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起業しま婦す!62(63)歳主の挑戦日記54

成育不良の経験

昨年12月初旬ここみちのくは気温がグッと下がりマイナスの気温が数日続いた。
1週間程すると明らかにレタスやベビーリーフの成長が遅くなった。設備会社に問い合わせしたところ、成育を早くする方法は気温を少し上げる事とLEDの照射時間を長くすること。先ずはエアコンの温度設定を上げてみた。1週間様子を見たが成育不良のまま。更に温度を上げたところ益々成育が悪くなった。温度を戻して照射時間を長くしたが効果無し。年末にフードパントリーに納めたレタスは小さくて申し訳ない物になってしまった。 このままでは納品できない状態に陥ってしまう。影響はハーブに顕著に出た。イタリアンパセリ・チャービル・ディルは成育不良の株を値引きしたり、数週間出荷をお休みさせてもらった。開業1年目だからネとレストランシェフは優しくフォローしてくれたが、それに甘えてはいけない。悔しくて恥ずかしい。 
お世話になっている種苗会社の担当者に連絡して状況を説明した。なんと!温度は20℃以下にするようにとのアドバイス。(設備会社から設定は20℃〜25℃と聞いていたが)私がしていたのは全く逆の設定だった。温度設定を下げたところ2日で明らかにリーフの成育が力強くなった。この2ケ月近く播種の量を増やして対応したハーブ達がグングン茂ってきた。納品と成育のタイミングがめちゃくちゃになったが、成育不良と言う事態は改善された。もう同じような間違いをくりかえしてはいけない。 
原因を考えると急激に下がった外気温にエアコンが反応して室温を上げた事と思われる。要望通りに納品できない事態はレストランさんの優しさで乗り越えたが、事業者としては失格だ。この経験は私に深く刻まれた。

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