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SPERO指揮者西谷亮さんスぺロスのためのインスタライブ150分トークまとめ(ぴっかりちゃん飛び入り参加)2021/10/10

お話ききながらのメモ20枚まとめです
※西谷さんは望海さんのことを「風斗さん」と呼びます
※先生じゃないですよ、さんで良いですとのことで西谷さんとお呼びします
※走り書きメモなので正確な再現ではなく、抜けがあったりニュアンスや表現が違うかもしれません。西谷さんの優しい感じが伝わりますように。
※コメントを読みながら質問に答える中で連想がつながる感じも楽しかったので話の順に、整理しないでそのままです。

西谷亮さんInstagram 
https://instagram.com/ryo_nishiya
インスタライブのアーカイブへのリンクはこちらです
https://www.instagram.com/tv/CU2j2u5peDt/

・SPERO楽しかったです!
なかなかの回数のコンサートで、とても楽しいコンサートでした。

・横浜市歌
KAATの始まる1週間前に「風斗さんがやりたいと言ってるんだけどどうですか」とマネージメントの方から連絡がきて、じゃあやりましょうと。いつやりますか、ということで川崎悦子先生が初回と千穐楽の2回だけと。楽しかったですね。気づかれなかったかもしれませんが僕もマスクの下で歌ってました。

・給水ポイント
梅田では特になかったです。いつだったか同じタイミングで水を飲んでいることを山﨑感音くんにつっこまれてから、リアクションしてくださるようになった。ペコリンと。水筒の中身はルイボスティーです。氷入り。

・練習
呼吸を合わせなくてはいけないから、もちろんオケ入りで練習。楽しかったですね。早いーとか遅いーとかのいろんなハプニングがありました。ゲストは基本的に前日に合わせてました。

・大千秋楽の望海さん指揮台
ベートーヴェンの話が出て、せっかくなのでやりましょうよということになって。指揮棒は本番で使うとは別にもう1本置いて、感染対策のため同じものは使わないということでその1本を渡しました。ほんとは「スペロンチーノ!」でぼくが手招きしてから風斗さんが指揮台に来る段取りだったのに、手招きする前から飛んで来てやる気満々でした。こういうのいいですよね、ライブ感があって。

・宝塚時代の望海風斗さん
今まで宝塚と縁がなくて、全く存じ上げずでした。お名前を知っているぐらいで、一緒にお仕事することが決まってから調べました。現役時代を知らなかったのがかえって良かったと今になって思います。風斗さんのことを最初から女性シンガーとして見えていました。

・望海さんの歌の変化
歌いこんでいくうちにやりたいことが増えていくのが伝わってきました。KAATまで来ると「声も出るようになった」と話していたし、MCでも「変化を楽しみたい」と語っていたので、変わってきたんだと感じました。特に「Misty」の曲の終わり方は、KAATで変わりました。(おおー)

・チーム
日々数を重ねてチームになっていくにつれて形が変わっていきました。パンフレットの最後にオーケストラのメンバーの名前が出てますが、一人ひとり検索するといろんなところで活躍しているのがわかると思います。名だたるすごいメンバーでやっていました。

・長すぎるMC
楽しく聞いてました。100分の予定が120分になってましたね。楽しい話は盛り上がりますし、聞いてるのは楽しくて、ぼくは一向に構わなかったんですけど、制作の人が袖でわちゃわちゃしてるのは見えました。ホールの貸し時間が決まっているのと、延びると延長料金がかかるのかもしれませんね。そこらへんはよくわかりませんが。KAATでブザー方式に変わりましたね。

・オケボックスは暑くない?
管楽器の方はついたてで仕切られているので、音がきこえづらくて大変だったみたいです。でもKAATまで来ると慣れてたようです。

・G-rocketsのエアリアルは見えましたか?
全く見られません。ただ曲の終わりはきちんと合わせたかったので、指揮台に舞台全体を映すモニターがあってその小さな画面で見て合わせてました。オケでも見てる人がいて「いいなー」とうらやましかったです。

・Blu-rayは買いますか
買います。自分で買うと思います。せっかくなら特典がほしいから風斗さんのファンクラブでポストカード付を買うか、大月さゆさんのグランアーツさんでサイン入りを買うか、それとも梅芸さんで当日届くよう買うかの三択ですよね。悩ましいです。

