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やりたい事が山ほどあるツァイガルニク効果

ツァイガルニク効果

あれもやりたい、これもしたい、あれはやり途中なんて、やりたいことが中途半端になっていることはないでしょうか。
成功したことよりも、失敗していたり達成していないことはないでしょうか。
こうした記憶に残っている中途半端なことをツァイガルニク効果と言います。

未完了のタスクが人の記憶や認知プロセスに与える影響を指す心理学の用語です。この効果は、ソビエトの心理学者であるブラウン・ツァイガルニクにちなんで名付けられました。

ツァイガルニクは、未完了のタスクが人々の注意を引きつけ、思考を占有する傾向があることを発見しました。この効果は、人々が未完了のタスクを忘れにくく、それが彼らの意識や記憶に留まることを意味します。一度開始されたタスクは、完了するまで人々の心に残り続け、それが心理的なストレスや煩わしさを引き起こすことがあります。

ツァイガルニク効果のメリット

注意を引き付ける力
未完了のタスクは、人々の注意を引き付けやすくします。これは、広告やマーケティング活動において特に有用です。未完了の状態を利用することで、人々の興味を引きつけ、製品やサービスに関心を持たせることができます。

「シェイクうどんは、最後に自分でシェイクするというひと手間を加えるという行為が自分で作る楽しみを作り出すことで興味をもたらせてくれる。」

行動を促進する
未完了のタスクは、人々に行動を起こさせる可能性が高いです。未完了の状態を解消するために、人々は行動を起こす傾向があります。これは、商品やサービスの購買行動を促進する上で重要な要素となります。

「売り切れの品が気になって買うまで記憶に残る。」

記憶に残りやすい
未完了のタスクは、人々の記憶に残りやすいです。これは、情報の保持や覚えやすさに関連しています。未完了の状態が持続する限り、そのタスクは人々の記憶に留まり、思い出されやすくなります。

「遂行中の仕事の間に急用の仕事が舞い込んでしまった場合、遂行中の仕事が気になり、急用の仕事をさっさと終わらせたくなる」

目標達成の促進
未完了のタスクは、人々に目標を設定し、それを達成しようとする動機付けを与えることができます。未完了の状態を解消することで、達成感や満足感を得ることができるため、人々は目標に向かって努力する傾向があります。
モチベーション向上

ツァガイルニク効果のデメリット

ストレスと焦燥感:
未完了のタスクが心に残ると、その解消を求めることがストレスや焦燥感を引き起こす場合があります。特に、多くの未完了のタスクが積み重なると、これらの感情がさらに強まる可能性があります。

集中力の散漫化
未完了のタスクが常に心に残っていると、そのタスクに対する集中力が散漫化することがあります。これは、他のタスクや活動に対する注意を分散させ、生産性や効率性を低下させる可能性があります。

決定の妨げとプロクラスティネーション
未完了のタスクが心に残ると、他のタスクへの取り組みを妨げ、行動の先延ばしを引き起こすことがあります。これにより、重要な決定や行動を遅延させるリスクが生じる場合があります。

情報過多と混乱
未完了のタスクが増えると、情報の過多や混乱が生じる可能性があります。人々は、どのタスクに優先順位をつけ、どれから取り組むべきかを判断する必要がありますが、未完了のタスクが増えるとその判断が難しくなります。


効果的な時間管理やストレス管理のために、未完了のタスクを管理する方法を見つけることが重要です。


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