Gonzo Ivan

企業でリスク・リターン分析をベースにした意思決定支援の仕事をしています。

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最近の記事

Books : マッキンゼー流図解の技術

【主任】課長〜 ご依頼のプレゼン資料 サーバーに入れときましたから。 【課長】あ〜 ご苦労さん。 ・・・ ・・・・・ 何? 見ないんですか? グラフ3枚頼んだだけなんだから、チェックするほどじゃないでしょ? 久しぶりの会心のできなんで見てくださいよ〜。そして褒めてください。 あの程度のグラフに会心も糞もないだろう。大丈夫だよ信用してるから。 信用なんかしなくていいから、見てくださいよ〜。そして褒めてください。 ・・・ なんか鬱陶しいね。 鬱陶しくてもいいか

    • 花粉症の主任さんが知ったかぶりをする話

      【主任】ぼくどはだでぃはだびどぅずいでばせんか? 【課長】・・・・・ ぼくどはだでぃはだびどぅずいでばせんか? ・・・・・ ぼくど ・・・ わざとやってるだろ? わかりました? でも本当に花粉症で鼻をかみすぎて、鼻の感覚がなくて、鼻水がたれてるのかどうかさえもわからないんですよ。 まぁ気の毒な面はあるけど、主任さんと、鼻水がたれているかどうかを教えあう仲にはあんまりなりたくないな〜 正直な感想ありがとうございます。課長は花粉症じゃないんですか? 大丈夫みたい

      • Books : ストーリーとしての競争戦略

        【主任】先日、ジュンク堂をぶらついてたら、こんな本を見かけましたよ。 【課長】あ〜 その本いいでしょ? 買えばよかったですかねぇ? ・・・ 本は迷ったら買ったほうがいいと思うよ。本を選ぶのが上手になるから。 次はそうしようと、思ったり、思わなかったり ・・・ ところで、戦略ってストーリーで語れるものなんですか? いい戦略はそいうもんだって言う主張の本だよね。 優れた戦略の条件って書いてありますよ。 まあ、いいストーリーとして語られていたら、優れた戦略である可能性

        • 主任さんがB席を予約する話

          【主任】課長と出張するの久しぶりですねぇ〜 【課長】そうだっけ? そうですよ。課長と最初に出張したのが、私がこの部署に来て14日目で、名古屋に出張しました。課長と最後に出張したのは、去年の10月で福岡に行きました。因みに、課長と ・・・ もういいよ。まったく興味ないし ・・・ なんか気色悪いから。 ご心配なく、課長が好きなわけじゃなくて、出張が好きなだけですから。 それはそれで、気色悪いよ ・・・ でも、福岡出張なんかあったっけ? ありましたよ〜 私が『博多通りも

        Books : マッキンゼー流図解の技術

          Books : マネジメント

          【主任】課長、聞きました? 【課長】いいや。 まだ言ってませんよ。 じゃぁ早く言えよ。 なんか会話のキャッチボールがしっくりこないな〜  最初からやってみていいですか? 取り敢えず、暫く独りで壁を相手に練習してから来てくれるかな? そんなことより、聞きました? いいや。 まだ言ってませんよ。 じゃぁ早く ・・・ って、これもう一回やるの? 『聞きました?』って僕が訊いた時に、『いいや』って課長が答えるからおかしくなるんですよ。『何が?』って訊き直してくださ

          Books : マネジメント

          主任さんが窮地に陥る話

          【課長】主任さん~ モデルは完成した~? 【主任】もう少し待ってください。あと一息です。 あと一息ってどこまでできたの? できたとこまででデバッグ始めたほうがいいと思うんだけど。 市場ポジションから計算した潜在的な販売数量と生産キャパから実質的な販売数量を算出するところを作ってるんですけど ・・・ どれほど長い一息なんだよ ・・・ 念のために言っとくと ・・・ 生産工程の律速になるプレスは8種類の全ての製造品目に共通だから、優先順位を決めて割付しないといけないからね。

          主任さんが窮地に陥る話

          Books : 恋する統計学[推測統計学入門]

          【課長】あれ、主任さんが昼休み本を読んでるなんて珍しいね 【主任】先週、ジュンク堂で購入しました どんな本を買ったの? 先々週、品質部の部長に、統計が全くわかってないと小馬鹿にされたので、腹立ち紛れにリサーチしたところ、どうやら統計学が最強の学問だと言う話なので、先週、統計学の本をジュンク堂で購入してまいりました 統計学は最強の ・・・ って本は10年ぐらい前に流行ったんじゃなかったっけ? すでに統計学は最強ではないと? まぁ、すごく仕事に役に立つことは昔から変わ

          Books : 恋する統計学[推測統計学入門]

          主任さんが課長さんに年賀状を出す話

          【主任】課長 明けましておめでとうございます。 【課長】あ〜主任さん おめでとう。今年もよろしくね。 今年はいい年になるといいですねぇ。 毎年、年始にはそんなこと言ってるけど、どんどん悪くなってる気がするよねぇ ところで、私の年賀状は届きましたでしょうか? どうだったかな〜 たしか届いてたと思うよ。 じゃあ 年賀状に書いてあった問題は解けましたか? な、なにが〜? 年賀状にとても気の利いたクイズを書いたんですけど ・・・ なんで、正月からそんなややこしい年賀

