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浙江独山港経済開発区来訪

先日今日は浙江独山港経済開発区の投資誘致部門の方にお越しいただきました。人の移動がしやすくなったこともあり、投資誘致活動が活発になっている印象があります。お聞かせいただいた内容をご紹介いたします。

1.立地

  • 同開発区は2009 年 12月からスタート。平湖市に属し、上海虹橋エリアからだと車で1時間半弱の距離感。

  • 平湖市全域で常駐外国人は800人、このうち約700人が日本人


2.土地

  • 土地使用権購入にかかる費用は50万元/ムーで、これは隣接する上海市金山区が150-200万元/ムーと比べると大幅に低い。

  • 土地使用権の期間は工業用地であることから50年、しかしながら、金山の場合はプロジェクトによりこの期間が20年であったり、30年であったり、50年であったりするとのこと(だそうです)。

  • 長江デルタは人気エリアで土地資源も枯渇してきており、プロジェクトに対する要求も高いが、浙江独山港経済開発区ではまだ売却できる土地使用権がある。


3.労働力

  • 労働力の募集は特段の問題なく、基層従業員だと残業代等込みで月給5000-6000元くらい。

  • 化学工業エリアもあるが、化学工業は生産する製品の関係もあって一般的に勤務環境がよくないこともあり、月給7000-8000元くらい、大手だと1-1.2万元というところもある。


4.日系進出企業

  • 主な日系企業はADEKA、帝国インキ、T&K TOKA、大日本塗料、加藤産業。


5.優遇政策

  • 税収優遇有り。含まれる税目は大きく企業所得税、増値税、個人所得税。

  • 税収は50万元/ムー以上が指標とされるが、企業所得税のうちの16%、増値税のうちの20%、個人所得税のうちの16%が同開発区の取り分になるが、これを2免3減半、特Aクラスの会社であれば6免4減半の優遇政策を提供。

  • いったん徴収して減免部分を返還する形で、第2四半期には返還する。

  • 優良プロジェクトについては土地使用権購入代金についても、その一部を財政補助という形で返還する。補助率はプロジェクトの内容は規模による。

  • 資本金が分割で払い込まれる場合、実際に払い込まれた比率に応じて返還。


今も日系企業数社と商談中だそうです。ご興味のある方は直接開発区に、または弊社宛にご連絡ください。


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