小澤康祐@ゴルフスイング物理学(長野県松本市・東京にて個人レッスン受付中)

YouTubeでゴルフスイング物理学というチャンネルでスイング論や身体の使い方などを発…

小澤康祐@ゴルフスイング物理学(長野県松本市・東京にて個人レッスン受付中)

YouTubeでゴルフスイング物理学というチャンネルでスイング論や身体の使い方などを発信。本を書いたり、オンラインの講座やレッスンをしています。よろしくお願いいたします。 公式 https://golf-physics.off-the-wall.co.jp

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2022年からのゴルフスイング物理学

noteでは初めましてですね。 私、youtubeで2014年くらい?からゴルフスイング物理学という、今考えればとてつもなくおこがましい名前のチャンネルで情報発信を始めてしまった男、小澤康祐です。 これまではスイング動作や体のことなどをメインに話してきたつもりではあったのですが、ここへきてスイング作りでやるべきことがシンプルにできそうというところで、ゴルフの上達というテーマで少し拡大して発信していこうという考えでおります。 2022年、ゴルフスイング物理学はさらに進化を

    • ボールを置く位置の正解はない

      (noteサボりすぎました。) さて、今回はボールを置く位置ということを例に、こんな考え方だとゴルフが上手くなる、逆に上手くならない、というのを書きたいと思います。 大前提として、ゴルフにおいて何かひとつの要素だけを取り出した場合に正解はないということです。 ボールの位置はここが正解!みたいなのがないということですね。 こういうスイングでこのクラブを使って、こういう球を打ちたいならこの辺になるだろう、というくらい、ぼんやりしたものなんです。 なにが大切かというと、

      • 【手元の浮き、前傾が解ける、アーリーリリースなど…】

        〜「無くしたい動きを無くす」のではなく、「なぜその動きが今必要なのか」を考える〜 スイングのお悩みは様々ですが、その動きがなかなか直らないという方に向けて、あるひとつの考え方が必要だと今回は書いていきます。 それは、そのお悩みになっている動きは、実は「必要」だからしてしまっているということです。 例えばオーバースイングとアーリーリリース(多くの場合、同時に発生します。) なぜ今自分にはオーバースイングが必要なのか?と問います。 すると、実は早くリリースをしてインパク

        • 【完全二重振り子ではゴルフスイングは成り立たない(十分条件ではない)】

          おそらくスイングについて考えている人の多くは、様々な物理法則や物理的な現象を当てはめて運動を考えていて、 「この法則を使っていくとどんな動きをするだろうか」 「この現象を使えば効率的にヘッドスピードを上げられるんじゃないだろうか」 と模索していくわけですが、それゆえにいろんな人が物理的に考えていても、答えが一つに収束していくわけでもないのですね。 今回は「二重振り子」についてです。 僕もスイングを考え始めて間もなく、ヘッドスピードを上げるためには二重振り子的な運動が

          【危険】スイングは作る順序を間違えると悪い癖を身につける

          〜とにかく「正しい水平スイング」から作る〜 先日アップした「7つのルーティンワーク」は、スイングを作る順序を非常に大切にしています。 ゴルフを始めた方のほとんどが、いきなり地面にあるボール、またはせいぜい4センチティーアップされたボールを打つ練習によってスイングを作ってしまいますが、ここに落とし穴があります。 目線よりも下にある球を打つ練習でスイングを作ってしまうと、手の通り道(ハンドパス)で作られる円よりもヘッドの通り道が下を通過していく使い方によって、または腕とクラ

          【危険】スイングは作る順序を間違えると悪い癖を身につける

          本当の「シャローイング」は「インパクト」を意識することで自然発生させる

          シャローの意識で失敗してしまうというのを分かりやすく説明しようと例えを考えてみたのですが、垂直跳びが良い例かと思います。 垂直跳びは誰しも高く跳ぶことを目的として体を動かします。 その準備動作、反動をつけるために必要な分だけ、しゃがんで良いタイミングで飛び上がるわけですね。 切り返しでのシャローイングというのは、インパクトのための準備動作であるはずです。 目的はインパクト。 つまり、「シャローを意識してスイングが壊れる」というのは、しゃがむことを意識しながら垂直跳び

          本当の「シャローイング」は「インパクト」を意識することで自然発生させる

          腕とクラブの間の角度と重心角の関係

          クラブの重心角というのがなかなか厄介で、捕まりやすさに大きく影響するという話はよくあるのですが、ではスイングとの関係性は? シャローかスティープかだったり リリース方式が回内なのか掌屈なのかだったり 上から見たクラブ軌道の円がしっかりカーブしているか、直線に近いか、というところと関係してきます。 しっかりカーブしたイントゥイン軌道だと、ヘッドの重心が外へ向かう力が強くなり、フェースが前を向く力が強くなります。 重心角分だけしっかりフェースが左を向くということになりそう

          【ドーピング、燃え尽き症候群、持続不可能】競技(社会)が成熟すると必ず起こる問題とは

          さてさて、前回記事に引き続き、平和(?)について。(思想強めか) アスリートという生き物の危険性と、僕達一般人にも実は身近な問題なので、ちょっと提起しておきたいのです。 スポーツって、それぞれに「習熟度」というものがあります。 古いスポーツ、人気のスポーツ、競技人口の多いスポーツほど、そのトップのレベルは人間の限界値に近いところで戦っているというのは、想像しやすいですよね。 例えば(これ言っていいのか?)冬のオリンピックで言えばカーリングとフィギュアスケートって、誰が

