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「好きな仕事をしたい」と悩む、全ての人へ

これは、かれこれ5年ほど前。「好きな仕事をしたい、仕事楽しいっていつか言いたい」と思いながら「そんな未来、訪れるのだろうか・・」と悩んでいたときに体験したエピソードです。

同じように悩んでいる誰かへ、届くと嬉しいです☺︎


悩み、もがいていた転職活動期

5年前だろうか。転職活動をしていたとき、面接官に言われた一言が今でも忘れられない。

当時のわたしは、「世間体が良い」という理由のみで、新卒入社した会社を1年半で退職。「次こそは絶対、自分の心がyes!といえる会社に入社する」と思いながら、第2新卒枠で転職活動をしていた。

とはいえ、人生で一度も仕事を「楽しい」と思えたことはない。イキイキ楽しく働いている人に出会ったこともなく、目指してはいるものの、実際にイメージはあまりできていないような時期。

本当にそんな会社があるのだろうか?
自分は本当にそんな働き方ができるの?

頭の中では、疑心暗鬼だった。

そして、

夢中になって生きたい
イキイキして毎日働きたい
子供の頃のキラキラした気持ちで、大人になってからも過ごしたい

そんな風に思ってしまう自分は、まだ中2病を抜け出せていないのだろうか。子供っぽいのだろうか。おかしいのかな。

とも、心の中でいつも感じていた。


衝撃の一言を放った、ある面接官との出会い

そんなときだ。ある面接官と出会ったのは。

SNS界隈で有名な敏腕エージェントから紹介された会社。正直、業務内容など全く興味がなかったがその会社でキャリアを積めば将来安泰だよ、みたいな流れで面接を受けた気がする。

面接官は50代くらいの男性だった。いつも通りの面接が進んでいく中で「どんな風に働きたい?」と訊かれたので、わたしはこう答えた。

「昔からスポーツに熱中していて、当時がとても楽しかったので、スポーツのように仕事も夢中になって働けるようになりたいです。」

新卒での就職活動は、いわゆる"良い子ちゃん"でいた、わたし。絶対受かるだろ。という模範解答なみの用意をしていって、受けが良い回答ばかりしていた大学生だった頃の自分からすると、面接官に伝えた言葉は、本心で。

それを、まだ25歳くらいで大の大人に面と向かって伝えるのは正直とっても勇気がいったのだけれど「もう、自分に嘘をつきたくない」という気持ちで恐る恐る伝えてみたのだ。

面接官からかえってきたのは衝撃的な一言だった。

「スポーツと仕事を一緒にするな。仕事がそんな風になる訳ないだろ」

未来に淡い期待を抱いていたが、一気にそれが全てぶち壊されて、目の前が真っ暗になった。


雨の日の帰り道

そっかぁ。ないんだ。無理なんだ。出来ないんだ。そんな風に働ける人なんて、ごく僅かだよね。自分には、きっと無理か。「楽しく働く」「仕事を好きでいたい」なんて、夢物語だよね。もう、スポーツのときみたいな"夢中で生きたい"なんて、思うの辞めた方がいいのかな。大人ってそうじゃないんだよね。もう目指すの、辞めた方がいいんだよね、きっと。

そう思ったら、なんだか泣けてきて。面接を終えて、会社から最寄りの駅までの帰り道。その日は雨なのに傘を忘れちゃって。雨に濡れながら、とぼとぼと歩いた。面接官からの一言が頭の中で何度も鳴り響く。だんだんと心がぐしゃぐしゃになってきて、泣きながら姉に電話をかけたんだっけ。もうどうしたらいいか、わからなくなった。

家までどうやって帰ったかはあまり記憶にないけれど、あの日の雨がとっても冷たかったことだけは、今でもよく覚えている。

当時は、「そんな未来、自分に訪れるのかな?」って信じきれていなかったから、面接官から言われた一言のダメージが大きすぎたのだと思う。もろに食らった感じだ。なんでこの人そんなこと言うんだろう?と思いつつ「わたしより社会で何十年も生きている人が言うんだから、もしかしたら本当なのかもしれない」と、その言葉を鵜呑みにしかけている自分もいた。


あれから、5年

そして、時が経ちあれから5年。いまになって思うのは、まじでそんなことない。つまり"仕事だってスポーツと同じように夢中になってできる" ということ。実際、いまのわたしは仕事を楽しいと思うし、得意なことを生かしながら人の役に立てるのは嬉しいし、何より仕事が好きだ。

「絵本屋をひらく」という夢に向かって、ゆっくりだが歩み出してもいる。これは"仕事"とは考えていないが、金銭が発生するという意味では仕事だ。仕事というより「自己実現」こっちはもっと純粋に、昔のスポーツみたいに楽しい。

ここまでくるまで、正直いろんなことがあった。ごりごりのベンチャー企業へ転職。そこから意を決してフリーランスへ転身。サービス立ち上げとか色んなことやって、やっとフリーランスPRという自分の得意で好きな領域に辿り着いた。面接官の一言に心がくじけて一度諦めそうになったり、時間もかかったけれど。

「仕事楽しい、好きって言いたい。言える大人になりたい」「大人になってからも、夢中になって生きたい」という夢を、どうしても諦めきれなかった。絶対に諦めたくなくて、いっぱいもがいて自分が歩みたい"未来"を作るために努力した。ただ、それだけだ。「諦めが悪い」性格に産んでくれた両親に、今ではとても感謝している(笑)

でも、この「諦めない」って凄く重要な気がする。自分が"望む未来"を諦めない。

「仕事楽しみたい!」って思っちゃっているなら、周りなんて気にすんな。というか大人になったら働いている時間が大半なんだから、その時間を楽しみたいと思うのはむしろ健全だ。おかしくなんかない。

そう思う本心を素直に認めて、今の自分ができることから少しずつチャレンジしていけばいい。周りに「そんなの夢物語だ」なんて言われることもあるかもしれないけど、無視していい。

「諦めなければ、夢は叶う」なんて軽はずみに言うつもりはない。諦めずに人の何百倍も努力したのに、夢が叶わなかったこともこれまで沢山経験してきたから。

だけど、自分の人生に本気で向き合って、本心の望みを叶えてあげようと必死でもがいている人に、神様は絶対に悪いようにはしない。そんな気がしている。


あとがき

あー!ずっと書きたかったエピソードを書けて個人的にスッキリ!

本当は、若者の夢を壊してくるようなことを言ってきた当時の面接官に「まじでざけんな」とブチギレていますが(笑)noteでは抑え気味に書いてみました(笑)

そして今の私は「夢中に生きたい」という夢?望みがあるので、その自分の欲を満たしてあげるためにも「絵本屋open」という夢に向かって楽しみながら歩んでいます。きっとあの面接官にこのことを話したら「何ふざけたことを言ってるんだ、頭を冷やせ」と言われるのでしょう(笑)

もう、そんな言葉にへこたれません。

どんな生き方があってもいいし、どんな言葉を信じてもいいけど。わたしは「こんな風に生きたい!」という想いがあるから。

それに向かって、また諦めずに前を向いて歩んでいこうと思います☺︎


絶対、絶対、諦めてなんかやらないんだから!





おーしまいっ






<自己紹介>
フリーランスPR。noteでは、心の中の想いや「絵本屋を開く」という夢を叶えるまでの記録を綴ってます。あと、20代の頃のキャリア迷子・自分探しをしていた私が"自分らしく"生きられるようになるまでの過程も。

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