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トントン拍子

こんにちは、Goldriceです。


順調だ。トントン拍子だ。転職して減った収入を補うために始めた副業がすこぶる順調、本業に迫る勢いだ。こちらの法律ではビジネス登録などしていなくても収入があった時点で既にビジネスを持っているという認識になって、そうなると責任が発生する。子供がお手伝いをしてお母さんにお小遣いをもらうのとはわけが違う。そう、税金を払うのだ。

私にはトントン拍子とはいえ、世間一般に言えば小遣い程度だろうこの収入。世間一般とはだれのことか。お上のことよ。法律でこの程度の収入だとビジネス登録はまだしなくていいのだ。アップルだとかスターバックスだとかそんなビジネス名もとらなくていい。いろいろ面倒なことは免除してあげるから税金は払ってね、というスタンスなんだろう。イマドキSNSで知らない間に結構稼げてるという人もいるだろうね。ビジネスするつもりがなくても収入になっていれば既にビジネスを持っていることになるというのがこの国の法律なのだ。念のため、日本の話ではありません。

逆に言うと知らずに・知っていて、税金を払わない人が大勢いるということなんだろうね。「いい会計士知らない?」って友達に聞いたら驚かれたくらいだから私のささやかな収入で真面目に対応しようなんて奇特なことなのかもしれないね。でも私は今後もっと稼ぐつもりでいるから今からきちんと勉強しておきたいし、願ってもない状況にあると思う。神様は見ている。クライエントさんたちだって、私がきちんとしていれば気持ちがいいだろうし、信用も上がり、良いつながりをまた持ってきてくれるかもしれない。

ここしばらくビジネスとは何ぞやということを調べていて今更ながら腑に落ちたことがある。なるほどビジネスを持つということは経費が計上できるということと、お金を納めれば納めただけ年金の受取額が上がる。お上にとられるだけじゃあない。


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私は調理師で、本業の方ではもちろん調理の仕事をしている。副業でハウスクリーニングの仕事を始めたんだけれど、料理で食べていきたいから掃除の仕事は減らしていきたいと思っている。ありがたいことにシェフのサイトから私を見つけた人が料理のみで雇ってくれていて、掃除をしているお宅も2件持っているけれど、どちらも料理がしたいと言ったら料理の仕事もくれるようになったので掃除だけで伺う家はなくなった。近々もう一軒料理のみをしてほしいという依頼があるのでその人の引っ越しが終わったら請け負うことになる。副業としてはいっぱいいっぱいだ。

掃除って面白くて、嫌いではない。料理は毎度新しいレシピが与えられたり、材料が思うようにそろっていなかったり、温かいものが同時に仕上がるようにとか、結構頭を使うし時間外にメールのやり取りをしたり家から道具を持っていく準備をしたりと結構手間がかかってしまっている。その点掃除洗濯は頭を使わないとは言わないまでも体が勝手に動くし、先方の期待が日々変わることもないので私の技術というよりは時間を切り売りする感覚で体力は使うけれども頭の疲れはない。副産品としては部屋や物がキレイになっていくのは思ったよりも私自身の気持ち上げてくれる。ささやかな達成感と整った空間に漂う「気」のよさよ。どっと疲れて帰るというよりは今日もよくやったとドヤ顔で愛車に乗り込む私はこの仕事、向いているのだと思う。逆に言うと料理のみになったら結構頭が疲れてしまうかもしれない。すべてのクライエントを満足させようとするだろうし、慣れたらどうということはないかもしれないけれど、料理ってエンドレスなのだ。

私にとっての次なる課題は値段設定だろう。これは自分の自信とつながっていることもあって、なかなか一筋縄ではいかない。どれほどの額が自分にとって適正なのか、クライエントにとって意味のあるものなのか。市場価格というものはあるんだけれど、それよりは自分の評価を自分でしなくてはならない難しさがある。


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