・望海風斗さんのすごいと思うところは
まず歌が上手ですよね。お芝居も上手スイッチが入った時の所作がかっこいい。後半の女性シンガーとして歌を歌われてる時はかわいい、変な意味じゃないですよ、目が合うとかわいいなと思ってました。誰かが風斗さんと目が合ってズキューンと言ってましたが、目が合うとかわいいな、役得だと思ってました。同期の方々が来られたときは、少しMCの雰囲気が変わって、観に来てくれることが嬉しいんだなと思ってました。これだけ素晴らしい才能をお持ちで、これから女性シンガーあるいはミュージカルで活躍なさる風斗さんと出会えたことが幸せです。

・スぺロパパ
スぺロパパと呼ばれてるんですか。年齢は確かに上ですけど、お兄さんのように見てました。毎回楽しかったです。33回の公演で飽きると思ったけど、毎日変化をつけてやって楽しかったです。やっぱり舞台は生に限りますね。

・ラミンさん
歌めちゃくちゃ上手かった。びっくりしました。声の圧がすごい。ぼくの力も引き出されていく感じ。ありゃすごいっす。

・指揮法
ゲスト3人で指揮法が違うんです。細かいのでわからないかもしれませんが……。オペラ用のバトンと、スタジオ型のバトン、それぞれあってですね。またこの話はあとでできたら(←できなかった)

・鳥肌が立った曲は?
とりはだ…。みんないい曲ですよね。歌い方、感情の表現、一回一回すごいなと思ってました。なかでも「始まりのバラードぐっときます。これが最後の曲ですと話してから歌うのもあって。気持ちを空に上げて、気持ちを軽くして、とMCで話してたように、高まる感じがしていました。感極まりますよね。この曲配信してくれて聴けたら背筋が伸びる気がします。

・前楽で望海さんが進行忘れた件
進行忘れた」ってやつですよね。おいおい忘れたのかいと思いましたが、そういう所もかわいいっすよね。愛されキャラだと思います。

・村井さんのアドリブ
全33回やりきりましたよね。最後の方はネタ切れ感満載でしたが。あれは川崎悦子先生の演出で、何回も来たお客さんも初めて来たお客さんもどっちも楽しませる良い演出だと思います。海宝さんゲスト回の「〈快方〉に向かってます」うまいですよね。

・CDとSPERO2
ほんとにCDほしいです。梅芸さんに頼んでください。制作の方とも舞台裏で「SPERO2やんないの?」と話してたんです。SPERO2というタイトルになるかどうかわかりませんけど、みなさんの力で動かしていただいて、ぜひこの同じメンバーでまたしたいですよね。

・「Super Voyager!!」はいかがでしたか?
むっちゃ楽しかった。川崎先生が「ジャンプしちゃいなよ」と言ってくれたのでジャンプして、飛ぶ高さも変えてました。一緒に楽しもうと思って。タンバリンの方もしてましたね。大千穐楽ではドラムにも変化をつけてました。大盛り上がりでしたね。宝塚の世界にあまり触れてなかったので新鮮でした。

・苦労したこと
苦労したこと……。強いて言うならスコアの分厚さ。これ全て把握しなきゃいけないので。

・ぴっかりちゃんのコーヒー
「かわいいね」と言われるかどうか気にしてました。こちらからも見えてるんで、袖にはけてくのを見てましたよ。あの場面、流れとして、風斗さんが「いい香り」で音楽に入る、が基本だったんですけど、「あつっ」とか「ぬる」とかいつ入るかわからなくてドキドキしてました。

・さゆさんとダンス
あやしい踊りをしましたね。まさか踊ることになるとは。普段こういう風に指揮者が参加することはないんですけど、わりきって踊りました。

・お弁当
お弁当おいしかったです。大千穐楽は、風斗さん差し入れのスーパー豪華なお弁当。東海公演では、制作の方から天むす6個入りいただきました。合間に食べれて、おー天むすだーと嬉しかったです。確か千穐楽の2日前は、風斗さん差し入れの崎陽軒の松茸の炊き込みごはんの入った松花堂弁当でした。おいしかったです。ぼくもお返しに崎陽軒返しでシウマイ15個入を風斗さんに贈りましたよ。

・燕尾服
基本は黒のタキシードでした。気づかれないと思いますが裏地は赤なんですよ。衣装さんが褒めてくれました。ゲスト回は燕尾。映像のつなぎを考えてあまり変えないようにしてましたが、蝶ネクタイだけはひっそり毎回替えてました。

・衣装さんがすごい
衣装さんが毎回ワイシャツをクリーニングしてくれて、上着も温風を通して手入れしてくれてました。舞台はたくさんの人に支えられているんですよね。衣装さんは各会場に洗濯乾燥機を持ち込んでました。終わったらすぐに衣装さんに渡して洗濯乾燥アイロンをかけてくれてマチソワの間にちゃんと準備してくれるので、汗だくのを2回着ないで済みました。コメントに「縁の下の力持ち」まさに縁の下の力持ちですよね。

