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忘れられないプレゼント

忘れられないクリスマスプレゼントの1つに分厚い英語辞書があります。
小学校高学年の頃、包をあけて超絶困惑&激怒しました。別に欲しいモノなんてなかったけど、英語を習ってたわけでもなく、何の興味や関心も持てないモノをプレゼントする母は、私のことを何にもわかってくれてない!!!って、腹立たしさと哀しさの嵐で大泣き。

なぜ母がプレゼントしてくれたのか?当時の私は母の気持ちへ思いを馳せるには幼くて、母は私のことなんてどうでもいいと思ってるに違いない!!!の結論に至りました。

亡くなってしまった今、母の真意を知ることはできません。
が、もしかすると元英語教師だった母にとって英語はとても大切な言語で、私が中学へ進学して学び始めた時、困らないよう親心で贈ってくれたのかもしれません。あるいは世界中の人と交流を楽しめる大人に育って欲しいとか、自信をもって世界で活躍する女性になって欲しいとか。

読書と手芸が好きで口数が少なかった母が何を考え、どんな思いで生きていたのか?子供の私には、全然わかりませんでした。話かけても「ふーん」って興味なさそうな一言で返されると悲しくなり、それ以上の会話をあきらめ、大人しい子で育つ以外に選択肢を見出せなかったから。

当時の私が欲しかったのはモノじゃなく、愛情をベースにした安心感や温もりの下に育まれる肯定感でした。モノに感情を紐づけた時に、贈ってくれた人や作ってくれた人のあたたかさを感じられる要素を欲していました。

今でもクリスマスだからお歳暮の時期だから何か贈らなきゃ…っていう義務感や体裁を保つためのプレゼントには喜びを感じられず、悲しくなります。とはいえ、付き合い初めの彼氏彼女とか、知り合って間もない友達の誕生日とか関係性が浅い間柄だと、悩みどころでもありますよね。

「くまのプーさんの編みぐるみ」は私が贈ったプレゼントで忘れられないモノの1つ。学生時代に初めて付き合った彼に手作り縛りのクリスマスプレゼント交換を提案され、どうしたらいいかわからなすぎて、「プーさん好きっていってたから」という理由で編んで、贈った自分のセンスが今となっては笑えます。よりによって年頃の男子になぜ編みぐるみを…正解がわからなくて頓珍漢なことをしてしまうのは、母親譲りだったのでしょう。

母も母で、私や周りとの関係性に悩んでいたんじゃないかと思うんです。じゃないと病気で入退院を繰り返す生涯にはならなかったのではないかと。


悩みが尽きない人間関係に光を見出す糸口をくれたのが出口光さんの本。

クリスマスに大切な人へプレゼントしたい1冊として紹介させて下さい。

https://mekiki.sukumane.biz/sukumane/shop/detail/12


古来から日本人に組み込まれている4つの魂の特質があり、どの魂の窓が大きいかは人によって違い、同じものを見ていても、それぞれの捉え方が面白いほど違うのをわかりやすく表現してくれてます。
その日、その時に開いたページから必要なメッセージを受け取れる内容になっています。今日の一文はこちら。

わからないあなた
勇(荒魂)は、「あなたには分からなくていい」と言い
親(和魂)は、「自分の言いたいことが分からない」と言い
愛(幸魂)は、「あなたは分かってくれない」と言い
智(奇魂)は、「あなたの言うことが分からない」と言う

嫌いになるとき
勇(荒魂)は、相手を「なんて情けないの」と思い
親(和魂)は、相手を「どうして迷惑をかけるの」と思い
愛(幸魂)は、相手を「なんて冷たいの」と思い
智(奇魂)は、相手を「なんて馬鹿なの」と思って、嫌いになる

ここまで読んでくれたあなたにも、メッセージがプレゼントのように届いていれば幸いです。最後までお読み頂きありがとうございました。
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