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今日やったことに点数を付けるなら何点?

皆さん、ここ数日で「これをやったぞ!」ということはありますか?

そのできを自己採点したら、何点を付けますか?


私は、昨日「今年度最後のビッグイベント」を終えました。

開放感から思わず饒舌になってしまうくらい心軽くなりました。

そんなウキウキな気持ちで帰ろうとしている私に、上司から一言。


「今日のできは自己採点したら何点?」



🔷昨日のビッグイベント

社長及び全組織の管理職に対して、年間活動報告と次年度に向けた課題検討をする会議がありました。


年明けにいきなり「やるからよろしく」と作業がねじ込まれ、セッティングから、司会進行+一部報告を担当することに。


控えめに言ってもジゴクな日。


ちょっと気が重かったです。

なんで一番下っ端の私がこのようなポジション……

下っ端だからか?


でも、後ろ向きな気持ちでいても仕方無いので、とにかく全力で臨みました。

資料作成から苦しみ抜き、そして昨日。


ついに終わりましたー。


🔷自己採点に必要なスキル

色々言われたけど、とにかく終わった…!

そんな達成感で満ち溢れた私に、上司が一言。


「今日の会議を振り返って、できを自己採点したら何点付けますか?」


思わず、

「何点…うーん、言おうと思っていた説明をスッポリとばしてしまったところがあったりしました…」

と言ってしまいました。


休憩時間での会話とは言え、なんと情けない返し。

そもそも点数答えていないし。


この時、自己採点することの難しさを感じました。


まずは、その時の出来事を冷静に振り返ることが必要です。

そして、自分が果たすべき役割に対してどれだけこなすことができたかを客観的に評価できないといけません。

更に、それを数値化できて初めて“自己採点”になります。


私は、その時の出来事を冷静に振り返れていませんでした。「とにかく終わった!」で済ませていました。

自分の役割は分かっていましたが、取れだこなせたか判断できていませんでした。

そんな状態でしたので、数値化なんて全くできなかったわけです。


とりあえず「70点位ですかね」と言おうかとも思いましたが、その根拠は無し。


完璧じゃないけど、一応会議のゴールは達成できたし…というどんぶり勘定。


🔷他人の評価を期待してはいけない

自己採点ができなかった私は、思わず「何点でしたか?」 


と上司に聞き返したくなりました。


が、ぐっと堪えました。


自己採点をする前に、上司の評価を聞いてしまったら、多分もう己の採点をすることはできなくなると思ったからです。


ここで上司に、

「90点だったよ!よくやった、お疲れ様!」と言われたら

「そっかー、そう言われるとまぁ80点位付けておこうかな♪」と思いそうだし、


「60点かな。準備不足だったんじゃない?」と言われたら

「そんなー、けっこう頑張ったんだけどなぁ、70点位付けても良いんじゃない?」と思いそう。


結局、上司の評価を参考にしてしまうと思います。


指標になるものがあると、逆に自分の意志で、自分の判断基準で考えられない。


「自分はどういう判断基準を持っていて、自分の行動をそれに照らし合わせてどう評価して、どう数値に落とし込むのか」

を訓練する機会を失ってしまう。


というわけで、あえて上司の評価は聞かずに、まずは自己評価してみようと思いました。


自分に向き合うのは勇気がいるし、面倒だけど、こういう機会を大切にしたいと思います。


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