・『星から降る金』
一番むずかしかったです。こういうふうに歌いたいというのが出てくるので、風斗さんが歌いやすい空気感をつくることを大事に。感動しますよね、あの瞬間

・お弁当②
会場とホテルの往復が基本、お弁当を受け取ってホテルの部屋で食べる。せいぜいコンビニで水を買う程度。万が一感染して公演をキャンセルすることになったら迷惑がかかるし絶対いやなので、隙を作らずがキーワードでしたね。「手洗いうがい消毒隙を作らない油断しない、でも楽しむ」これからもです。

・望海さんとの一番の思い出は?
楽屋で話したこと。コミュニケーションをとって一つの作品を作り上げることができたことですね。風斗さん最後に「おつかれさまでした」とオケに向かって言ってくれるんですけど、ああいうのはほっとしますよね。嬉しかったです。

・指揮のテンポはどのようにキープ?
指揮台にiPhoneがあるのに気づかれた方もいると思うんですけど、iPhoneアプリのメトロノームの光の動きを見てテンポをとってました。
でも「ライムライト」だけはメトロノームを使わずに、呼吸を合わせて一発勝負です。風斗さんが呼吸を取っているのを見て音楽を作ってます。見えないコミュニケーションをとっているのが楽しいんです。こういう風に歌いたいんだなと。風斗さんもそう感じられるような歌い方をなさるんです。それは痺れるような感覚ですよ。
ゲスト回は毎回テンションや空気が微妙に違ってました。イヤモニを外して生の音だけでやる時もありました。

・望海さんに歌ってほしい曲は?
何を歌われても風斗さんの世界で成立すると思います。楽しいし、気持ち良いし。どんな歌でも聴きたいです。
大千穐楽の後にLINEを送りあって、風斗さんが「いつかフルオケをバックに歌いたいと思っているんです」とメッセージをくれました。想像するとかっちょいいすね。そのときはぜひ呼んでいただきたいです。夢は口に出して言うのが大事、やりたいと唱えるしかありません。
大千穐楽の会場撤収の時に制作の方に、「SPERO2」で会おうね、と言ってました。毎年あるといいな。前にいる人と後ろにいる人が分断されない楽しい現場でしたから。

・望海さんから似顔絵は?
お願いしたんですけどね、お忙しいですからね。そのかわり、リトルグリーンメンのゼリーの差し入れをわざわざ楽屋まで届けにきてくれました。

・タンゴ
佐藤さんと柳本さんでテンポ(BPM)が違うんですよ。

・望海さんが「SPERO」を忘れてた件
「Super Voyager!!」ではけちゃって帰ってこなかった時ですよね。びっくりしました。どうするのかな、やるんだよねと袖の奥をながめてました。長谷川大先生に作っていただいた大事な歌なのに忘れてましたーって戻ってきて。ああいうところが可愛いですよね。そんなふうに人間味を見せて下さるから、みんなに愛されるのかな。それが人が集まるパワーになっているんですよね。すごいなと思います。

ここから工藤彩さん(ぴっかりちゃん)参加✨
笑ってたのでほとんどメモとれてません

・「マンマ・ミーア!」
ぴっかりちゃん「もうちょっと早い方が嬉しかったです。後ろから4人でゆっくり歩いてくるところがゆっくりだとふらつくので」
西谷さん「あの曲は難しかったですよね。その場の空気感でぼくがテンポをいじってたので毎日調整してました。ふらついてるのを見てあーと直したり」

・MCと佐藤洋介さん
ぴっかりちゃん「ムラムラが暴露しちゃったり、望海さんも自分でしゃべっちゃったり。延々と自由すぎてフリートークすぎました。楽しかったですよね」
西谷さん「長いのはいいんですけど、急に入るので曲の入りにあせりました」
ぴっかりちゃん「望海さんの運転のお話、神回でしたね」
西谷さん「オケもふつうに笑ってました」
ぴっかりちゃん「佐藤さんがアドリブで踊られたときもすごかったですね。袖じゅうざわついて、制作さんも衣装さんもみんな走ってきて見てました
西谷さん「佐藤さん直前にオケの楽屋に来て、あの人とあの人居る?って訊いて、こんなふうにしたいんだけどって。順番で今日は自分の番かーってなってました。佐藤さんの千穐楽は前々から決めててフルオケでやることに決めてました。終演後見たらホワイトボードに曲名が書かれてて、あとで著作権処理してるんだ、あー申し訳ないなっと思いました」

