マニュアル資料への苦手意識。

 新しい職場に4月から来ています。
 仕事の進め方は当然ながらこれまでとは違うので、覚えることの毎日です。
 システムの使用方法や、設計方法など、マニュアルが準備されています。メーカーさんが出しているマニュアルは、全てのケースが網羅されているので、その分量が多くなっています。いきなり、その量に圧倒されてしまいます。

 「あ〜。分厚い資料読むのめんどくさいなあ」が第一印象で、苦手だし、嫌いだし、とっかりづらい。だけど、それは思い込み。

 まず、全体像を見るために、全体にパラパラと目を通します。すると、「読まなくてもいい」部分があることに気づきます。AにもBにもCにも共通していることがあるので、共有事項は、一度理解すれば読まなくても大丈夫だからです。

 しかし、「マニュアルに目を通しておいてね」くらいの漠然とした指示が来たとしたら、どこまで読もうとするのか。僕は、「60%程度理解出来ていればいい」と、完璧を目指しません。マニュアルを読んでいても、仕事が出来るようになるわけじゃないからです。
 実際にやってみて、マニュアルを見返して、またやってみての繰り返し。わからないことがあったときに、先輩上司に聞くのは、気を使う場合、マニュアルを見れば仕事が進む、程度で充分なんです。

 なんでもそう。
 苦手なことを、苦手のまま完璧にやろうとするよりも、「なんのためにそれをするのか?」を考えることが先決で、全体像を把握すればいい、くらいの軽い気持ちが、小さな自信になり、興味を持ち、仕事を円滑に無理なく進められる気がします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?