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実験?!AIメインの英会話トレーニングをやってる途中経過

こんにちは。春から秋は農家、冬だけ英語講師のYOKOです。
というポジションで10年きたけど、今年の冬が終わる頃に「YOKOさん、英会話のトレーニングしてほしいんだ。」とお世話になっている人から相談を受けた。
今シーズンのなす英語倶楽部では、初めて翻訳アプリやChatGPTを使った英語トレーニングをやってみたこともあり、
「AIメインの英会話トレーニングなら、農業やりながらでもできるかも?」
と初挑戦してみることに。
3ヶ月、毎日家で英会話トレーニングwithAI、月1のカウンセリングと対面レッスン付き。
お世話になってる人なのに、実験台にしてごめんなさい。
でも、できる気がするのよ。
あれもこれもと、プランがわいてきた。

ChatGPTを使った英会話練習

受講生はとても忙しい人である。私よりもずっと忙しい。
そこで今注目のChatGPTの出番だ!
毎朝6時に(私が早起きすると5時半の時もある)その日のトピックを英語でメールする。
”Good morning! It's raining today. How are you? Today's topic is "How do you enjoy a rainy day in Nasu."
(おはようございます!雨ですねぇ。今日は「雨の日に那須で楽しむ方法」を話してください)
なんて感じ。
受講生はChatGPTにこのTOPICについて英語で話を聞いてもらう。
「間違いがあったらチェックしてね」と入れておけば、英語の間違いを教えてくれる。
最近のChatGPTはプロンプトを入れなくても、いろんな返答をしてくれるので、しばらく会話が楽しめる。
終わったら、自分が話した英文をチェックできるので、自分でも再確認できる。

1ヶ月目のカウンセリングで、状況を聞いてみた。

・毎日同じ時間にできている
・ChatGPTはスピードが速いけど、だんだん慣れてきた
・人と話している感覚になってきた

彼は話す前に翻訳アプリで英文を作成して、準備してから話し始めるとのこと。
AIだから、何度でもやり直しもできるし、練習にはもってこいだ。

Duolingoを使ったゲーム感覚のトレーニング

もうひとつのAIはDuolingoという語学学習アプリ。
私もフランス語をこのアプリで学習中なので、早速受講生の彼とアプリの中で繋がって、お互いに毎日学習しているか、1日何回学習したか、どれだけ進んだか、などがわかるようになっている。
いい刺激になって、毎日彼が学習していることもわかるし、楽しく進められているようだ。彼の感想もポジティブだった。

・毎日隙間時間でできている
・1日に何度もすることも!
・楽しい!

会話のトレーニングにはならないけど、語彙力、リスニング、文法など、基礎的な英語力のビルドアップには役に立ちそう。
そして、何より彼が毎日続けられているのが素晴らしい。
彼の行きつけのカフェは私が英語倶楽部を開催しているスダコーヒーさんなので、須田夫妻が彼の英語学習の話を聞いてくれるのも、トレーニングが続く要素になっているに違いない。

月1回のカウンセリング

ここまでは「これならもう人間必要ないんじゃ?」って思われてしまいそうですが(笑)そんなことはなくて。
もちろん、毎日送る会話のトピックは、受講生が目標としているゴールに少しずつ近づくために選んでいるし、1ヶ月目より2ヶ月目がトピックの難易度が上がるようになっている。
「なんでもいいから、まず英語で話そう!」
という1ヶ月から、1ヶ月目のカウンセリング&対面レッスンを経て、
「論理的に組み立てて話す」ことを意識する2ヶ月目。←イマココ。
最初のカウンセリングでは文章を組み立てるだけで精一杯だった受講生が、プレゼンテーションの基礎を学び、論理的にショートスピーチを組み立てる。
なぜ今自分がこのトレーニングをしているのか、理解して次の1ヶ月にのぞむことができる。
2ヶ月目のカウンセリングで、最後のタスクを決めようと思う。

人間の仕事は「教える」のではなく「ヒントを与えて導く」こと

今思うのは、人間はもはや英語を教える人ではなく、
「英会話トレーニングを効率よく受講生の目標に向かっていけるようにリードするコーチ」
なのかも。
AIで何度も練習して、毎日ゲーム感覚で学習して、たまに人間がゴールまでの道のりの確認作業をする。
たまには生身の人間との英会話で実践演習をして、最終的には自分の仕事やフィールドで自信を持って英語でコミュニケーションが取れるようになる。
必要なら、翻訳アプリやChatGPTも自然に使いこなせる人になる。

さて、6月に入って2回目のカウンセリングの時には、ノンジャパニーズに頼んでちょっとした実践演習ができるようにアレンジしてみようかな。
この実践できる場を「調整する」というのも日本人講師の大切な仕事にちがいない。
この続きはまた来月!

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