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皐月賞(GⅠ) 展望

『まずは何よりみんな無事に競馬を終えること。それが一番。そのうえでお客さんに喜んでいただける競馬をお見せできるようにみんなで頑張る』by 川田将雅

1番人気想定
7枠14番 シンエンペラー(坂井瑠星)

まだまだ子供っぽくフワフワした走りの割には操縦性が高く、これまで全4戦が異なるジョッキー(とはいえ全て一流ジョッキー)のテン乗りかつ、東京・京都・中山と異なるコースで結果を残しているのはさすが世界の良血馬といったところか?
軸馬には最適だとは思うが、勝ち切るにはあとワンパンチ欲しい。
本番までにあとどれだけパフォーマンスを上げられるか?
世界のYAHAGIの手腕が試されるところ。
最終追い切り後の矢作調教師のコメント『普通の馬なら非常にいい動きなんですが、あの馬に求めているものを考えると…。』と、少し含みがあるのが気になる。
スタートが早くないので14番枠というのも微妙。

2番人気想定
4枠8番 ジャンタルマンタル(川田将雅)
1800mの新馬戦でデビュー後、デイリー杯2歳Sと朝日杯FSのマイルを2戦連勝し、再度1800mの共同通信杯で2着。
同じPalace Malice産駒のシンザン記念勝ち馬ノーブルロジャーも2戦連続マイルを使っていることからも、やはり適鞍は2000m未満ではなかろうか?
気性的にも1800mがギリギリの印象があるため、鞍上との兼ね合いも加味してNHKマイルCに回るのでは?と思っていたが皐月賞へエントリー。
本命はNHKマイルCか?!
今のところ軽視の予定。

3番人気想定
1枠2番 メイショウタバル(浜中俊)
毎日杯の勝ち方が衝撃的。
さすがに最後は脚が鈍ったが、1:46.0(上がり 34.4)の好タイムで逃げ切り勝ち。
しかも重馬場で出したタイムなのだから驚き。
(ちなみに同じ日の9Rに行われた同条件の君子蘭賞のタイムは1:48.3と2秒以上も遅い。)
なお、過去に毎日杯を1:46.5以下で勝った馬は、シャフリヤール(2021年)・ブラストワンピース(2018年)・アルアイン(2017年)・キズナ(2013年)・ディープスカイ(2008年)の5頭しかおらず、その後全てGⅠ馬となっている。
本番はマークもキツくなるため簡単ではないと思うが、馬場が渋ったりすればチャンスはありそう。
毎日杯から中2週とキツいローテではあるが、中途半端なレースだけはしないで欲しい。
枠は内枠後入れの絶好2枠に決定。

4番人気想定
5枠10番 レガレイラ(北村宏司)
今年の3歳牡馬は、粒揃いではあるもののレベルはあまり高くないのではないか?と予測している。
朝日杯FS組はその後目立った活躍ができておらず、勝ち馬のジャンタルマンタル以外は全消し。
いっぽうホープフルS組は、その後も約半数が勝ち上がりまたは重賞で好走しており、うち5頭が皐月賞へエントリー。
こちらが本線で間違いなさそう。
弥生賞でも差のない2着と好走したシンエンペラーを完封したこの馬を、牝馬とはいえやはり大本命と言わざるを得ないのだが、現状で鞍上が未定なのが最大の不安要素。
※4/14(木)騎手は北村宏司に決定。

5番人気想定
7枠13番 ジャスティンミラノ(戸崎圭太)

今や一番の出世レースと言っていい共同通信杯では、スタート直後に一瞬持っていかれそうになるも、ほどなく番手に落ち着き、朝日杯FSの勝ち馬ジャンタルマンタルを加速ラップで完封。
上がりタイムも2戦連続で33.5以内と決め手も十分。
2戦連続で遠征して東京コースを経験させているのは、あくまでも目標はダービーという名伯楽率いる友道厩舎の戦略か?

6番人気想定
8枠17番 ビザンチンドリーム(B.ムルザバエフ)

きさらぎ賞を勝つには勝ったが、出遅れたうえに折り合いを欠き、4コーナーでは大外10頭分くらいをブン回し、上がりタイム33.7でハナ差勝ちという笑ってしまうほど大味な競馬。
ゲートに課題があり、馬込みも経験していないので、内枠に入ってしまうとピンパー感が半端ないが、素材は間違いなく一級品。

9番人気想定
5枠9番 アーバンシック(横山武史)

2000mの持ち時計1位。(百日草特別)
個人的に父・スワーヴリチャードに一番似てると感じる。
おそらくダービー向きだが、潜在能力はかなりのもの。
武井調教師曰く、精神面の成長が顕著とのことなので、ポジションが取れればワンチャンないか?!

11番人気想定
3枠5番 ミスタージーティー(藤岡佑介)

神様、どうか彼に力を与えてください。


どうか全人馬が悔いのないレースができますように。
そして、どうか全人馬が無事にゴール板を通過して大事な人のもとへ帰れますように。

サポート? いやいやいやいやいやいやいやいやいやいや…