ありがとう、東洋大学

こんにちは、らんです。
今日は、先日行われた箱根駅伝について話していきたいと思います。

前評判を大きく覆す結果となった今回の箱根駅伝
駒澤大学の二年連続三冠を阻止したのは青山学院大学でした。

そんな中、前評判を大きく覆したのは東洋大学も同じだったと思います。
レース前はシード権すら危ういのではないか?という見方も多く、僕も今年は一番厳しい戦いになるだろうと思っていました。

僕が箱根駅伝を見始めたのはちょうど柏原さんが一年生の年で、険しい顔をしながら山を上っていく柏原さんの姿に魅了されたのでした。
そこから毎年のように東洋大学を応援するようになりました。

僕にとって東洋大学のシード権は当たり前で、常に優勝を狙える位置を走っているのが東洋でした。
でも、それは今年で一旦終わるかもしれないと本気で覚悟していました。
出雲、全日本の結果を見ても分かる通り、本当に今年は苦しいシーズンだったと思います。

本来エースの石田選手は怪我で走れず、松山選手も本調子とは程遠い。九嶋選手や熊崎選手もチームの流れを持ってくるような走りはできていなかったと思います。

それでも箱根駅伝に合わせる酒井監督の手腕とそれに応える選手の走り。
僕は近年で一番感動させるチームになれたと思います!

恐らく、今年の前評判の悪さは選手一人一人にも届いていて、選手も悔しい思いをたくさんしたと思います。それを跳ね返す力、結果で黙らせる姿勢、僕はまだまだ東洋をみくびっていました。

1区の九嶋選手は、区間15位でした。タイムは1時間2分8秒。
僕は、区間順位以上の走りだったと思います。

1区は区間順位以上に先頭との差が大事だと思います。レース展開的に、駒澤の篠原選手がもっと抜けていてもおかしくなかった。
区間新ペースでレースを進めて、九嶋選手は後方の集団で走る。冷静な判断と後半の粘り。
今までの東洋は田口選手や服部弾馬選手、西山選手など1区にスピードと安定感のある選手が置けましたが、今年はそうではなかったと思います。
出雲、全日本でも色んな選手を使いながら試す、酒井監督の先を見据えた采配が功を奏したと思います。
九嶋選手の1秒を削り出す走りが間違いなくこの結果を呼んだと思います!
九嶋選手、お疲れ様でした!ナイスラン!

2区の梅崎選手、ちょっと不安でした。
正直、松山選手が走ると思ってましたし、松山選手の方が力は上だと思ってました。
しかし、結果を見たら文句なんて言えない。
梅崎選手が強いことは知ってましたし、中心選手であることも分かっていました。
それでも箱根駅伝の2区は特別で、僕は不安でした。
結果は、区間6位の好走。
酒井監督の言う通り、本当に強かった!
やっぱりファンの僕らよりよっぽど近くで選手を見ていて、観察しているのだと実感しました。
梅崎選手の快走で今年の東洋は行ける!って思いましたね。
梅崎選手の走りを見ると来年はどこの区間でも起用できそうですし、エースと呼ばれても不思議じゃない。
ありがとうございました、興奮しました。

3区は小林選手、こちらも区間6位の好走。やはり、箱根経験者は違いましたね。
落ち着いたレース運び、完全に試合巧者でした。
僕は、小林選手は過小評価だと思います。もっと評価されていい。3区はつなぎの区間と言われてますが、2区の流れを止めてしまったら厳しいと思うんです。その流れを小林選手は止めるどころか、利用して走ってくれたと思います。
順位も2つ上げて、素晴らしい走りでした!
来年また3区を走るのか、別の区間で走るのか楽しみですね!
そこまでも間違いなくいい走りをしてくれると思います!
小林選手、お疲れ様でした!あなたは過小評価です。今シーズンは出雲、全日本も小林選手の力が必要です。

4区は松山選手。
さすがでした。圧巻というか、当然というか。
2区にエントリーされなかった時は、状態が悪いのかなと不安でしたが、不安を感じさせない走りでした!
やはり、エースでしたね。ハーフ60分台の力は本物だ。
設楽兄弟や勇馬選手のような貫禄がないのは、性格が出てますね。笑
マイペースで大人しい性格らしいですが、レースになればエースの走り。天才肌だ。
國學院大より前で走って、離す。このレース運びは本当に松山選手が強い証拠。
もどかしい4年間だったかもしれませんが、松山選手は胸を張って卒業してほしい。
ありがとうございました、もっと上を目指してこれからも競技を続けて下さい。ずっと応援しています。

5区は緒方選手。追われる展開の山を2年生が走るのは大変だった思います。カーブが多くて見えない敵と走る辛さ、僕は陸上をやったことがないので分かりませんが、心を折るような辛さがあったと思います。でも、負けなかった。緒方選手は全日本の1区でもいい走りをしていましたし、期待していました。平地でも見たかったですが、山希望だったので少しびっくりしました。
インタビューを見る限り、本人は満足していないと思いますが、順位変動が激しい山であの走りは素晴らしいです!
この結果に満足していないのは緒方選手がより高みを目指している証拠ですし、もっとできる自信があるからだと思います。
僕も、全く同じ意見です。緒方選手は強い、間違いなく東洋を引っ張る存在です。
次の箱根は区間賞取ってください!

酒井監督
素晴らしい采配。ぴったりハマっていたと思います。
選手に向き合う姿勢や個人に合う区間を見極める力は監督の中でも一流だと思います。
頭が下がります。
僕の予想ですが、総合3位という目標を強く意識させたのは酒井監督だと思います。
東洋は強くなくてはならない、そのプレッシャーは想像を絶するものがあると思います。
でも、そのプレッシャーは間違いなく酒井監督自身が作り上げたものです。胸を張って下さい。
酒井監督と選手の信頼関係が垣間見える大会でした。
感動のレースをありがとうございました!
ファンとして、また優勝を一緒に喜べる日を楽しみにしています。


今回は往路の話をしました。
次は復路の話をしたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
そして、東洋大学の皆さんお疲れ様でした。僕はこれからも鉄紺のファンです。

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