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愛と希望の死体と

1.四畳半の 僕の部屋で
   愛と希望の 死体がいた
   僕のそばに いつもいたはずの
   愛と希望が 死んでいた

   誰が殺した 問おうとしても
   お前のせいだ それだけだろと
   冷たく事実を 死体は告げる
   僕の愛と希望は 僕の生き方
   それが殺した

   弔わなきゃと 心思えど
   僕は死体を 片せない汚い
   汚いものには 触れられない
   薄汚れた 潔癖すぎな僕には

2.四畳半で 僕は今日も
   愛と希望の 死体と寝る
   どうせ僕に できることなんて
   命浪費し 生きるだけ

   どこで間違い こうなったのか
   自問をしても 無駄なことだと
   隣りの腐った 死体は嗤う
   他人(ひと)の愛と希望を 窓を通して
   見つめ羨む

   羨むことを 止められなくて
   愛と希望が 呪いへと
   他人(ひと)が抱(いだ)いてる 愛と希望
   それも僕を 痛めつけてく呪いに

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