50年分の自分史~ユーミン万歳⑨~

少し?書き込みが間をおいてしまいました。年末年始はやはりバタバタしますね。さて紅白歌合戦もしっかりと見つつ、今の日本音楽シーンでの60代アーティストは、やはり力があったのだなと再認識しました。

今回のユーミンは(曲順で書いていますので)季節外れではあるけれど
「サーフ天国、スキー天国」
時代背景からバブル時期とユーミンの歌がリンクした…なんて書かれたりも
したけれど、今年60歳になる私からすると、少し違和感がある。
それは振り返ったから言えることで、当時はそんなに難しいことさえ
考える余裕も無かったのだと思える。
音的にはリミックス度がほとんど感じられないほどに自然に仕上げられているようにも思え、それこそが今回の「センス」なのだと感じる次第。
2コーラス目の歌詞「・・・悩みごとはとりあえず帰ってからの宿題」と
いう名言としか言えない。

「海を見ていた午後」
荒井由実時代の名曲。今の世代にはわかりにくいかもしれない。
ソーダ水ってなに?と言われるかな。
イントロのローズ?の音色。「あなた・・・」から始まる物語性の強い歌詞。誰もがドルフィンで頼んだメニューの中を、貨物船が通る・・という表現は衝撃でした。

何かに怯えて自分を正直に出せなかった・・・後悔。
しずかなアレンジと相まって、何度も聞いてしまうのは男性も同じ。
ここでも、それまで無かった表現がある。
多分ポップスの歌詞で「紙ナプキン」という単語を使ったのは珍しかったはず。インクがにじむ・・・ことで筆記具の種類もわかりますね。
ノスタルジーにくくってしまうにはもったいない、小説のような小曲。

60歳前後の方々には、この2曲はとてもやさしく響くと思う。
当時ならレコードを何回も繰り返して聴いた。
そう、今ならパワープレイと呼ぶように、ね。





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