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ふと気になる「いただく」と「くださる」を深堀りました

年賀状の文書を考えていてふと考えました。
「お家に遊びに来ていただき、楽しい時間を過ごせました。」
「お家に遊びに来てくださり、楽しい時間をすごせました。」

どちらがしっくりくるのだろう。

「いただく」は、どちらかと言えば自分が相手に頼んだ場合に使われ、
「くださる」は、自分が相手に頼んだことでなくとも、
相手の意思で何かをしてくれるような場合に
使われることが多いのではないかと感じます。

小学館辞書編集室

こちらから引用しました。

「してもらう」の意味の「~していただく」
「してくれる」の意味の「~くださる」。

「してもらうこと」と「してくれる」は表裏のことば。
自分が「してもらうこと」も
相手が「してくれる」も
結局は同じ行為です。

なので、どちらが正解!というのはないです^^
なので、どちらを使っても間違いではないです。

でもしっくりこない場合もあります。
そんな時には、その文章の背景から考えます。
「お家に遊びに来ていただき、楽しい時間を過ごせました。」は
(私が遊びに来てと言っていて、それで遊びに来てもらって…)
という「私が頼んだ」という背景のときに使うとしっくりきます。

反対に
「お家に遊びに来てくださり、楽しい時間をすごせました。」
(私は遊びに来てとは言ってないけど、あなたが来たいといってくれて楽しい時間を過ごせました!)
という背景です。
頼んでないのに遊びに来るの!?なんて思うかもしれませんが…
こんな状況だったらあるものではないでしょうか?

「赤ちゃん育児が大変で、つらくって泣きそうだった。
 それを察して、おいしいお菓子をもって遊びにきてくれてほんとにありがとう」
という感じです。
こんな状況で「…くれて」を使うとしっくりきますね。

まとめると

  • 「いただく」「くださる」どちらをつかっても間違いではない

  • 「私が頼んだ」背景の場合は「いただく」。「私は頼んでないけどあなたの好意」の背景のは「くださる」がしっくりくる。

「いただく」「くださる」
こういった言葉の違いに配慮できる人になりたいです。






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