          主任さんが課長さんに年賀状を出す話

          Books : 申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。

          【主任】HK事業部のオフィスに高そうなスーツを着た人達が、颯爽と入っていきましたよ。 【課長】あそこの事業部またコンサル使ってんだ。 よくコンサルを使う事業部長さんなんですか? 常にいくつかのプロジェクトを走らせてるんじゃないかな〜 コンサルをそれだけ効果的に使ってる事業部長は珍しいですよね。 別に有効に使ってるというわけじゃないかな・・・ 戦略論とか好きなんですか? 戦略を熱く語ってるのは聞いたことがないなぁ 困難な戦略を実現できる実務型とか? 成功・失敗

          Books : 申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。

          主任さんがSWOT分析される話

          【課長】主任さん夕べは大活躍だったみたいだね。 【主任】どの件のことでしょうか? そんなに活躍することないと思うんだけど・・・経理の女子との合コンの件だよ。 あ〜その件ですね。定期的に経理部の女子とは合コンをしています。経理部と経営戦略企画室との中の悪さから、『ロミオとジュリエットの会』と呼ばれています。 ネーミングセンスには言及しないけど、『定期的な合コン』って言う時点で個別の付き合いに進展してない事が窺われるね。 おっしゃる通りですよ。ちょくちょく合コンに参加し

          主任さんがSWOT分析される話

          Books : 圏論の道案内

          【主任】課長さん、課長さん・・・ 【課長】・・・ん、何? ものすごく苦しそうな顔して本を読んでましたが、どうしたんですか? 本の内容が全くわからないんだよ。 ・・・そんなのよくあることじゃないですか〜 何か、うれしそうだね。 全然そんなことないですけど・・・なんの本読んでるんですか? 「ケンロン」に関する本だよ。 ・・・犬の話ですかぁ〜 んなわけないだろっ 本の内容が理解できてないのに、どうして犬の話ではないと断言できるのですか? うるさいな〜、なんでう

          Books : 圏論の道案内

          主任さんが端境を漂う話

          【主任】それは、それとして、あれはどうしてあんな感じになっちゃったんでしょうねぇ・・・ 【課長】何言ってるのか、何一つわからないよ。 先々週の技術本部であったアイデア検討会の話に決まってるじゃないですかぁ そんな前の話を考えてるって、わかるわけないだろ! エスパーじゃないんだからっ! ・・・エスパーってなんか懐かしい感じですね、昭和の匂いがします。 今風には何ていうんだよ? 難しいところですが、メンタリストと言っても差し支えないのではないでしょうか。 似ず非なる

          主任さんが端境を漂う話

          Books : アナロジー思考

          【主任】前に課長から紹介してもらった地頭力の本を書いた人がアナロジーに関する本を出していました。 【課長】その本、凄くいいから読むといいよ。 そんなにいい本なら貸してくださいよ。 買ってないんだもん。 何でいい本なのに買わないんですか? あまりにも共感できる本って買う意味ないでしょ。 理屈としてはそうですけど・・・それはそうとして、どんな本なんですか? アナロジーの使い方やその効用について詳しく書いてあるよ。 そりゃそうでしょうねぇ・・・アナロジー思考っていう

          Books : アナロジー思考

          Books : シンプルを極める

          【主任】・・・これはいらないな・・・これもいらない・・・これも3年使ってないし・・・この件ももう時効だな・・・この資料が必要になったら課長にもらえばいいんだし・・・ 【課長】絶対、あげないからね。 あれっ? 聞こえてました? 聞こえるもなにも、部署中の人間が注目してるよ。さっきお茶室に行ったら、主任さんが会社を辞めるんじゃないかって、女子社員が嬉しそうに噂話をしてたよ。 嬉しそうにってところに課長の創作を感じます。 ・・・で、なんで書類から何からゴミ箱に放り込んでん

          Books : シンプルを極める

          課長さんが初志を貫徹する話

          【主任】・・・久しぶりのひどい宴会でした。 【課長】そうだねぇ・・・昭和型の宴会は疲れるよねぇ 昭和生まれのくせに何言ってんですか? 平成の時間を一番長く生きてるんだから、俺は平成の男なんだよ。 昭和のおじさんっぽい屁理屈です。居酒屋で酔っ払いが喚いている謎理論です。 まぁいいや、でも、あんな宴会はもう最後にしたいなぁ・・・ そうですか・・・昨日の宴会で少し会費を取りすぎたらしく幹事の中では積み立てようかという話も出てたのですが・・・ あほかっ!分配しろよ!

          課長さんが初志を貫徹する話

          Books : 良い戦略、悪い戦略

          【課長】主任さん、赤い本、目の前において、何、ぼ〜っとしてるの? 【主任】“次のでかいことを待”っているのです。 ・・・っていうことは、読み始めて30ページぐらいのところで影響されちゃったわけね。 正直、スティーブにたいする見方ががらっと変わりました。やりっぱなしのクリエイチビチ〜の人だと思っていたのに、ちゃんとした経営者だったんですねぇ。 多分、スティーブ・ジョブズは、主任さんにそう呼ばれることを良しとしないとは思うけど・・・でも、この本はアップルに関する記述のとこ

          Books : 良い戦略、悪い戦略