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この宝石を作った際の感想とか作り方とか

初めて作り方の説明をするので初歩的なこともちょくちょく書きます。

ということでこちらの宝石を作成した時のことを話そうかなと思います。

感想という面が大きいので余計なことがたくさん書いてあると思うのですがご了承ください。


まず三面図を見てみます

こんな感じです
上から、横から、下からみた図ですね

三角とか四角の宝石って横から図を見るとパビリオンすぐ下の面がめっちゃ広いんですよ
これはほとんどのカットがそうなんで違和感あるなと思っても不安にならなくて大丈夫です
最初に練習するカットってブリリアントカットが多いのかなと勝手に思っているのですが丸いカットだと放射状になるのでこんなに広い面になることはないので見慣れないとえっこんなのでいいの?って思ってしまうんですよね
ちなみに個人的には最初に練習するカットは四角のほうが楽だなと思っています。話が脱線してしまいそうなので理由とかについては改めて余裕ができたらにします。


宝石のカットは最初にテーブル面を作ります
その後はパビリオンを作っていきます
パビリオンはおしりのほう、下側です。
大体の宝石のレシピはC1,C2とかP1,P2みたいに上から順に並んでいます
Cはクラウンで上側、Pはパビリオンで下側です。

なんで絶対パビリオン側から磨くの?と聞かれたことがあるのですがテーブル面を決めるためです。
原石を仕入れて磨くのをよそに依頼している所ではテーブル面だけ磨いてから依頼に石を回すところもあるみたいですね。

テーブル面作るときは石を濡らして見やすくしてぐるぐる嘗め回すように見てここがいいなと思ったところを平らにします
決め手はここなら石が無駄になるところが少ないな、とか模様がきれいに見えそうだなみたいな感じで決めたり石によってさまざまな特徴があるのでそれに合わせたり、こればっかりはさすがに全部書けないですね
ちなみにこの時磨いていた石は合成のガーネットなので特に何も考えていませんでした。

かなり話が脱線しましたね、すみません
図の見方なのですが数字が振ってあるのが見えると思います

この順番に磨いていきます。
右上にしか数字ないじゃん!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが対称になっているので同じ形の面には同じ数字を適応させましょう

この図で見ると1番は結構細く見えるのですがまっさらなガードルから磨くので結構な大きい面になります。

最初は図のように磨きます
海外のものは基本的に96ギアを基本としていることが多いのでここでもそれ基準で書いていきます、ほかのギアの方はいい感じに合わせてみてくださいね

84、60、36、12の四隅を中心に3度ずつずらしているのがわかります。
図に合わせていい感じに磨いていきましょう

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