成長の機会こそ、いい人間関係。

 僕の仕事は、「進捗を管理する業務」です。
 社内のメンバーや、外部委託の協力会社さんの仕事を確認し、正常に進んでいるかを見て、納期通りに商品をお客様に届けること。

 その道中、たとえば「ネジをしめ忘れていた」という事があったとする。その仕事は、「ネジをしめる作業をする人の責任」であり、確認をする上で、僕の仕事でもある。いわば二重チェック。

 先輩の考えは、「しめ忘れていたのは〇〇さんの責任だけど、確認を漏らしていた僕にも責任があるので、これから改めてしめるための作業は、手伝うべきだと思う」と言われた。

 疑問だったのは、「なぜ、手伝うの?」
 手伝わないとできない作業であれば必要かもしれない。ただ、手伝わなくてもいいなら、「〇〇さん、しめ直しをよろしくお願いします。」でいいはず。こちらは「確認作業」が仕事であり、「事が正常に進んでいるか」が、やるべき事なのですから。

 そこに生じている感情とは「自分も悪いから一緒に直そう」という名の〇〇さんに気を遣っているように思うんです。

 そもそも〇〇さんには、仕事の報酬を支払っている。なので確実な仕事をするのは当然だと思うし、こちらは確認をしていかないと、大事になることを避けることと、元請けという立場の責任を全うすること。

 何が言いたいか。
 「自分がやることを、確実にやっていく」 
 「自分がやらなくていいことは、優先度を考え、手放していく」

 相手の気持ちなんてわからない。
 手伝ってもらいたいと、本当に思っているんだろうか?

 お互いが、それぞれの仕事を尊重し、ここが最善を尽くし、確実に仕事をするめる。それはなぜか?
 「お客様に喜んでもらうため」

 そのために動いているのであれば、〇〇さんに気を使う必要なんてなく、確実にやってもらう策を一緒に考えるだけ。
 相手の成長機会を奪うこと。失敗を改善できないことは、

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