          【ドーピング、燃え尽き症候群、持続不可能】競技(社会)が成熟すると必ず起こる問題とは

          みんなが平和にゴルフを楽しむために

          僕は平和主義すぎて、そうじゃない人を「嫌って無視する」っていう不平和なことをしています。 議論とか無意味なのでディベートとか論破とかいう流行りは早くなくなってくれと心から願っています。 さて、いきなり辛辣なことを言いますが、 「世界一以外は全部お山の大将」ですよね。 なんか、地域の優勝とか競技のタイトルとか取って、すげー鼻が高くなって偉くなっちゃってる人とかいますけど、なんていうんでしょう、極論、ほんとクソな考え方すれば人に勝ちたいだけなら自分が勝てるレベルの試合に出

          ゴルフスイングの原則は「反時計回り」のインパクト

          なぜゴルフクラブの構造はシャローに振らなければならないのか。 その答えは、フェースが前を向くような力がかかるような軌道を作りたいからです。 ただ残念ながら間違ったシャロースイングのイメージによって逆にクラブが縦に動いてしまう構造を作ってしまうケースも少なくなく、、、 そして「シャローなんて間違ってる」なんて風潮になりつつある昨今です。 シャローが間違ってるんじゃない。 シャローを誤解して取り組んで、スティープになっちゃってる人がうまくいってないのです。 シャローの

          申し訳ございません。引退します。

          ここのところ謝罪ばかりで申し訳ございません。 以前にプレーヤーとして上を目指す、という宣言をしてから、「その後どうなった?」「どんな感じですか?」と、時折声をかけていただいたりネット上でもコメントをいただいたり、応援いただいたりと… 気にかけてくださって本当にありがとうございます。 コロナ禍などもあり、応援してくださる皆さんに何か夢を与えられたらと、YouTubeにてそんな宣言をしてから、他人との勝負の世界というものを改めて考え、それがどういうことなのかを模索し、行き着

          シャローも前倒しも手を返せもシャフト立てろも…みんな友達。

          まず、今回のお話は謝罪から始めたいと思います… これまで敵というか、それ反対じゃん?って思って少し批判的な態度をとっていた表現について、深く考えると「あれ?いっしょの結果を導こうとしてない?」 っていう、昨日の敵は今日の仲間という状態に勝手に納得していて、内心にでも敵対心を持ってしまっていた方や理論に対し、心の中で深くお詫び申し上げます。 下の動画でも少し触れましたが、(↓) 『【前倒しはシャローに振れる】スイング作りの基礎は○○素振りにあり。下を振ると下手になる。』

          シャローも前倒しも手を返せもシャフト立てろも…みんな友達。

          ゴルフスイングを作るのが難しい理由は「ボールが下にあるから」

          おはようございます。 今回はゴルフスイングを作るのが圧倒的に難しい理由について書きたいと思います。 「ボールが下にあるから」です。 例えばボールが空中の、さらに言えば頭くらいの位置にあったとすると、スイングの構造はインパクト時にヘッドが手より高い位置に来るように振る方が多くなるはずです。 そうすると無意識的に、切り返し直後に右腕の最大外旋、最大回外など、いわゆるシャローイングのような動作が入り、その後インパクトに向かって内旋、回内が徐々に発生していき、インパクトの後に

          ゴルフスイングを作るのが難しい理由は「ボールが下にあるから」

          過去動画の削除を積極的にして新陳代謝をいたします。

          とある決断というかご報告ですが、今後過去の動画は定期的に削除していく方針とさせていただきます。 理由としては、半強制的に過去動画を削除することにより、新陳代謝を促したいということです。 YouTubeでの再生数や流入が多いから、という集客面、再生数稼ぎにおける優位性はもちろん失われます。(泣笑) また、「この動画のこの部分は良いこと言ってるんだよなー。」 ということで他の多少余計な部分を残しておくよりも、大事なことなら何度でも新しい言葉で喋ればいい、という考えです。

          スイング作りのフローチャートがまとまりました

          グリップの仕方から体重移動やら骨盤の使い方やら、、、 それぞれが何にどう作用して、何から始めれば良いのかというところが非常に難しくなって混沌としていたものをなんとか整理しようと構想していましたが、下のようにまとめてみました。 1・スイングの基礎となる腕から先の使い方 グリップの修得 リリースの修得 水平スイング(傾きのないスイング) などが含まれます。 2・ターボエンジンとなる重心移動と体幹の使い方 抜重の修得 トカゲ動作の修得 などが含まれます。 3・クラブ

          「自然に」「何もしない」はプロゴルファーや上級者の役立たずな宇宙言語?

          おはようございます。 なんかいきなり挑戦的なタイトルで書き始めてしまったんですが、僕はプロの話は役に立つと思っています、という前提で、こういうプロの話は役に立たないよねっていう話を書きたいと思います。 まず、皆さん生きていて、心臓を動かすことを意識していますか? 呼吸することを忘れたりしていませんか? えっと、心拍も呼吸も、やめたら人間死ぬんですね。 つまり生きるために大事というかマストなはずなんですが、果たしてそれは意識されているのかどうかというところで。 で、

          「自然に」「何もしない」はプロゴルファーや上級者の役立たずな宇宙言語?