父が癌と診断された

10月終わり頃
父に黄疸が出たため、病院にいったところ検査入院が必要と言われ入院しました。
初期診断では閉塞性黄疸と診断され、恐らく胆管結石だろうということで少し安心をしていました。

後日、胆管の検査を行っていただきました。
胆管と十二指腸付近に腫瘍ができているとの事でしたが、まずは黄疸の処置が必要との事で、横腹から
チューブを入れドレナージを行っています。

ここまでの内容は入院している父とLINEでやり取りをして聞いていました。

11月の初め頃
先生から今後の方針について話しがあると呼び出しがありました。
頭の片隅には、もしかしたらガンと言われるかもしれないとは思っているものの、うちの親だからないでしょうと楽観的になっていました。
コロナの関係で面会が厳しいためか面会室にて父と母と私で先生とお話しをしました。
先生からは「非常に申し上げにくいのですが胆管癌です」と言い渡されました。ステージはⅢ〜Ⅳで切除が難しい箇所のため今後は抗がん剤等の緩和処置になりますと説明がありました。
「今後のためにも早く抗がん剤治療を進めたいと思いますがよろしいでしょうか?」と聞かれ、私たち家族は「よろしくお願いします」と伝え明日から始めましょうとなりました。

淡々と話しを聞いただけではあまり実感がありませんでしたが、先生が席を外し父・母・私だけになった時、3人そろって涙が止まりませんでした。
父が一番ショックだったと思いますが、かける言葉がすぐに見つかりませんでした。
今まで当たり前のようにいる父がまさか、、、
父が診断後私達に伝えた事は「申し訳ないな」の一言でした。今までも良く使っているフレーズではありましたが、言葉の重みが違いました。
この時面会の人数制限もあり妹は参加できませんでした。父が「妹に顔見せれてないから写真を撮って見せてあげてくれ」と言われたので、私が父単品の写真を撮りました。確かにあの太っていた父の面影は無く、悲しげな顔になっていたのが忘れられません。

病院を後にし、母と妹と私でこの結果を踏まえ話し合いをしましたがこの時も大号泣でした。
とりあえず、2週間ほど経過観察し進行状況が落ち着いていれば自宅に帰れるとの事でしたので、
その日に向けて自分の気持ちを抑えたいと思います。
悲しすぎて辛いですが、父をサポートできるよう頑張りたいと思いました。

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