番外編)訓練するなら海外?国内?

こんにちは、ごま鯖です。ここ数日、夏らしく暑い日が多くなってきましたね。そろそろ私もエアコンの掃除をして本格的な夏に備えようと考えてます。

さて今回は、「訓練校を選ぶ」というテーマでいきたいと思います。

〈海外訓練(アメリカ)〉
アメリカのインストラクター事情ですが、航空会社への就職のために必要な飛行時間(フライトタイム)を取得するため、インストラクターとして働きながら飛行時間を貯めていくことが普通です。

大学によって訓練体系はことなりますが、以下のような海外訓練を取り入れている各大学の訓練体系です。
東海大学・桜美林大学:自家用操縦士、計器飛行証明、事業用操縦士
工学院大学・千葉科学大学・第一工科大学:自家用操縦士

アメリカ訓練を入れているメリットとしては、英語力の向上、航空英語能力証明の取得、訓練費削減(実質生活費があるので変わらない)などが考えられます。
一方、デメリットとしてドルの変動によっては訓練費が高騰すること、長くいることでバランスの取れた食生活が難しくなること、などが挙げられます。

〈国内訓練〉
国内での訓練は、エアラインや官庁系のパイロットとして働いてきた方々がインストラクターになることが多くを占めています。アメリカ訓練に比べ、1万時間などフライトを重ねたベテラン教官が多いことは事実です。

国内訓練を取り入れている大学を見てみましょう。
崇城大学・法政大学
※航空大学校(独立行政法人)

国内訓練でのメリットは、経験豊かなインストラクターから学べる、訓練の進捗状況等が明確(大学等が管理しやすい)というところでしょうか。
一方、デメリットとしては航空英語能力証明を取得するときは実費で受ける必要がある、航空英語以外で本場の英語に触れることができない、訓練費が海外訓練に比べると割高になることでしょうか。

最近では、私立大学は4年で卒業できなくて5年目に突入する(ライセンス取得が間に合わない)など聞きます。
天候でフライト訓練が進まないことにはじめ、全体的にインストラクター不足も挙げられます。国内は、より顕著でありインストラクターの数(教育証明をもつフライト訓練が可能なインストラクター)が少ないため、航空大学校を含め、多くの訓練校で遅れ等が生じているようです。


私は、本場の英語や日本以外の航空文化など経験することができる海外訓練も1つかな?、とも最近感じているところです。

航空需要はどの国でも増しているのは現実であり、訓練生の絶対数は増えているのではないか、と感じています。
50~60代のパイロットが退職するとされる2030年問題、航空会社は新たなパイロットを採用し訓練して人員確保することが求められてきています。

パイロット需要は絶えない今日、決して簡単な道ではないと感じますが、空を夢見る皆さんもぜひ一緒に挑戦しましょう!

Good day!

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