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「エレベーターピッチ」〜言葉のちから

昨日は朝からミーティングをしていました。
その中で、チャレンジとしてそのメンバーで初めてトライしたのが

「エレベーターピッチ」 

でした。
まずは皆で同じ文面を読み、
そこから感じたことや自分の理解を30秒で相手に伝えます。
とても印象に残ったので、書き留めておきたくなりました。

エレベーターピッチとは

エレベーターピッチとは、エレベーターに乗っているくらいの短い時間で自分自身や自社のビジネスなどについてプレゼンする手法のことで、アメリカのシリコンバレーが発祥とされます。 15~30秒という短時間で行うプレゼンは、営業活動だけでなく、自己アピールなどにも活用できるスキルです。

エレベーターピッチは究極の雑談

大会社のエレベーター前、一社員が
普段はお目見えすら叶わない社長に偶然出会う。
どうやらと同じエレベーターに乗り合わせることができそうだ。
こんな千載一遇のチャンスはそうそうない。
目的階に着くまでの時間に、自分を印象付けたい、もしくは
新企画のプレゼンをする大チャンス。そこで将来が変わるかもしれない。
さぁ、あなたはこのチャンスをどれだけ活かすことができるでしょうか?
そんな絵が浮かぶだけでドキドキしますね。
さらに、そのスタートは突然やってくる。
言葉選びの感覚を最大に研ぎ澄ませて、限られた短時間でその言葉を紡ぐ。何という緊張感! !
本来ならば簡単な会話で終わっているだろう時間が、
プチプレゼンレベルの話にもなり得るとなると、
これは雑談の持つ可能性の、ある究極の形にも思えてきます。

250字の言葉の鮮度

練られたのではなく、その場で感じたり思ったことを
自分なりに瞬発力を持って絞り出した言葉は、やはり新鮮で。
言い終わった後に、あの言葉の方が良かったとか、
これで十分に伝えられたかと、改善点ばかりが目についてしまうのですが。
でも。その不完全で未熟な言葉たちがどこかとても愛しく思えてきたりします。
きっとそれは、250字を精一杯絞り出したから、かもしれません。
例えるとすると、全力で試合を終え、結果はどうあれやり切ってスッキリしている気持ち、に似ているかもしれません。
同時に、回を重ねていけばどんどん上手くなっていきそうな感覚もあります。もう、ここまでくるとスポーツに近いかも。笑
そんな、一瞬に込めた精一杯の思いが詰まった、その時の「言葉の鮮度」を私は大切にしたいと思うのです。

言葉が私たちを作っているとしたら

言霊(ことだま)とよく言いますが、日々口にする言葉が私たちを作っているとしたら。口から出てくる言葉が明るく前向きであればあるほど、私たちの日々も、周りとの関係性も、きっと明るくなりますね。
一緒にいる心地よさや信頼関係は、
たわいのない、そしてちょっと笑顔になれるような「言葉」が「雑談」となり、回数と時間をかけて、少しずつ少しずつ積み重ねることによって築かれていくのでしょう。大切なのは
どんな言葉をどう伝えているか。」です。

日頃の「雑談」もエレベーターピッチのように、
 精一杯の今の気持ちを、丁寧に、
 相手に伝わる言葉を選んで乗せていきたい。

そんな気持ちに辿り着いた時間となりました。

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