの設計してますか?
私はエンジニアの皆さんのキャリア支援活動をしています。
今回は自己紹介の第二弾として「なぜ私がキャリア支援を志したのか?」についてつづります。
☟私のプロフィールや強み、提供できることについてはこちらをご覧ください!

▼私が本業以外でキャリア支援を志した5つの理由

私は本業でエンジニアのキャリア支援をしていますが、ここでいうキャリア支援とは現職で行うものは含みません。
なぜなら「それって仕事でしょ」と言われてしまうとそのとおりなので(笑)
私が本業以外でもエンジニアのキャリア支援活動を志した理由は5つあります。長文でかなり暑苦しい文章となりますが(笑)、お付き合いいただけるとうれしいです!

理由①前職の自分のような人の力になりたい

私は、新卒で入った某メーカーで仕事や人間関係について自分一人で悩み、鬱屈とした5年間を過ごしました。
当時の私は、将来を真剣に考えるわけでもなく、浅い考えのまま就活し内定出た会社になんとなく入社。要領も悪く社交的でもないので上司先輩からの受けはお世辞にもいいとはいえませんでした。いや悪かったかな。同期とも決して仲がいいわけではなく。というか積極的に仕事関係の人と関わることをしなかったので、だんだん同期とも疎遠に・・・。
上司先輩は仕事のやり方は教えてくれましたが、「社会人として組織でどうふるまうべきか?」についてはだれも教えてくれなかったので、自分で失敗(叱られる、呆れられる、笑われるetc)という代償を払いながら体得していった記憶があります。
もともと私は、家族や友人に対してあまり自己開示しないタイプです。
今でも、仕事のことは家族にも直接影響のあること以外はほとんど話しません。こういうタイプの人間は、仕事で行き詰ると自分で抱えます。
でもそんな私でも思うのです。
家族や職場の人は関係が近すぎるし、利害関係もあるし、何より恥ずかしい。けど、自分のことを全く知らない第三者には話せるのでは?と。

自分の悩みを受容してくれて、共感してくれて、自己肯定感を高めてくれる人がそばにいれば、もっと楽しく前向きに人生を送れていたのではと、今振り返ると思います。
そんな私のような境遇の人を救いたい、いや、それはあまりにもおこがましいですね。力になりたい、寄り添いたい。エールを送りたい。それが1つめの理由です。

理由②本業でキャリアに悩む人を多く見てきた

私は本業で多くのエンジニアと話す機会があります。
かつての私のように、悩みを抱えながら仕事をしている人は本当に多くいます。上司との人間関係に苦労している方。いまの仕事が自分のキャリアに繋がるか不安な方。理想と現実の落差に自分を責める方。ただ漠然と将来が不安な方・・・。
そこで私が感じたことは2つ。
1つめは、エンジニアであっても営業であっても、悩む種は同じだということ。エンジニアの方々と話をしていても、ひたすら職場の人間関係の話ばかりで、技術の話が全く出てこないこともしばしばあります。
(もちろん、数回の面談を通じて業務内容を把握しているという前提ですが・・・)
2つめは、悩みを誰かに話すことで人は元気になったり、打開策が生まれたりするものだということ。
正直、大したアドバイスもできずただ話を聞くだけのときもあります。また、自分の何気ない一言が相手にとって有益なアドバイスになることも。
その逆に、これや!と決め台詞のように発した話が刺さらないこともあります(笑)。一人で悶々と悩むより、誰かを相手に壁打ち*することで一歩も二歩も進めるのだ、と思います。
人の数だけ悩みはある。
当たり前のようですがこの仕事をして改めて気づいたことです。
「本業でキャリアに悩む人を多く見てきた」こと。
これが2つめの理由です。
壁打ち*・・・話を誰かに聞いてもらって考えを整理すること

理由③私自身の心境の変化があった

2020年の夏、高校時代の友人が急逝しました。
あまりにも突然の幕切れ。人生は有限だと思い知らされました。
そして「今の会社が好きだし、大きな不満はないし、それなりに一生懸命やってきて報われている感じもある。でも、本当にこのままでいいのか・・・?」
とモヤモヤするようになりました。
自分に向き合って考えていくうちに、一つの答えが見えてきました。
これまでは自分の人生を歩んでいるようにみえて、実は会社に自分のキャリアを預けていたのではないか?
自分の歩いているレールは自分ではなく会社が敷いたレールなのではないか?
自分のキャリアの主導権を自分の手に取り戻す!
自分の人生は自分で設計する!

