人は簡単に壊れるし、
簡単に壊すことができる。

ナイフなんて使わなくても
簡単に人を殺すことができる。

そんな時代に生まれた自分は
不幸者だろうか。

手放せと言われたら
絶対に無理だと言い切れる自信がある。
それくらい依存もしてる。

つい最近。
人が目に見えて壊れていった。

感情なんてものがなければ
苦しくもなんともないはずなのに。

それでも感情は誰にでもある。
だから苦しくなるし、
壊れていく。

壊れた人になんて声をかければいい？
大丈夫だよ。
そんな言葉が通じるだろうか。

だってその人が壊れた原因は
言葉。そのものなのだから。

ナイフで刺された人間に
ナイフをさらに突き刺すのと一緒だよね。

そう考えると
言葉は最大の暴力なのかもしれない。

どうして人は言葉で人を殺せるようになったのか

どうかその人には
現実なんかにしばられず
耐え抜いて欲しい。
生きて欲しい。

いつまでも待ち続けるからー