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しだれ桜に酔いしれる|【六義園】

春の足音が近づくと、桜の開花が気になるところ。

毎年どの桜の名所を訪れようか悩むのが、楽しみの1つになっている方も多いことでしょう。

今回は東京都文京区駒込にある「しだれ桜」が有名な「六義園(りくぎえん)」での夜桜鑑賞についてお伝えします。

六義園では四季折々の風情が楽しめますが、特に春は夜桜が咲き誇り、訪れる人々を圧倒します。

私は2019年3月に訪れましたが、その年を最後にコロナの影響で行われなかった「夜間特別鑑賞」が2024年から再開となったので、ぜひ訪れてみてください。



国の特別名勝【六義園】

国の特別名勝に指定されている六義園は、かつて小石川後楽園とともに江戸の二大庭園に数えられていた回遊式庭園です。

徳川幕府5代将軍・徳川綱吉の時代に大老となった柳沢吉保が、1695年から7年の歳月をかけて築園しました。

現在は周囲を赤レンガで囲われていますが、これは明治時代に岩崎弥太郎が所有した際に作ったものだそう。

庭園の真ん中には大きな池が配置され、その周囲を散策すれば様々な景色が楽しめます。

春は桜、秋には紅葉で彩られる六義園は、国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットです。

JR山手線、東京メトロ南北線の駒込駅からは徒歩5分とアクセスも抜群。

夜桜を楽しむ前にまずはぐるっと歩いてみるのがオススメです。


庭園夜景を目の前に抹茶を楽しむ【吹上茶屋】

庭園内にはいくつか休憩スポットがありますが、特にオススメなのが「吹上茶屋」です。

ライトアップされた庭園と、目の前に広がる大きな池を眺めながら美味しい抹茶と生菓子がいただけます。

桜、庭園、そして抹茶と和菓子。

まさに日本ならではの最強お花見セットと言えるでしょう。


幻想的な雰囲気を味わえる【滝見茶屋】

「滝見茶屋」はその名の通り滝が見られる休憩所です。

幻想的にライトアップされた夜景が、吹上茶屋とは違った魅力を放ちます。

滝の音に耳を澄ませながら、ゆっくりとした時間を堪能してみてください。


六義園のメインシンボル【しだれ桜】

【2019年3月撮影】

六義園のしだれ桜は高さ約15m、幅約20mあり、庭園内のシンボル的存在です。

地方にはより大きなしだれ桜がありますが、六義園のしだれ桜は素晴らしい庭園があるからこそ際立つ存在となるのでしょう。

だからこそ、多くの方がこの地を訪れ、ライトアップされたしだれ桜に酔いしれるのです。

【2019年3月撮影】

大人気スポットのためしだれ桜の周辺は人だらけ。

ですが、少し離れた位置から撮影するのが良いので、暗さも手伝って人がいてもあまり気にならないかもしれません。


日常を忘れ、心豊かなひとときを


六義園の庭園と夜桜は都会の中心にありながら、まるで別世界に迷い込んだような神秘的な美しさです。

春の夜に桜の花びらが舞い散り、ライトアップされた風景が訪れる人々を魅了します。

ぜひ日常を忘れ、心豊かなひとときを過ごしに六義園へ足を運んでみてください。

夜の庭園としだれ桜の美しさに、きっと感動することでしょう。

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