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青春に似た、二つの物語

こんばんは。
Gの下書き記録帳でございます。

幸せなことも、辛いことも、形としては一瞬でも、その記憶は一生の糧になるのかなと思った今日この頃です。
それは、甘酸っぱい、青春に似た記憶であっても。

そんな思いを抱いたのは映画、花束みたいな恋をしたを観たことがきっかけでした。


物語のネタバレは書かないつもりですが触れたくない人は要注意でお願いします(笑)。
ファーストインプレッションはこれ。

冒頭、有村架純より先に萩原みのりが出てきて思考回路が切り替わってしまったからでしょう。
さらに途中で遊屋慎太郎森優作が出てきて、佐々木、イン、マイマイン(以下佐々木)感が高まってしまったのは否めません。森優作は結構いい役です(笑)。森優作を観て、一切関係ない小西桜子(佐々木で3人と共演)までフラッシュバックするともはや別物語。

ただ、この映画、花束みたいな恋をした佐々木には何か似たようなものを感じたのです。

花束みたいな恋をしたでは、日常に内包された、でも濃厚な2人の恋物語が描かれます。
終電が結び付けた、麦(菅田将暉)絹(有村架純)の関係。太陽のようなエネルギー量を持ってあっという間に動き出す。それは永遠かと錯覚してしまうこともある。でも終わりは必ずあって、きっかけは終わってみないと気づかないような、日常の些細なところに潜んでいる。
いつかその思い出を思い返して、でも前を向いて生きていく…

それは爆発的なエネルギーを持つ男、佐々木との青春に重なる。
2人の恋愛関係と、4人組の高校生活。形が違えどシンパシーを感じました。
関係がどんな形を迎えても、心の中では一生鮮やかに咲き続けるんだと思います。それが将来のふとした出来事で、大きなエネルギーになることも。

ここで思い出したのが佐々木のポスターに書いてあった
佐々木、青春に似た男
大学生から社会人へ。2人の5年間を自然体でつづった、花束みたいな恋をした
麦と絹、青春に似た二人
と言ってもいいかもしれません。

ここまで書いて、今めちゃくちゃ佐々木コールしたい。
ただ、もう少しまともに、花束みたいな恋をしたの感想書くね(笑)。

麦(菅田将暉)と絹(有村架純)の2人の自然体の演技が印象に残りました。二人が掛け合っていた影ナレーションが物語を奥深くしています。カメラワークも見事で、特に告白のシーンは見事でした。
序盤にあったシーンがフラグとなって、後半見事なまでに回収されいくストーリー進行は鮮やかでかつ切ない。
また、2015年~2020年の様々な小説、音楽、時事ネタをふんだんに入れてきたのは興味深い人が多いのではないでしょうか(不肖ぼくはほとんど知りませんでしたが)。パンフレットを読んだ限り、小道具もかなり凝っているようなので、諸々読み解くためにもう1回観てみたい。

あと、この映画、清原果耶ファン必見です。
クライマックスで突如出てきて、すべて持って行きます。
そしてとてもかわいい。

佐々木、イン、マイマインをめちゃくちゃ見返したい今。
場所はかなり限られましたが、結構なロングランとなっているようです。
時間と世間が許す皆様、ぜひご覧ください。

追伸
佐々木さん、こんな脈絡のないファーストインプレッションを見つけてくださりありがとうございます!w

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