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那須高原で田舎(農家)暮らし①<観光地という田舎で暮らす・打撃編>

10年と少し前、今ほど「田舎暮らし」ってワードを聞かなかったころに、東京から那須高原への移住を決めた。
那須高原は新幹線で東京から1時間、通ってる人も結構いるという話を聞いていたけど、少し体調不良だった旦那さんは2ヶ月ほど通って、会社を辞める選択をした。

那須高原は福島県にほど近い栃木県にある。
これが意外と知られてなくて(笑)
天気予報は栃木県より福島県寄り。北関東というより南東北(笑)

他の観光地でも「あるある」だとは思いますが、那須高原もカフェやペンションを営む移住組がとても多い。そのうえ、今80代くらいの方は「開拓世代」で、ほんとに地元の人は一定のエリアにしかいなかったりする。だから、私の住んでいるエリアは「移住者に優しい」。
とはいえ、観光地で移住組が多いからといって、すぐに友人知人が出来るわけでもなく、しばらくは犬関係とバイト先の人くらいしか知り合いもいなくて。

このタイミングで、旦那さんはサラリーマンを辞めて、農家になるわけですけど(笑)もちろん農家の知り合いなんていないし。私はリモートできる英語(当時からあったのよ、リモートワーク!)の仕事と観光地でも人気のパン屋さんで働いてました。

で、1年後に、東日本大震災。
観光地那須高原は大打撃を受け、あんなにいた観光客もいなくなり、人気のパン屋さんのバイトのシフトも入らなくなり。
ラッキーなのか?うちは農家2年目くらいで全然野菜が作れてなかったので、農家的には打撃少なめ(笑)
そしてここから、うちの場合は周りの宿泊施設との連携が強くなり、野菜の出荷も増えていき、「地産地消」という観光地での農業の強みを活かしてどんどん出荷を増やしていくわけです。ここで頼れる仲間ができました。

で、2020年コロナウイルス&緊急事態宣言。
またまた観光地は10年後に大打撃を受けています。いまもなお。
震災の時は「みんなで頑張ろう」で乗り切ってきた。今回はまだ先が見えない。
けど、10年前に知り合った仲間たちと一緒に、きっと今回も知恵を出し合って乗り越えていくんだろうな。

「観光地という田舎」に住んでみたい方、いろんな刺激(たまの打撃😅) がありますよ。そして、退職してからじゃなくて、若いうちに来て仕事もしたほうが絶対楽しい。
農家になってくれる方も募集してます(笑)

#田舎暮らし #農家 #観光地 #農家の嫁 #働き方改革

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