ぴっかりちゃん「佐藤さん、私たちのMCの話聞いてちゃんと拾ってくださるんですよね。ダンディズムと佐助の話も聞いてらして」
西谷さん「佐藤さん武士みたいだから楽屋でも静かに待ってるのかと思ったら意外に話聞いて練習してるですよね。シカゴの時はテーブルの上で佐助ポーズしてました」
ぴっかりちゃん「(コメント読んで)望海さんも気付いて笑ってらっしゃったんですね。よかった」
(このトークもりあがりましたが笑ってメモしてないのですみません)

西谷さん「毎日新鮮にできる幸せ感じました」
ぴっかりちゃん「マンマ・ミーアで、オケの方もスイングしてくださって嬉しかったです。トロンボーンの方も」
西谷さん「トロンボーンの方も面白い方なんですよ」
ぴっかりちゃん「感音くんとトロンボーンの方をいつも見てて、あれ、今日は違うとなった日があって」
西谷さん「その日だけの方がいましたね。今日初めましてで今日千秋楽の方がいると風斗さんも紹介されてました」
ぴっかりちゃん「望海さんそういうところもさすがですよね」
西谷さん「今日だれだれが千穐楽ですよ、といちお僕が風斗さんにお伝えしてました」
ぴっかりちゃん「そうだったんですねえ。指揮者の方とこんなふうに話すことはないので新鮮です」
西谷さん「ぼくもこんなにコミュニケーションとることは珍しいです」

ぴっかりちゃん「西谷さんでいちばん嬉しかったことは、『SPERO』で大月さゆさんとカゲコをする時に袖を見て下さるのが嬉しいんです」
西谷さん「袖に入るのも見えてますので、目を合わせるようにしてて。風斗さんもカゲコのタイミングで袖に目線送ってたから、ぼくも合わせようと。舞台の上でなく舞台の袖も含めてコーラスですからね。『星金』もむずかしかったけど、風斗さんの歌と、G-rocketsのエアリアル、ゴスぺローズのカゲコ、みんなであの世界観を盛り上げてた
ぴっかりちゃん「星金すばらしかったです。できるだけのことをしようと」
西谷さん「カゲコはカゲコでない、メインですよ」
ぴっかりちゃん「ありがとうございます…………。わたしその場面を見たことがないのでいつか見たいんです」
西谷さん「Blu-rayほしいですよね。でも3月だから、それまでにデモみたいな映像渡してもらって見たいですよね」

ぴっかりちゃん「こうしてお話できてうれしいです」
西谷さん「バッタバタで打ち上げもなかったから」
ぴっかりちゃん「みんなむりやり写真撮りましたよね」

西谷さんがビールを取りに行く間、ぴっかりちゃんが間をつなぐ場面もあって、気心知れ具合がうかがえてほんとうにスペキでいいカンパニーだと思いました。

ぴっかりちゃん帰ったあとに
西谷さん「2時間半も話してるのに全然話した気がしないです。まだ序の口という気がします。全曲振り返るのもいいですよね。Blu-rayが出たころ鑑賞会をしてもいいですし」とおっしゃってくださってうれしい。次回も楽しみにしています。

【追記】若干訂正・補足しました
【一言書きたい】
西谷さんや工藤彩さんがこうして舞台が終わったあともインスタライブをして望海さんやこの舞台が好きと語ってくださるのがうれしいです。西谷さんも工藤さんもみなさん真摯に表現に打ち込む方ばかりです。大千穐楽で望海さんがおっしゃった言葉を思い出します。
「わたしお稽古が始まる時こんなにみんなと仲良くなれるとは思ってなかった。みんな己のことを集中してやるひとたちの集団と思ってた。そういう世界なんだろなと」
「みんなすごいあったかいひとたちで、すごい変なひとたちで、すごい面白いひとたちで、おかげでわたしは自分をさらけだして一歩目を踏み出せたことが最高に幸せ」

宝塚を卒業してひとりになった望海さんが、退団後すぐに新しい世界で「すごいあったかい、すごい変な、すごい面白い」ひとたちに出会えてこんなにも仲良くなって本当によかった。「すごいあったかい、すごい変な、すごい面白い」は大好きという意味の最高の讃辞だと思います。ほんとに嬉しい。類は友を呼ぶということもあるんですね。でもきっとそれ含めての望海さんの人徳なんですよ、と心がふわふわと温かく幸せに満たされるのです。スぺロスというよりはスぺロドリーム。2か月半、望海さんとみんなで見た美しい夢。どうかまだ覚めないで。

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