擬人町の不思議な日常

第二話 酒は飲んでも飲まれるな...!

その日の朝、強烈な頭痛で3人とも目を覚ます事になった
これが起こったのは数時間前に遡る...。
あの後みんなで鍋を囲んで、お酒を飲んでまでは覚えている
だがそこから俺は一瓶で酔い潰れ
熊田さんは二瓶、山猫さんは三瓶と飲んでいたのだ。
べろんべろんになってみんなが寝静まったのが午前3時過ぎの事だった
現在朝七時、もう一度言おう。最悪の目覚めである
さて、頭痛を消すために水を飲んだ三人
重い体を起こして、其々帰路に着く
あの晩話してわかったのは、熊田さんは工事現場の親方をやってると言う事だ。
本当は朝早くから起きた方が良いのだが完全に寝過ごした為、かなり慌てていた
そして俺はまだこの街に来て、何も職に着けていない
故に、のっそりとしている山猫さんに聞くと
「それだったら、アタシがこの街案内してあげるよ。
今日は暇だし、青山さんにも早く職についてもらって家賃納めて貰いたしね」
そう述べると胸に拳を当ててフフンとドヤ顔と思える表情になる
なんだが、山猫さんは大家さんってより姐さんって言葉がしっくり来そうな人だと改めて思った

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