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追憶、雑学の館

雑学が好きである。 どうでも良い知識が好きである。 子供の頃、親が家のPCに入れてくれたエンカルタ百科事典を狂ったように読み漁り、学校の図書室で百科事典を広げてみたり、 「キグロマサナオ雑学の館」という雑学を集めたHPの更新を毎日楽しみにしていた。 2000年代初期はwikipediaがまだ出始めだったこともあり、百科事典以外に知識を吸収するのは、インターネットからが主だった。 雑学の館には、別館に探偵モノの小説を執筆して載せていたことをよく覚えている。 確か自身とそこ

    • 何から話したものか。

      子供の頃、読書感想文を書くのが苦手だった。 自分の感想を文章にするのに、なんて書いたらいいかわからなかった。 「僕はこう感じた、これを読んでこうしたいと思った。」 そんなことがうまく書けなかった。 でも、人が書いた物語や日記、ブログや記事を読むのは大好きだった。 自分にはないものを持っている人がこんなにもいる。 プロの小説家じゃなくても世の中には面白い人がたくさんいるんだ! 思春期まっさかりの僕はそうしてネットにのめり込んでいった。 知識や識者の意見を吸収し続けた。 空っ

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