人生100年時代と言われるようになり、70歳を超えても働くことが当たり前の世の中。今の会社だけでなく、社外でも通用するような人間になりたいと考え始め、自分のタグである「エンジニア」と「キャリア支援」を活かした活動をすることに思い至りました。
「私自身の心境の変化があった」こと。これが3つめの理由です。

理由④本業でのキャリア支援では限界がある

前職の自分のような人の力になりたくて、本業でも悩んでいる人を見てきた。そして自分自身の心境の変化があった。
それなら本業にますます注力していけばよいと思われるかもしれませんね。でもそれだけでは限界があります。
本業ではあくまで社内で働くことを前提にキャリア相談に乗ります。自社の社員に転職を促すようなことはしませんからね。
でも私がやってみたいのは、そういった社内の枠にとらわれず、広く世の中を見てどういったキャリアがそのエンジニアにとってベストなのか?を一緒に考えること。
ミートキャリアのキャリアサポーター・アカデミーでも学びましたが、今のご時世、転職市場はカオスです。私だったら一人では怖くて転職できないです。様々なタイプの転職活動が存在し、自分にとって何が合うのか、を親身になってアドバイスしてくれる存在が絶対に必要だ!
だから本業以外でも活動するのです。
「本業でのキャリア支援では限界がある」こと。これが4つめの理由です。

理由⑤弱い紐帯の強さを発揮できる

「弱い紐帯(ちゅうたい)の強さ」とは、米国の社会学者マーク・S・グラノヴェター(Mark S. Granovetter)が1973年に発表した社会的ネットワークに関する仮説です。

グラノヴェターが説いた「弱い紐帯の強さ」は、価値ある情報の伝達やイノベーションの伝達においては、家族や親友、職場の同僚のような「強い紐帯」よりも、ちょっとした知り合いや「知り合いの知り合い」のような「弱い紐帯」のほうが重要であるという理論である。

2022/5/13東洋経済ONLINE 転職の成功は「弱いつながり」人脈がもたらす理由 田久保善彦より
 

キャリア支援を志す前からこの言葉は知っていました。
誤解を恐れずにいえば、自分のことをよく知る家族や会社の同僚は、自分の過去や性格、思考をよくわかっている分、アドバイスやかけられる言葉も想像を超えてくることは少ないし、利害関係や忖度、先入観というフィルターを通して伝えられることが多い気がします。(もちろん耳に痛いことを伝えてくれる場合もあるかと思いますが)
私たちは、家庭では母親や父親として、職場では課長やマネージャー、あるいは組織の一員として、何らかの役割を背負っているもの。利害関係や忖度、先入観なく接することができる相手って、案外少ないことに気づきます。
私は、キャリア支援を行うカウンセラー(キャリアの相談を受ける側の人)は、弱い紐帯の強さを発揮できる貴重な存在だと考えています。
弱い紐帯だからこそ、カウンセラーは目の前のクライアント(キャリアの相談をする側の人)に対して、「あなたの話を聞いて、あなたは〇〇な人だと思う」「あなたには〇〇な強みがある」「あなたには〇〇の可能性がある」と話ができるものだと思います。
クライアントの立場になると、過去の自分を知らないがゆえに安心して話せること、フィードバックが欲しいこともあると思います。
「弱い紐帯の強さを発揮できる」こと。これが5つめの理由です。
余談ですが、私が「弱い紐帯の強さ」を知ったのはこの本です。

今回は「なぜ私がキャリア支援を志したのか?」についての思いをつづってみました。次回は「なぜエンジニアなのか?」について語ってみたいと思います。

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