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令和5年「税」                  トレンドと心理学

今年の一字「税」を深読み

「税」の漢字の成り立ちは、
上部に「禾(のぎ)」と書かれ、下部に「免(めん)」が組み合わさっています。禾は稲の畝(うね)を表し、免は面を指します。これによって、税の漢字は、稲の収穫や土地に関連するものを表しています。税は元々、農産物や土地にかかる貢納を指していたことがその成り立ちに反映されています。
はい、そのままですね。

なんで納める?

いや別にいらなくね?
皆理由知っているでしょ。
納めた税により、公共交通機関の整備、医療費、介護費、公務員等に使われ社会的責任や共同体への貢献等公共の利益になる一方、納めたものがどこに使われているか不明です。

共同体とは

共同体に所属することは、個人の価値観や意思決定に影響を与えます。社会的規範や期待に従って行動することが、共同体内での受け入れや協力を促進します。個人の意思決定は自己利益を追求する傾向があります。しかし、共同体の利益との調和を図ることが求められる場面では、個人の報酬感覚が社会的な期待や責任感に対応するように調整されることがあります。


利他的利益(Altruistic Utility)

利他的利益は、他者の利益や福祉に対する配慮や関心を指します。これは社会的な動機づけや共同体への貢献といった要素も含まれます。
利他的利益が強い個人は、自分だけでなく他者の幸福や社会全体の利益を重視し、行動することがあります。

  • 社会的つながりと幸福感

  • 利他行動は他者とのポジティブな社会的な関係を築くのに寄与します。 他者への助けや支援は、個人の幸福感や満足度につながることが心理学的な研究で示されています。

  • ウェルビーイングは心身の健康をさしており、企業の従業員のウェルビーイング向上は生産性の向上に繋がることが明らかになっている。さらにウェルビーイング実施指導者にも幸福度の変化がみられている。(行動変容を促すことによるウェルビーイング向上効果より)

  • 社会的規範と共感

  • 利他行動は社会的な規範や共感の表れとなります。他者のニーズや感情に共感し、それに応じて行動することは、社会的なつながりを深め、個人の調和を促進します。

  • 自己効力感の向上

  • 利他行動は他者に対して有益な影響を与えることで、個人の自己効力感や自己価値感を向上させる要因となります。他者に寄与することで、自分の存在や行動の意味を感じることができます。

  • 遺伝的利益

  • 親が子孫を助けることで、遺伝子が存続しやすくなるという遺伝的な利益が進化的に考えられます。これは親が自分の子孫を助けることで、自らの遺伝子が次代に伝えられやすくなるという利己的な視点からも説明できます。

  • 群れの利益

  • 利他的行動は群れ全体の利益に寄与し、集団が協力して生き残るために有益であるとされています。共同作業や協力により、生存率が向上し、進化的に成功する可能性が高まるとされます。


総じて、心理学的には利他行動は社会的つながりや心理的な幸福感に寄与し、進化心理学的には遺伝的利益や群れの利益をもたらす可能性があるとされています。進化的には、利他的な行動が個体や集団の生存と繁栄に寄与するという視点が重要です。

つまり、一人ではできないことも共同体の中で生活するとできることがあるのですね。
利己の保身に走る不透明なパーティは淘汰されていくのですね。


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